江戸俳諧

詳細 2023年10月3日 14:57更新: ここは俳諧を鑑賞し、愉しむところです。

俳諧は...って書き始めるといろいろ長くなります(笑)。そんな能書きをどうこうするより、まず江戸時代の俳諧師の作った句を読んでみてください。私達とは違った時間が流れています。

芭蕉・蕪村・一茶と言った有名な俳人だって幾つかの代表的な句以外はそう知られていないでしょう。でも、江戸の俳諧師達の句には面白いものが沢山あります。江戸の俳諧師にとって、まず作る自分が楽しいこと、周りが面白がってくれることが句づくりの重要な要素でした。

だから彼らの残してくれた句は大らかでゆったりしたものでした。自然を、人間を一歩離れて見、わずか十七文字にこの世の営みを凝縮させました。余裕をもって生命を眺めているといった趣さえあります。

こういった知的な遊戯は俳諧だけではありませんでした。漢詩、算額、浮世絵等々、江戸時代には一般庶民が参加した文化が多く生まれました。いずれも同時代の世界の他の地域に卓越しています。俳諧を通じて、江戸の庶民文化の雰囲気に浸りたいものです。

ではではよろしくお願いします。