06/24
コニュニティが出来て2年が経ちました。
この季節が今年も巡ってきました。
トピ立てはご自由にどうぞ。
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夏がやってきました。
騒々しくて、わくわくしてしまう季節。
けれど、そんな夏の日常にどこか切ない気持ちを抱きませんか?
ふいに漂ってくる夏の匂い。
頬を撫ぜるなまぬるい風。
なかなか落ちないでいてくれる陽。
冷たい畳の感触。
涼しげだけれど、どこか寂しげに、切なげになく風鈴。
首筋を伝う汗を拭うのも億劫になるほどの蒸し暑さ。
たまたま見かけた、女子のサンダル、生脚。
夕暮れを、自転車、二人乗りで。
ふいに降ってくる夕立にうたれ、立ち上る熱気とアスファルトの匂い。
紅い陽と、黒い影。
まとめられて結わえた髪とうなじ。
夕飯の支度をする母の傍ら、アップテンポのヒット曲を奏でるラジオ。
お昼のあとすぐ、昼寝をしたまま、流れっぱなしの昼ドラ。
青空の下を、自転車でかけていく白いシャツの学生服。
不意にふく風にめくれる、膝丈の濃紺のスカート。
汗で、顔にはりつく髪。
暑くてだるくて、どうしようもなくなってしまうのだけれど、
そのだるささえも、夏らしくて、なんだか夏だなぁと、
安心してしまう。
夏って、楽しいくせに切なくて、
前に進ませるくせに寂しげだ。
そんな夏の切なさが好きだ。
そんな夏の切なさがたまらなく切ない。
そんな夏の切なさを表す音楽が好きだ。
そんな夏の切なさを表す小説が好きだ。
そんな夏の切なさを表す漫画が好きだ。
そんな夏の切なさを表したい。
音楽でいえば、スピッツ。
恋の歌が多いけれど、なんだか夏をカンジさせる切なさがちりばめられている。
シングルだと
夏の魔物や、惑星のかけら。
青い車に、涙がキラリ☆
渚もそうだし、遥かもそう。
ハネモノもどこか寂しげ。
アルバム曲だと
8823、アカネに、いろはに、インディゴ地平線。
エトランゼにサンシャイン、スピカにセンチメンタル。
ドルフィン・ラヴ、ニノウデの世界、ババロア、プール、ヘチマの花
ラズベリー、ローテク・ロマンティカ、ローランダー、空へ…
俺のすべて、俺の赤い星、夏が終わる。
稲穂、海を見に行こう、魚、今。
田舎の生活、放浪カモメはどこまでも、夜を駆ける、旅人、恋は夕暮れ…
など。
夏の哀愁を感じたいのなら、音速ラインもなかなか。
ヒグラシ、リンカラン、逢瀬川などなど。
冬のバラードのような寂しさも切なさも、夏には重くて暑苦しいだけだけれど、
夏には夏なりの、なんだか心をすり抜けて吹き抜けるような切ない曲。
漫画でいうと、ジョージ朝倉。
冬の物語も沢山書いているけれど、
夏の描写が酷く切なくて、伝う汗さえもキラキラと輝くように思えます。
そんなモノたちを愛している人たち。
そんなの知らないけど、とりあえず夏は切ないと思っちゃうよ、という人たちの集うコミュニティになればいいな。
夏の切なさなどを連想させるフレーズ、曲、絵、シーン、ドラマ、映画、CM…なんでもいいです。
共感したいです。
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涼しい、と切ない、は違うのだけれど、すごい似ている、気がする。