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ヨセミテ&JMTコミュの旅日記2005冬

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旅に出る直前までをまとめました。

11月30日(水)にこんな日記をmixiに書いていた。

「Yosemite行こうかな・・・」
今年の2学期の終わりは22日。
天皇誕生日と土日が絡んでいつもより3日早い。
22日の夜に飛行機に乗って30日か31日に戻ってくる。
そうすればYosemiteに5日か6日の間いることができる。
基本がTent暮らしだから寒さが心配。
Rent-a-carで行くから凍結や積雪が心配。
でも行けたらいいな。
Airline ticket確認したら15万円だった。
残席10ぐらい。
こんなこと考えて現実から目をそらしています。

 まだ本気ではありませんでした。でも,いつも参考にしているホームページ「Yosemite.jp/ヨセミテ国立公園大好き!」の掲示板で以下のような質問を同じ日にしています。

まだAirline ticketも調べていないのですが、ふと今年は年末に長く休めそうなので、冬のYosemiteに行こうかなと思いつきました。予定では12月24日〜28日で4泊5日。すでに1ヶ月を切っていて無謀な思いつき企画とお怒りの方もいるかもしれませんが、教えてもらえないでしょうか?
質問
?Camp4は通年営業だったと思いますが夏同様受付開始から1時間程度でFULLになってしまうでしょうか?それともがらがらすきすきでしょうか?
?通常何度ぐらいまで冷え込むでしょうか?また天候が崩れたら何度ぐらいまで冷え込むでしょうか?
?あまりに辛かったら急遽Motelに避難したいのですが園内のLodgeやCurry Villageはだめとして、周辺のCider Lodge等のMotelも年末は基本的にNO VACANCYでしょうか?
?「安全のことを考えると冬期の旅行者はなるべく鉄道やBusの利用をおすすめしたい。」と書いてありますがRent-a-carで行こうと思っています。やはりMerced経由の140号が一番安全と考えておけばよいでしょうか?
?チェーンは必須ですがRent-a-carの場合Rent-a-car屋で借りられますか?それとも別のレンタル屋に行くのでしょうか?

12月3日(土),掲示板にtoshiさんから返答があり以下の書き込みをしています。

現在の計画、行くとしたら22日入国、29日出国予定です。航空券がUAで往復15万円ちょっと、Rent-a-carがHertzで4WDを借りて7日間で7万円ちょっと。suyamaさんのHPを見るとチェーンは必携のようなのでどこかで借りなければならないらしいです。Rent-a-car屋では貸さないようなので途中ガソリンスタンドかどこかで借りなければならないみたいです。
toshiさんありがとうございます。ただ、僕は英語を駆使して電話をする自信がないのでRent-a-carで移動ならば上記された相場を元にどこかで借りようと思います。最後の手段としてModestoのwalmartで購入することも考えています。30ドルぐらいじゃないかと聞いています。
質問?は地球の歩き方を読んだら12月の最低気温はマイナス3度とありました。これは平均だと考えるとマイナス10度にはなるかなと少し心配です。かつて初秋のSnake Riverでマイナス8度を経験しましたが、そのときは朝目が覚めたらもう寒くて眠れなかったです。でも、装備が夏仕様だったので今度は冬仕様で行けば大丈夫かとも思っています。
質問?について。初日だけTent cabinか何かを予約して2日目以降Tent暮らしにすれば、Busで入園という手もあるかなと思い始めました。Rent-a-carのコスト7万円とスリップ等の事故の可能性を考えるとこれもいいかなと。心配なのはあまりに寒くてもRent-a-carがない場合は脱出ができないこと。でも暖房なしのTent cabinを売り出すぐらいだからきっとダウンなど冬装備をしていれば大丈夫と言うことなんだろうけど・・・。
あと1週間ぐらいで決めようかと思っています。しかし、インターネットは本当に便利ですね。飛行機、Rent-a-car、宿泊施設なんでも予約できてしまいます。

