Real Madrid C.F

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詳細 2016年7月7日 10:10更新: レアル・マドリード

ＦＩＦＡが選考した、「20世紀最高のクラブチーム」の歴史は、55年から始まった欧州チャンピオンズ・カップでの偉業で幕を開けスペイン王室から「レアル」の冠を戴き、純白のユニホームを身にまとい、どんな時代にもピッチの上で威風堂々とした姿を見せつける誇り高き「白い巨人」。
レアルは100年以上のクラブの歴史において一度も下部リーグに降格したことがなく、とてつもない歴史を持ち常にワールドクラスの選手がいる、まさに世界中のフットボーラーにとっても憧れのクラブである。

ホームスタジアムはサンティアゴ・ベルナベウ。
1902年に創設。
愛称は、チームカラーの白をとってエル・ブランコ（El Blanco）やメレンゲと呼ばれる。
またここ数年は、在籍している選手の豪華さからギャラクティコ(銀河系軍団)とも呼ばれていた。

リーガ優勝回数：29回
カップ優勝回数：17回
チャンピオンズリーグ（CC時代から）優勝回数：9回
uefa杯：2回
を誇る世界一有名なビッグクラブ。
UEFAチャンピオンズリーグの優勝回数は大会創設期の5連覇を含む9回と最多を誇り、FIFAにより20世紀の最強クラブに認められFCバルセロナ、アトレティコ・マドリーの両クラブとは永遠のライバルであり、FCバルセロナとの対戦はエル・クラシコと呼ばれ、100年近く因縁の対決を続けてる。アトレティコ・マドリーとの対戦はマドリーダービーと呼ばれ、この2試合は非常に白熱している。またレアルは「王の」・「王立の」という意味である。

クラブの歴史は

1 サンティアゴ・ベルナベウ時代
2 ラモン・メンドーサ時代
3 ロレンソ・サンス時代
4 フロレンティーノ・ペレス時代
5 フェルナンド・マルティン・アルバレス時代
6 ラモン・カルデロン時代

に分けられる。

サンティアゴ・ベルナベウ

収容人数80,000人のビッグスタジアム。
人気クラブだけあって、常にどんな試合でも観客席は9割近く埋まるという。
スタジアムに足を踏み入れると、その芝の美しさもさることながら、重厚かつ荘厳な雰囲気に圧倒されるだろう。「ベルナベウには魔物がいる」と言われているが、それもあながち単なる噂ではないのかもしれない。
試合中はゴール裏に陣取る過激サポーター“ウルトラ・スール”の声が常にこだましているが、時に常軌を逸する行為は他のマドリーファンから煙たがられるほど。

マドリーとバルサ

スペインは各地域の結束力がとても強固で、アイデンティティが強い。またそれらの対抗意識もかなり強いもので、国内サッカーの試合のそれは、同じ国の中にありながら、さながらナショナルチーム同士のような国VS国の対抗意識のようでもある。バルセロナがあるカタルーニャ州や北部のバスク州などでは今でも独立運動が行われていて、テロ活動などもしばしば起きる。
サッカーの試合は、言わば「代理戦争」のようなものであるとも言えよう。そういった民族問題とサッカーとの関係を歴史的背景なども踏まえスペインの歴史の反映という事象が最も顕著に現れるのが、「ＦＣバルセロナVSレアル・マドリード」の伝統の一戦「クラシコ」である。
この「クラシコ」というものは、ただ伝統の一戦という簡単な一言で片付けられる単純なものではないと言える。バルセロナとマドリードとの間にある根の深い問題は、激しい迫害と抑圧にあったバルセロナの歴史の中からよくわかるが、「バルサVSレアル」の試合になると、それがさらに明確にわかる。
なぜならそれはかつてのフランコ将軍によるカタルーニャ弾圧の歴史の中で、カタルーニャ人たちが唯一抵抗でき、そして自分たちの存在や感性を示すことができた場所が、サッカーであり、特にこの「クラシコ」であったということに起因する。
この試合は異なった民族同士の真剣勝負であり、カスティーリャとカタルーニャのアイデンティティの戦いでもある。サッカーは、かつて押さえつけられてきた歴史のはけ口とも言える存在であり、今現在もそうなのである。そしてカタルーニャの人々にとってＦＣバルセロナの存在はまさに民族の象徴と言えるのだ。これらからわかるように、カタルーニャ人は、カタルーニャはカタルーニャであって、スペインではないと思っている、ということだ。

フットボールの歴史を大きく塗り変えた５０年代からのレアル・マドリードは真のメガビッククラブである。