「環境問題」それはいわば自分達のこぼして来た悪い垢がくっつきあったもの。垢は少しずつこびりついていき、やがては剥がすことすらできない大きなものになっていた。
人間が生きていく上では息をしてCo2を排出する、食べ物を食べてゴミを出す、場合によっては争う、そして汗をかいて垢を落とす。これは仕方ない。
いつから人間はあまりに増えすぎたんだろう?でも確かに増えて次第に垢も多くなっていった。自然は僕らが増えすぎたことに何も恨んじゃいないのに。
だけどこのまま何もせず数だけ増えると痛い応報を受けることになるかも。幸い、恨まれる前に僕らはあることに気づけた。自分達のしてきたことに対する尻拭いを・・・まだ間に合うということを・・・。それを「環境問題」というカタチで可視的なものにして留めた。
「環境問題」はマクロな視点からミクロな視点まで様々なものがあると思う。僕らが今見なきゃいけないのはミクロな視点から。マクロは偉い学者にでも任せておけばいい。
でもある程度はマクロのほうも知っておかなきゃ枯れ続ける木や花を救えない。なぜなら人は興味と貢献度を実感できなければ持続できない動物だから・・・。幸い、「興味」は櫻井さん達が「ap bank fesの種」として与えてくれる。あとはその種を皆で育ててどれだけ今の自分達の行動が貢献できているかを実感できればいい。
櫻井さん達が僕ら自身に蒔いてくれた種はあまりにか弱く、そして目に見えないぐらい小さい。1つ1つだけでは花を咲かすことなんてできやしない。しかもこの種さえ開花させれないぐらいなら世界中の不毛な大地は更に僕らが生きる副産物で埋め尽くされ花が咲かなくなってしまうだろう。
できるなら今を、未来を変えていける花を咲かせたい。今がそのラストチャンスだと思う。地球のこと、環境問題のこと、一緒に勉強していきましょう。
○ap bank fes'09開催決定!
※ap bankについて… 2001年、アーティストによる自然エネルギー促進プロジェクト「Artists' Power」のメンバーを集めて、環境問題に関する勉強会を行いました。何回か勉強会を行っているうちに、今、世の中で使われているエネルギーを自然エネルギーに代替することは決して無理な事ではなく、そして、みんなが地球のこと、自分たちの身の回りの社会のことを考えるようになれば、もっと暮らしやすい、居心地のいい未来が開けてくるという意識が高まってゆきました。そして、どう使われるかが把握できない自分たちの預金を、自分たちの望む使いみちにのみ運用している「市民のためのバンク」の存在を知ったことが、大きなきっかけとなり、自分たちのバンクをつくろう、という話が持ち上がったのです。
そして2003年、小林武史、櫻井和寿(Mr. Children)の2名に、「Artists’ Power」の発起人でもある坂本龍一氏を加えた3名が自己責任のもとで拠出したお金をもとにして、「可能性ある新しい未来をつくろうとしている環境プロジェクトに融資を行う」という目的で設立されたのがap bankです。ap bankは、普通のバンクではありません。自然エネルギー、省エネルギーなど環境に関するさまざまなプロジェクトに融資をする非営利組織です。
ap bankは、大きな事業体ではなく、ふつうに生活する人にできる、「小さな事業」を対象にした融資を中心に考えています。自然エネルギーは「地域分散型エネルギー」と呼ばれるように、「地域ごとに生まれる」性質があります。環境を改善していくのにも、各地の特性に合ったいろいろなアイデアがあると思うのです。各地の人々の行う小さな試みを支援することで、「自分たちの力で社会を変えていける」と思う人が増えて、新しい未来が生まれていくことを私たちは期待しています。
(引用文、ap bankのHPより)
ap bank (Bank Band)HP…http://