12月4日(日)にまた掲示板に書き込みをしています。

toshiさん。レスありがとうございます。
>必ずしも雪上ではないかも知れませんね。
そうですね。行くなら5日間滞在する予定なのでその間に雪が降ればなあと。でも吹雪くと怖いので天気予報をこまめにチェックしつつ、もしもの時の宿を常に考えておくという感じでしょうか。
>夜の気温は0度くらいで、じっとしていると寒かったので、焚き火・ダウンジャケットなどは必須。
長袖Tシャツ、薄手のダウン、長袖フリースシャツ、厚手のダウン。これらを駆使して調節する予定です。問題は下半身です。タイツ・ジーンズ・フリースのズボン・靴下は2枚履き。
>車のヒーターが温かくて気持ちよかった…。
昔、夏のTuolumne Meadowsでも朝方冷えて車に逃げ込んだことがあります。逃げ込み先としてレンタカーが欲しいんだよなあ。
>長く寒い夜をどうすごすかが鍵ですね。
そうなんです。今年John Muir Trailの Section Hikingをしたときは疲れもあって外の荷物が凍ったときも起きなかったのですが、Valleyをぶらぶら散歩して写真を撮り歩いているだけだと夜が長いだろうなと。バーボンひっかけて眠るしかないかな。
>薪(もしくはプロパンヒーター?)などの調達が必要です。
薪買います。近くでTentはっている人がいればたき火を囲んでつたない英語で談笑したいです。
>Busで行き、Valley外でのWinter Backpackingをしたほうが、Simple lifeでいいかも(笑)。
Winter Backpackingも魅力的ですね。ただ、標高を上げるのはちょっと怖いです。今の気持ちは、Busで園内にはいることに気持ちが傾いています。まだまだ気持ちが固まりません。みなさんの経験談を教えてください。よろしくお願いします。

12月8日(木),今度はsuyamaさんの書き込みに対して以下の返答をしています。

suyamaさん、情報ありがとうございます。そうですか、確かにそうですね。普通車でもチェーンさえあればいいんですものね。じつはまだ決めかねています。航空券はあと10席。週末には決めないと・・・。

12月11日(日)にまたmixiの日記でYosemiteについて書いています。

「逃げ始めた2」
行きたいなあ。
夏しか行ったことがないYosemite。
今年は冬休み始まるのが3日も早いからチャンスなんだよなあ。
行き当たりばっ旅の海外旅行。
そろそろ決めないと・・・。

 そしてこの翌日12月12日(月)の夜,HISに電話をして航空券を予約したのでした。さらにインターネットで初日と最終日San Franciscoで泊まるCathedral Hill Hotelを予約,さらにさらにやはりインターネットでSan FranciscoからYosemiteまでの往復BusをCalifornia Parlor Car Toursに予約。基本的にはこの3つを押さえれば渉外関係の準備は終了です。
航空券とHotelはこれでOKでした。往復Busはメールで何回かやりとりをし,契約をすませてみれば往復Busではなく,Amtrakという鉄道のTicketを代わりに押さえてくれるというものでした。これなら2年前に使ったコースだから自分でできたなあとちょっと後悔(自分でやれば100ドル弱,しかし頼んだため142ドル)。しかも厳密にはBus,鉄道,Busと乗り継ぎが2回もあり,到着時刻も遅くなり,いろいろと計画していたことが崩れていってしまい大変でした。しかし,最終的にはこの方法がBestだったようです。実はバスの発着所から自分のHotelまでのTaxiticket(Voucherと書いてある紙)がついていて,San Franciscoの町に慣れていない僕にはとても強い味方となったのでした。

12月14日(水),mixiにこんな日記を書いていました。

「僕と副校長の朝のやりとり」

冬休みの予定をさっき出しました。
23日から30日まで8日間の予定でYosemite行ってきます。
僕らの職種は海外に行くとき市町村の教育委員会に許可願いを出さなくては行けません。
副校長「ああ、これ4週間前に出さないといけないんだよなあ。計画遅いね。」
僕「すいません、おとといチケット予約したもので。」
副校長「最大限努力してみますね。」
僕「よろしくお願いします。」
副校長「日付,せめて2週間前にしてくれるかな?」
僕「わかりました。」
何だ?許可が下りないことってあるのか?
許可が下りない可能性が高くてそれを覆すため副校長の口添えが威力を発揮するとか・・・。
しかものっけから日付をごまかせと。しかも中途半端に・・・。許可されなかったらAirline Ticket代12万円と慰謝料含めて50万円で訴訟してみようかな。

 東京都を出て宿泊するときは,校長に私事旅行届というのも出します。そういうものですか?それとも僕らの職種だけですか?わかりません。そして以下のような書類を提出いたします。

