Willem Jacob Henri Berend (Willem) Sandberg
<1897−1984 . Netherland>
戦後のオランダで最も国際的な影響力のあったデザイナーでありオランダのグラフィックデザインを語る上で、欠かすことの出来ない存在:ウィリアム(ウィレム)・サンドベルフ(サンドバーグ)。
アメルスフォールトで産まれアッセンからアムステルダムへと移り住みイタリア、ドイツ、スイス、オーストリア等へ研究や運動への参加の後、通信業務を行うオランダの国営会社Ptt(オランダ郵電会社)と後に館長となるアムステルダム市立美術館のために、再びオランダに移ることとなる。
1932年にオランダの工芸デザイン協会VANKに参加して主要メンバーとなった後、
1938年にアムステルダム市立美術館(Stedelijk Museum)のキュレーターになり、1945年にディレクターへと就くこととなる。(同年にナチスによって逮捕されている)
1964年に退職する前に、美術館で行なわれた展覧会のポスターやカタログのジャケットなど、300点以上のデザインを手掛けた。
アムステルダムのピーター・ブラッティンガが創始した印刷会社デ・ヨング社が企画したクワドラ・プリント印刷において切手や切符など公共機関のチケットを使ったコラージュした『nu(今)』や
1950年半ばより形態と空間のタイポグラフィ実験として制作した『エクスペリメンタ・ティポグラフィカ(実験的タイポグラフィ)』が代表作品に挙げられる。
退職後はエルサレムのイスラエル・ミュージアム等に携わる。
世界の美術館が今コレクションしている手法を最初に確立した人とも言われている。
関連コミュニティ
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