TOP画像は“タン・ロンVSゴート”
【ストーリー】
イタリア・ローマの中華レストラン「上海」は、地元のギャング(地上げ屋)に毎日の様に執拗な嫌がらせを受け、客も恐がって殆ど来なくなり閑古鳥の鳴く状態が続いていた。亡父の後を継いだ女店主のチェン(ノラ・ミャオ)は、故郷・香港の弁護士に相談すると、急病で来られなくなった弁護士の代わりに従兄のタン・ロン(ブルース・リー)がやって来る。
田舎から出てきたばかりで、異国の地で言語・習慣の違いに戸惑うタン・ロンは、初めのうちはチェンにもジミー(ユニコーン・チャン)やトニー(トニー・リュウ)らレストランの従業員達にもバカにされるが、ある夜ギャングの送り込んだチンピラを鮮やかな中国拳法で伸してからは尊敬されるようになり、タン・ロンの飾らない性格にチェンは淡い気持ちを抱くようになる。
タン・ロンが加わった事でチェンと従業員達はギャングに立ち向かう決意を固めるが、叔父で調理担当のワンだけは頑なに反対。そのうちレストランの包囲、タン・ロンの暗殺計画、チェンの誘拐等、ギャングの手口はエスカレートしていくが、タン・ロンの機転によりことごとく失敗。ギャングのボスは最終手段として屈強な空手家・ゴート(チャック・ノリス)を送り込み、ギャングの罠によってコロッセオに誘い込まれたタン・ロンは、ゴートと一対一の勝負をする事になる。
【共演者の活躍】
☆チャック・ノリス(ゴート)
香港映画では初めてローマ・ロケを敢行、ラストのコロッセオにおけるチャック・ノリスとの死闘(実際はスタジオのセットで行われたが)はブルース・リー作品でもベストに挙げられる。以降、この作品の出演で国際的にも名が広まったチャック・ノリスは「地獄のヒーロー」(1984)を始めとするアクション映画に多数出演。一躍アメリカの人気アクションスターに成長した。
☆ウォン・イン・シック(日本人空手家)
日本人空手家として登場するウォン・イン・シックの物凄いイントネーションの日本語(「おまぃわぁ〜タンロンか?(お前はタンロンか?)」など)は、ブルース・リー・ファンの話のタネにされる事が多い。ウォンは後にジャッキー・チェンの『ヤング・マスター』『ドラゴン・ロード』に出演し、その屈強な悪役ぶりが話題になった。
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