平成17年12月 9日
海外旅行許可願
 ○○○教育委員会教育長 殿
(所属・職)○○○立○○○小学校・教諭
 氏 名    ○○ ○○   印

 私は,このたび下記により海外旅行をしたいので,許可されるようお願いします。



1.旅行先 アメリカ合衆国

2.旅行期間         17年12月23日から

               17年12月30日まで  8日間

3.旅行目的 アメリカ西海岸の自然と文化にふれ,見聞を広める。

4.旅行費用          渡航費  120,000円

                滞在費   80,000円

                費用負担者   本人
注1:「旅行先」は国名を明記すること。
注2:「旅行目的」はできるだけ詳細に記載すること。

 12月16日(金),mixiの日記に以下のように書いていました。

「Yosemite行ってきます!」

すっかり仕事気分消滅。
代わりに冬休みの旅計画実行です。
23日の夜から30日の昼までの予定でAmerica行ってきます。
Yosemiteは24日から28日まで4泊5日です。
夜は氷点下の世界ですがCampしてきます。
12月に入ってから思いついた無謀な計画ですが、何とかなるさで行ってきます。
雪や凍結が怖いのでRent-a-carではなくBusでYosemiteに入ります。
航空券は今週月曜日、San Franciscoの宿とBusの予約はさっき完了しました。
航空券は結局電話でHISに頼みましたがその他はインターネットですませました。
HISとも書類のやりとりはメールです。
10年以上前、初めてAmericaを訪れた時は本屋で格安航空券の本を見たものです。
時代は変わりました。
まあ、そんなわけでちょっと行ってきます。
るんるん!

 手続きが全部終了したのがこの日です。月曜日に申し込み,金曜日にはすべて完了。インターネットとはホントに便利です。今回の支払いはすべてクレジットカード。旅行会社の窓口にも行かず,銀行にも行かないですみました。あまりの楽さ加減に準備した実感があまりありません。この感覚は初めてクレジットカードを使ったときに似ています。

 12月18日(日),掲示板に以下のことを書いていました。

みなさま、いろいろと相談にのっていただきありがとうございました。24日から28日まで4泊5日の予定でYosemiteに行ってきます。Campをします。Online予約を見るとCamp場はたくさん空いているようなので予約なしでとりあえずCamp4を目指します。寒すぎてもCurry VillageはおろかYosemite Lodgeまで空きが目立ち始めた(Cancelかな)ので一晩Campして寒すぎたり天候があれたりしたらそっちに移ろうかと思います。行き帰りはCalifornia Parlor Car Toursのバスを申し込みました。San Franciscoではそのバスの発着所の1つになっているCathedral Hill Hotelも予約し、あとは荷物を準備して身一つで行くだけです。楽しみで仕方ありません!!!

Online予約,掲示板での質問等,情報を集めるのは90%以上がインターネットです。昔は「地球の歩き方」だけ。がんばって「るるぶ」ぐらいです。

12月23日(金),出発当日の朝10時にもmixiで日記を書いていました。

「もうすぐ出発」

この写真は今のYosemiteです。
5時間後に家を出発します。
その前に今年の仕事の残りを今片づけています。
出発当日の朝に仕事するのは僕にとってはいつも通り。
先を見通して仕事ができる人間になりたいと思ってもう10年が経ちました。

 まあ,こんな感じで旅の準備をしたわけです。気楽に適当に。それでも何とかなるものです。これが1人旅の気楽さですね。失敗も準備不足もすべて思い出に。そう思えばいいのです。
 ちなみにこの旅の準備をしていた時期,僕の仕事は実はすごく忙しい時期でした。2学期の成績つけです。何とか出すことができましたが,正直しんどかったです。

コメント(11)

仕事を持っている方 しかも公務員は大変なんですね

日記を読んでいると 次第に盛り上がってくる旅の感じが伺えますね

次が愉しみです
それでは本編の始まり始まり・・・・・。

12月23日
 この旅もまた忘れ物で始まりました。「また忘れ物したの?あんたホントよく忘れるねえ。」そう言われそうです。
 1つ目。置いてくるのを忘れた。それは車のキー。これで1週間僕のFITは実家で身動きとれません。駐車場の裏を兄が薪置き場にしていたが大丈夫かな?車・・・。
 2つ目。電話番号。日本に電話をするためには1-800-▼●■◆にかけ,あとはKDDIの音声ガイダンスに従ってクレジットカードナンバー入れたり電話番号入れたりする。これがわからないと日本に電話をかけられない!よりによって最終搭乗案内のときに突然気づきました。あわてて自宅に電話して母と母の友達に僕の部屋を探してもらうものの,A4の紙切れ1枚を探してくれと言われても雲をつかむような話であろう。(後日談。帰国して自分の部屋に入り机を見た。その紙は机の上に置いてあった。探し出したが間に合わなかったのか?それともあまりにも堂々と置いてあって見過ごしたのか?今となってはどちらでもいいことである。)無情にも成田空港内に僕の名前がアナウンスされてしまった。時間切れである。Reno空港で流されて以来今年2回目である。

