【西武101系の紹介】
昭和44年の秩父線開業時に製造が開始された車両である。
吾野以西が急勾配の連続であったために、抑速つきの発電制動
車両となった。主電動機は当時狭軌車両最大の150kW、加減速と
高速性能を両立させASカー(All-round Service)とも呼ばれた。
さて、このように当時としてはスペック的に申し分なく、また
旧型車の一掃を図って7年間で278両と所沢工場の能力では異例の
ハイペースで生産された。また2000系を挟んだ後の昭和54年からは
改良型101系(通称101N系)も製造され、一時は両者あわせて378両と
西武鉄道最大の勢力を誇ったが、老朽化ならびに機器流用の為に
廃車が進行中である。
2004年12月19日をもって、低運転台の101系が本線上から撤退した
のが記憶に新しいが、多摩湖線と多摩川線ではまだまだ現役。
また101N系も廃車が出ており今後の注目となるかも?
101系は激減したとはいえ、地方私鉄ではまだまだ現役車両で、
本線上でも101系の足回りは4000系、10000系で活躍している。
そんな、西武101系が好きな方はお気軽にどうぞ。