1945年ビルマ、ラング−ン生まれ。
「ビルマ独立の父」アウンサン将軍の娘。
60年母キン・チ−のインド大使着任に伴いインドへ。
高校卒業後一時ニュ−デリ−のレディ・シュリ・ラム・カレッジに在籍した後、イギリスへ渡りオックスフォ−ド大学に進む。
大学卒業後69年から71年までニュ−ヨ−クの国連本部で働く。72年ヒマラヤ文化研究家で、大学時代の知己、マイケル・アリスと結婚する。
結婚後はブ−タン、ネパ−ルにも滞在。73年に長男アレクサンダ−、77年次男キムが誕生。85年から86年にかけては京都大学東南アジア研究所の客員研究員として日本に滞在。
88年3月母の看病のため、民主化運動の燃え盛るビルマへ帰国。 7月20日国営新聞は前日におこなわれた政府主催のアウンサン将軍追悼式に参加したアウンサンスーチーの写真を大きく掲載した。
「建国の父」の娘として伝説的ですらあった彼女がビルマに戻っていることを知った民衆は、民主化運動への合流をアウンサンスーチーに要請、 8月26日シュエダゴンパゴタで約50万人の民衆を前に初めて政治的な演説を行う。
9月27日、「国民民主連盟」(National League for Democracy)を結成。90年5月総選挙でNLDは80%を越える議席を獲得したが、軍事政権はこの結果を無視し、現在も国会を開催していない。
91年にノ−ベル平和賞を受賞。しかし1989年から国家防御法により自宅軟禁を受けていたため授賞式に出席できなかった。一時の中断を経て、現在も移動や外部との接触禁止など実質的軟禁状態が続く、激しい弾圧の下におかれている。
【京都精華大学創立30周年記念事業 「自由へのメッセージ」より抜粋。】
まさか無いとは思わなかったです。