 今日は5時に起きました。今回はかばんさえ出していません。9時ぐらいまで部屋を片づけながら持っていく荷物を床に並べていきました。
 10時ぐらいに職場へ。デジカメや歯ブラシなど学校に置いていたものを回収するためです。あとついでに仕事も・・・。出席簿を整理し,終業式の日に休んだ子を呼んで通知表を渡し,机上を整理したら13時半でした。帰りがけユニクロによってももひきを2枚買いました。さらにラーメン屋に行って昼飯を食べ,14:10に自宅に帰り着きました。持ち物がこれで全部そろったので床に並べていたものをザックに詰め込んだら14:25でした。乗る電車が14:38発。時間ぴったりで準備終了です。
 昨年と同じ本八幡経由で成田空港を目指します。本八幡での乗り換えのとき歩く距離が長いんだなあ。でも成田EXPRESSに比べ値段が半分以下で済むのは魅力的です。京成線の八幡駅のホームでふとポケットに手を入れたら車のキーが入っていました。アクセサリーのカーネルサンダース君も旅に行きたかったのでしょう。連れて行こうじゃないか。
 成田空港に着き,いつもの道を上がっていく。慣れてきた気がする。1年に2回も利用するなんて人生初体験だ。今回はカウンターがHISなのでEasy check-inは使えません。安全のためと言って中身を見る検査がありました。でも3つばかり出しておしまい。Renoではもっと詳しく調べていたし,怪しげな機械を使っていたけれどここはすごく簡単な検査だった。全部出してもいいように袋に小分けしてあったのになあ。(後日談。San Franciscoは何と検査なし。あれれ?どうしてなんでしょう?)荷物のチェックが終わるとカウンターで搭乗手続きです。満席のため座席の変更はだめと言われましたが,ラッキーなことに一番後ろの窓側の席でした。ここは2人席で窓側に少し余分なスペースがあるので大好きな席です。
 さて,手続きも終わったので食事をすることにしました。いつもは丼屋なのですが,今日はマックにしました。今日から期間限定で発売されるデミグラバーガーが食べたかったからです。ドリンクを頼まず水ちょうだいと言ったらだめと言われました。恐るべし空港マック。(どっちがけちでしょう?)飲み物なしでハンバーガーを食べました。
 離陸1時間前(18時)になったので出国審査場へと向かいました。するとそこは外まで人があふれていました。長さ50mぐらいの列に仕方なく並びました。入念な検査をしているからと思ったら単に人数が多いだけのようです。審査場に入ってからも複数に分かれた列に並び直し,結局30分以上かかりました。何とか搭乗口まで来たらまだ搭乗は始まっていませんでした。マイレージプラスされるかどうかの質問と米国滞在先の申請をカウンターですませ,搭乗が始まるのをメールしながらのんびり待つことにしました。搭乗が始まり,トイレに行って戻ってきたらふと思い出しました。電話番号の紙置いてきた!まあ,結局米国に着いてからHISのフリーダムサポートコール(1-800-496-6590)に電話したら教えてくれたので大丈夫でした・・・。
 さあ,飛行機の座席は一番後ろ。隣は・・・女性だ!しかも日本人!学生ではなさそう。20代後半,きれい系の人。僕と同じ個人旅行か現地の友達を訪ねるという感じです。San Franciscoのガイドブックを開き,Yosemiteの資料も見ている!よし!!・・・いつも通り声はかけないでおこう。まあ,僕の性格ですから。職場のK氏や前回のパートナーに言わせれば女性に声をかけないなんて失礼なやつだと怒ることでしょう。
 さて,日米の時差は15時間です。8時間かけて移動したら出発時の7時間前に逆戻り。わけがわかりません。感覚としては今回の場合,早朝と朝をすっとばしてもう昼かという感じです。
 機内では何をしているかというと忙しく食事をしています。出発してすぐおやつが出てきます。食べ終わったかなあと思ったらすぐに夕食です。食後のコーヒーを飲んでいたら消灯。ぼーっとしたりウトウトしたり眠ったりとする。で,突然また明かりがつき,朝食が配られ,食べ終わったら到着でした。なんか食べることで忙しかった気がする。
 飛行機を降りるとき,CAから新聞と雑誌をもらいました。しばらく日本語と離れるので,せめて日本語の活字だけでも大事に持ってたまに読み返そうと思ったからです。(後日談。新聞は読むだけでなく,しめったベンチに座るときやテント内の湿気を取るのに有効でした。)
