30年の歳月を経て、遂に完結した獅子の門。
彦六と重明、最後の決着がここに。
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「結局、どのような勝負も、最後は才能の比べあいだよ」
「しかし、才能を比べあうことができるのは、努力しぬいた人間だけなのだ」
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夢枕獏作/板垣恵介画の青春格闘小説、獅子の門。
加倉文平、竹智完、芥菊千代、志村礼二、室戸武志。
羽柴彦六に関わりを持つ5人の若き獅子と、
羽柴を狙う黒き空手家、久我重明。
肉体を駆使して闘うことでしか己を語れぬ、漢たちの孤高の旋律。
ぞくぞくするな。
やっと比べられる。
人間力のようなもの。
生き方。
哀しみの量。
我慢の量。
どちらの我慢が多かったのか。
おれたちが比べているのは
そういうものだ。
やっと。
やっと。
こういう場所まできた。
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第1巻:群狼編
第2巻:玄武編
第3巻:青龍編
第4巻:朱雀編
第5巻:白虎編
第6巻:雲竜編
第7巻:人狼編
完結編:鬼神編