20世紀末、巨大都市新宿の地下。そこには路上生活者たちによる独立国家とも云えるコミューンが存在していた。
数百軒もの段ボールハウスが西口の地下道にひしめき、林立していた。その段ボールハウスには一軒一軒絵画が描かれていたのだ。摩訶不思議な、そして国家そのものをあざ笑うかのような反逆的な色彩を鮮烈に放っていた。
絵画はアーティストたちによって描かれていた。その絵画制作集団のリーダーは「武盾一郎」。武盾一郎はこの段ボールハウス絵画制作中に逮捕され22日間の拘留を強いられる。その後も制作活動は続けられるが、1998年の大火災によって地下道の王国は滅びるのである。
「新宿区ダンボール絵画研究会」は、この記録・記憶の散逸を防止するとともに、歴史的・現代的意義を問い直すため結成されました。
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