ベルリーナ(BERLINA)といってもベルリン女性のことではありません(笑)、イタリアではなぜか4ドアセダンのことをベルリーナと呼びます。ただし最近はこの呼び方はあまりされなくなってるかもしれません、でも1960年代まではこの呼び方が普通だったと思います。ベルリーナというとメーカーを問わず弁当箱スタイルの四角い箱車なのがイメージですね。
ちなみにクーペはベルリネッタ(BERLINETTA・ベルリン娘)ですが、やはりスタイリッシュなのでおばさん扱いではなくお嬢さん扱いになるのでしょう。二人乗りオープンのロードスターは機敏性からなのでしょうかスパイダー(SPIDER・蜘蛛)ですが、イタリア貴族は爬虫類や毒のある虫などがお好きのようで、アバルトのサソリ、アルファロメオの蛇だけでなく紋章には“きもい動物”が良く見られます。管理人はアルファもアバルトもスパイダーも好きですが、蜘蛛、蛇、蠍はどーも苦手です(笑)。
ヒストリックカー・イベントに行くと、人々の眼はどうしてもスタイリッシュなクーペ、スパイダー、レース暦のあるコンペティション・マシンに奪われますが、地味だけど使い勝手が良く、性能だってスポーツカーに負けないちょっと旧いイタリアのベルリーナを愛して、使う人のコミュニティです。
アルファロメオ
ジュリエッタ、ジュリア、1900、2000、2600、1750、2000、アルフェッタ、アルファスッド、ヌォーヴァ・ジュリエッタ、6、75
ランチァ
アッピア、アウレリア、フルビア、フラビア、フラミニア、ベータ、ガンマ、テーマ、プリズマ、トレビ、デドラ、リブラ
フィアット
500、600、850、1100、1300、1400、1500、1800、2100
124、125、126、127、128、130、131
アバルト
アセットコルサ、ベルリーナコルサ、OT1000
アウトビアンキ
ビアンキーナ、プリムラ、A112
上記で見落としてる車種があれば是非管理人までお知らせください。イタリアンじゃないですが、ルノー(ゴルディーニ)とかシムカ(アバルト)等のフレンチ“ベルリーヌ”なんかも大歓迎です。