秦基博について語るコミュです。
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「秦基博」〜Augusta関連記事からの抜粋
2005年、冬。お目当てのバンドの演奏が終わり、いったん外に出て談笑していたときにライブハウスのドアからもれてきた声。
オーガスタの若い女性スタッフは互いに顔を見合わせ「なにこれ!」と飛び込むように中に戻った。
秦基博との出会いである。まるで河川敷を散歩していて、たまたま目にした草野球のピッチャーが150kmの剛速球を投げていたようなものだ。
この二人が持ち帰ったインディーズのCDは、瞬く間にオーガスタを席巻した。
そこには聞いたこともないような声が収録されていたのだ。師走の、バタバタしている時期だったが万障繰り合わせ、社長以下メインスタッフすべてが横浜の中華街近くのライブハウスに集結した。
200人ほどのキャパであろうそのスペースに、2~3人の一般客を別にすると、いかつそうなおじさんたちがずらりと並んだ。
時間通りに一人の青年がステージに上がった。どこにでもいる容姿。
年相応の標準的な服装。人なつこそうだけど十人並みな顔。見た目も雰囲気もまったく「フツー」である。
アコースティックギターをかまえると、やおらアルペジオのイントロが始まる。自己紹介も何もなしで。
そして軽く息を吸い込むと声を発した。
瞬間。
その声に包まれた。優しい羽毛のように。そしてゆっくりと、本当に体が浮いた。時に言葉に翻弄され、
時に強く揺さぶられ、時に繊細な針のように心の深いところに突き刺さる。
唄い手と聞き手を一瞬にしてつなぐ声。
そんな体験はしたことがない。
そのLIVEではついにMCは一言も入ることはなかった。
でも、憎らしいほど自信に満ちたその唄い手と僕らは、間違いなくその音楽によってとても深いコミュニケーションを確立できたはずだ。会話や見た目のハッタリなんて必要ない。
歌がすべてを伝えている。
鋼の強靭さと硝子の繊細さを併せ持つ声。
それは強く、優しく、やがて日本中のあらゆる感情を包み込むだろう。
ゆっくりと、しかし確実に。
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