ドイツはかつて、世界で最も社会保障制度が進んだ国の一つでした。国内総生産のほぼ3分の1が、公的年金、健康保険、失業保険、介護保険などのサービスに回されています。
しかし、社会保障費用が高いことから、人件費が高くなりすぎたため、企業が雇用を拡大することができなくなり、失業率が高くなりました。高齢化と少子化の影響もあり、公的保険制度は、いずれも多額の赤字を抱えています。
このため、ドイツでは今建国以来最も大規模な、社会保障改革が行われています。
社会保障改革の現状と行方について、現地から報告するコミュニティです。
管理人は、元NHK記者で、1990年からドイツに住んで取材、執筆を続けています。
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熊谷 徹