 San Franciscoはくもり(きり)でした。特別寒いということはなくほっとしています。まあ,東京と同じぐらいかなあと思います。イミグレではrightとleftを間違えたぐらいで無事通過できました。荷物も無事届き,いざ,Americaへ出発です。じゃあ,記念すべき第1歩を今回初めて持ってきたHANDYCAMで撮影だ!あれ?テープ忘れた。まだ忘れ物ありました。どこかで買わないとなあ・・・。
 気を取り直してこの旅最初の難関「HotelからShuttle Busを呼ぶ」を始めます。まず,空港の表示を注意深く見ながら歩きました。すると見つけました,「hotel shuttle bus」の表示を!どうやらLevel3(3階のことかな?)のようです。エレベーターで1つ上がり,またヒントを探し始めました。ところが今度はなかなか見つかりません。あっちへうろうろ,こっちへうろうろ。Informationを先に見つけたのですが,聞くかどうか悩んだ末,上手に聞けそうになかったので自分で探すことにしました。Level3をぐるっと1周したらついに乗り場を見つけました。さあ,電話です。・・・完敗しました。ただでさえ顔が見えない英会話は苦手なのになんと音声ガイダンスでした。早口で聞き取れません。迎えが呼べないです・・・。仕方なく計画変更です。住所を頼りに直接行くことにしました。大丈夫です。こんなこともあろうかと思い,前もってAmerica版mapionみたいなmapquestというので地図を調べてあったのです。あっ!うちだして持ってくるの忘れた・・・。まあ,1度見てたからダウンタウンのどのあたりにあったか,だいたいの場所はわかります。Informationに置いてあったBart(鉄道)が発行している無料地図を拝借して見つけることができました。Bartに乗ってCivic Center駅で降り,そこから1mileぐらいのようです。さあ,空港をやっと離れます。すでに13:20。着陸してから2時間が経過していました。苦労しましたが,やっと先へ進めます。
 Bartは2年前に1度利用しているのでちょっと安心しています。4.95$で切符を買い,ホームで電車を待ちます。このときにHISのフリーダムサポートコール(1-800-496-6590)に電話し,日本へ電話をかけるときの番号を教えてもらいました。これ利用するときにどこのHISでAirline Ticketを買ったかチェックされるけれど,「確か電話で予約したから予約センターとかいうところだけど詳しくはわからないや。」なんて言えばそれ以上つっこんでこないので,今後とも利用したいと思います。電車に乗り込み,Civic Center駅で降りました。まあ,路線図とにらめっこしていれば大丈夫です。駅を出たらBusもありますがもちろん訳がわからないので徒歩で移動します。日本のように停留所名をアナウンスしてくれないので乗ったら最後,走るBusの車窓から必死でStreet名をチェックし続けることになるからです。3Brock 先のVan Ness Ave.で右折。その後はひたすら歩けばそのうちHotelに着くという計画です。歩いていたら立派なCivic Centerがあったのでとりあえず初撮影です。曲がってしばらく歩くとCamera屋があったのでまずDVTAPEを購入しました。さらにしばらく歩くと今夜の宿,Cathedral Hill Hotelに着きました。14:30になっていました。
 Check-inは15時からとなっていましたが,問題なく部屋に入れました。荷物を置いて早速付近の探検へと出かけました。Hotelの前に出てさらに2Brock進むとStarbucks CoffeeがあったのでCoffeeを購入しました。そして向かいに酒屋があったのでJack Daniel'sを購入しました。うっかりIDを持ってこなかったのですが,「33歳です。」と店長に言ったら売ってくれました。けっこう厳しいですね。あやしい寿司屋に入るか迷いましたが,おなかもすいていなかったのでやめました。特に見るものもなく,Hotelの前でビデオ撮影をしてHotelに戻りました。フロントでパーラーカー社から何か来ていないか聞いたら封筒を預かってくれていたので受け取りました。
 部屋に戻り封筒の中身をじっくり見ました。よかった!指示書は日本語だ。困ったら電話すれば日本語対応だって。助かるなあ。さて,指示書をよく読むと翌日のFerry BuildingまでのTaxiは自分で予約しなさいということらしいです。Taxi自体はVoucher Ticket(先払いクーポン券みたいなもの?)を渡せば乗れるようです。さあ,また苦手な電話交渉の開始です。つながった瞬間,音声ガイダンスが聞こえてきました。やばい!と思いきや再びコール音になり,人間が出ました。よかった,よかった。四苦八苦しつつ,翌朝6時半にHotelまで迎えにくる予約が完了しました。電話ついでにBobのケイタイ(あっちではcell phoneという)に僕がAmericaに無事入国したことを連絡した。顔が見えない電話はホント苦手です。
