「吾は面影糸を巣と張る蜘蛛。
―――ようこそ、この素晴らしき惨殺空間へ」
-極死・七夜-
心臓を的確に穿つナイフが飛び、その後首を捻り切る。
ナイフから逃れようとすれば首をへし折られ
首を折る手から逃れようとすればナイフが心臓を穿つ。
回避不能の技で
七夜志貴はこの技で遠野志貴を一度殺している。
その動きは特徴的であり
壁や天井をも足場とする三次元的移動
常識では有り得ない姿勢からの移動及び攻撃
いずれも人間の限界レベルの速度でなされる。
二本足の人間が蜘蛛の如き動きを獣の速度でなす様は
まさしく奇怪にして奇跡的光景であると思われる。
静と動のメリハリがあり
静止状態からの急加速
高い速度を維持したままでの急激な方向転換
などにより、相手には実際以上に速く見える。
よって並の動体視力では捉えられる事もなく
瞬時に死角へと飛び込む事を可能とする。
月姫/MeltyBlood/歌月十夜/TYPE-MOON/七夜