先日、旅先で一人のおばさんに出会いました。
おばさんは、なんちゃら婦人会とやらで、憲法第九条改正反対を訴えサインを集めていました。
僕はサインを断りました。
それは、戦争を受容するような憲法の出現を望んでいるからではありません。ただ、現在の憲法をそのまま保持するのではダメだと思ったからです。
現行の憲法では、解釈の拡大によって、そして小渕内閣以降、様々な法律の成立によって自衛隊を遠いイラクまで出動させることが可能となっているのです。あいまいな憲法を死守したからといって、そのおばさんが求めるような平和は訪れないでしょう。
おばさんにもそう話しました。
戦争放棄を確かなものとするためには、憲法を「改正」しなくてはならないと。ただ、平和憲法死守を訴えるのではなく、新しい、もっとすばらしい改憲案を作成して世論に訴え、政府と戦っていかねばならないと。
おばさんは、わずかな間でも僕の説明に納得してくれたようです。そこでおばさんは言いました。
「あなたのような若い人たちがそうした運動を起こしていってよ。」、と。
確かに、ということでコミュニティーを立ち上げて見ました。上場し、波に乗っているミクシィでならば、いろいろな意見が得られるのではないかと。
「改悪か保持か」という単純な二極論による思考停止を避け、くだらない闘争を繰り広げるバラエティー報道番組の意見を鵜呑みにしないよう、いろいろな人と平和憲法について考えられればと思います。
憲法改悪でもなく、死守でもない、新しい憲法の作成に向けて。
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