ダウンサイジング化が進む昨今。
でも集中処理としては、今まで携わってきたこともあり
NECのACOS−4が大好きです。
ACOS−4を愛する方、ユーザ様どなたでも結構です。
色々語ったり、Q&Aなどで盛り上げたいと思います。
よろしくお願いします。
ACOS−4変遷
ACOS−4は、昭和50年10月(西暦1975年 10月)にACOS−4 R3.1として誕生。
その後、各種機能強化、諸元拡大、オープンサーバとの連携・共存など、時代のニーズに対応したACOS−4/VXへと発展しました。
ACOS−4オペレーティングシステム
現在の最新OSは、VX R6.1 (平成21年 7月 3日リリース)です。
●ACOS−4 R3.1〜R11.1
・昭和50年10月にACOS−4として世の中に登場
・COBOLをターゲットとした高級言語指向の命令セット
・セグメンテーションによる2次元アドレスの採用
・全面的な仮想記憶の採用
●ACOS−4/MVP R1.1〜R4.2
・昭和54年7月にMVP R1.1をリリース
・本格的マルチディメンジョンシステム(DB/DC、TSS、バッチ)
・ページ化セグメンテーションによるメモリの効率使用
・主記憶はKBから本格的なMBへ
●ACOS−4/AVP R1.1〜R4.2
・昭和59年9月にAVP R1.1をリリース
・使いやすさの追求(RIQS、画面型TSS)
・統合OAの提供(アラジン)
●ACOS−4/MVP XE R1.0〜R6.1
・昭和60年7月にMVP XE R1.0をリリース
・大規模/高信頼性/高性能を追求したオペレーティングシステム
・高信頼性システム:ホットスタンバイリリース
・統合運用管理システム:TOM−XEリリース
・疎結合多重システム:MDSF、JES−XEリリース
・マルチベンダ対応:OSI製品
●ACOS−4/AVP XR R1.1〜R3.1
・昭和63年12月にAVP XR R1.1をリリース
・大型機並みの性能、機能をコンパクトにまとめた企業の中枢を担う
中型機用オペレーティングシステム
・DISA準拠の標準ソフトウェア製品の充実
・ACOS−2との親和性拡大
●ACOS−4/XVP R1.1〜R4.1
・平成3年4月にXVP R1.1をリリース
・「MVP XE」と「AVP XR」を発展的に統合
・OS基盤部を3レベルに分割し、システム規模に応じたシステム構築が可能
・「ACOS−4/XVP」の7つのコンセプト
高性能、高信頼性、大規模化、高運用性、高生産性、
マルチベンダと国際標準、リレーショナルデータベース
●ACOS−4/XVP PX R1.1〜R4.1
・平成6年10月にXVP PX R1.1をリリース
・新ハードウェアテクノロジーによる高コストパフォーマンス
CMOSによる高並列TCMP(「NOAH」チップ)
次世代磁気ディスク(アレイ/FBA)
・メインフレームアーキテクチャの変革
クラスタ制御技術(フォールトトレラント/高スケーラビリティ)
パラレル処理技術(OLTP、バッチ、DBの全処理次元)
・オープンシステム連携
端末/ネットワーク/サーバマシンとの連携において、従来の接続性のレベルから
一歩進んだ業務レベルの連携を実現
→中型機領域から超大型機領域までスケーラブルに拡張
(高並列TCMP&クラスタ構成)
●ACOS−4/NPX R1.1〜R3.1
・平成10年4月にNPX R1.1をリリース
・NECが新たに開発したCMOS型演算プロセッサ「NOAH(ノア)−4」を採用
同プロセッサを32個搭載したモデルで世界最高速を実現
・Webコンピューティングへの対応
分散オブジェクト技術への対応
業界標準のセキュリティ機能採用
・オープンシステム連携
ジョブ連携、運用連携、電子帳票連携、データベース配信
・スケーラブルHA基盤
業務分散型クラスタ
・ストレージ基盤
データ連携、データレプリケーション
●ACOS−4/i−PX R1.1〜R5.1
・平成12年11月にi−PX R1.1をリリース
・インターネットビジネス基盤(ACOS-4/iPackage)をリリース
i-PX7600のiPackageオプションラック上または、i-PX7800に接続したオープンサーバ上にインターネット対応の製品群を搭載可能とし、ACOS既存業務のインターネットからのダイレクト利用を実現
・システム諸元拡大
64ビットアドレッシング対応(SPIV)
・センタプリンタレスシステム
ネットワークプリンタ
・リアルタイムオープン連携
データアクセス/サーバ
・バックアップソリューション
統合バックアップ
●ACOS−4/VX R1.1〜
・平成16年12月にVX R1.1をリリース
・最先端の64ビットアーキテクチャ インテル(R)Itanium(R)2プロセッサを採用したi-PX9000対応OS
・NECが新たに開発したACOSアーキテクチャの仮想化技術『ACOSプラットフォームテクノロジ』によりACOS独自の技術を継承
現行ACOSシリーズの上位互換(バイナリ互換)
従来同様のスケーラビリティ
ACOSシリーズの堅牢なRAS機能(プロセッサリリーフ、命令リトライなど)
最先端の高速周辺装置と従来周辺装置のサポート
・『高信頼性実行基盤』『アプリケーション実行・開発基盤』』『高運用性基盤』での強化
・高性能なiStorage上にCKDディスクをソフトウェアで実現する仮想CKD機能の提供
・カートリッジ磁気テープ内のデータをAES方式で暗号化、複合化する機能の提供