あたたかな視線で、日常の謎をあざやかに描き出すミステリー作家、光原百合さん。ミステリー以外の作品もすばらしいかたです。
光原百合(みつはらゆり):
作家、尾道大学芸術文化学部講師。1964年、広島生まれ。大阪大学文学部卒、同大学院博士課程修了(イギリス文学専攻)。
詩集、童話、絵本執筆のかたわら、1998年、『時計を忘れて森へいこう』でミステリー作家としてデビュー。2002年、「十八の夏」で日本推理作家協会賞短編部門賞を受賞。北村薫の「円紫師匠と私」シリーズ、加納朋子の流れに連なる「日常の謎」を描く作家として注目される。
最新作は『銀の犬』(角川春樹事務所)。