17時をすぎ,もう少し遠出をすることにしました。目的はCable Carに乗ることです。Hotelを出て左に3Brock行くといくつかあるlineのうち1つのlineの終点がありました。これはひたすらまっすぐ進むだけ。駅らしいプラットホームはいくつかありましたが,みんな降りたいところで降り,乗りたいところで乗るという感じでした。乗り物はもうホントに骨董品という感じで,下りのとき,車掌らしき人が大きなブレーキを全身の力で操作するのが見ていて楽しかったです。わずかな距離を10分ぐらいかけて移動するのですが,Busにはない開放感がたまらない乗り物でした。ただ,片道5$は高いなあ。往復で10$かかりました。11$出すと1日乗り放題らしいので,これを使ってSan Franciscoで1日中遊ぶならリーズナブルだと思います。また,今回はカーブを体験しなかったので,次回はぜひカーブを走るlineにも乗ってみたいです。終点はFerry Buildingのちょっと手前だったので,ついでに下見もしてきました。
 夕食は1人なのでRestaurantは面倒。ということでHotelの部屋で食べることにしました。今回のHotelの近くにはコンビニやハンバーガー屋がないのが欠点です。幸い,寿司屋の横にテイクアウトの丼屋があったので,チキンカレーを買ってHotelに戻りました。ご飯が保温機能付きの炊飯ジャーに入っているのは当たり前として,見ていて不思議だなと思ったのは,チキンやカレーまでがご飯と同じ形のジャーに入れられていたことです。確かに保温機能がついていればどれに入れても同じだし,それならば同じ形で用意するのがコストが低く抑えられるだろうけれどジャーからカレーが出てきたのには驚きました。味はまあまあでした。
 今回,Yosemiteへの移動はやっぱりAmtrak利用でした。2年前使ったルートですね。Cathedral Hill Hotelの前からYosemiteまで直行便で往復するつもりでいたのですが,シーズンオフでは仕方ないですね。メールのやりとりをしていたのに気づけない自分の語学力が招いた結果です。次に冬来るのならば,空港に着いたその日にBus・列車・BusでYosemiteに向かう方がロスがなくていいですね。冬の20時にYosemite入りは多少不安もありますが,冬ならYosemite Lodgeも120$で空きがあるので予約をしておけば,無理に町中で80$も出して泊まらなくて済みます。このHotelは帰りのみに利用すればよさそうです。22時にFerry BuildingについてもTaxiかCable Carで行けばよいのですから。次はそうしよう。早ければ3月末か・・・。
 1時間ぐらい眠ってから荷物を整理し直した。手荷物だった食料をfood canisterに入れ,その他ザックに詰めていく。やっぱり1つにならない・・・。まあ,最初からわかっていたことか。
 Hotel内をぶらぶら散歩していたらBusiness roomというものを発見!パソコンとプリンターが置いてある。フロントで手続きをして使えるようにしてもらった。Mixiをしてその後何気なく天気予報を探してみたらYosemiteの天気予報がありました。26日(月)は1日中雪の予報でした。ちょっと心配です。明日は晴れでした。テントを張るときに雨や雪が降っていると最悪なのでほっとしました。0時から1時まで1時間ぐらいネットをしていました。部屋に戻って日記を書いていたらもうすぐ2時という時間になってしまいました。明日は6時起きです。そろそろ寝ます。おやすみなさい。Zzzzzzzzz・・・。
12月24日(土)
 6時の目覚ましで予定通り起床しました。朝からmixiをして,それからCheckout。Business roomの使用料は10$でした。Mixiのために10$はちょっと高いかな。
 予約していたLuxor Cabは時間通りに待っていました。ところがもう別の人が乗ってました。僕のじゃないのかな?僕のはまだかな?と思って待っていたら運転手が「呼んだからもうすぐ来るよ。」と教えてくれました。「ありがとう。」と言ったけれど,ホントは君が僕を乗せるためにここに来たんじゃないの?と思えて仕方がありません。しかし,文句も質問もできなくて悲しいです。まあ,10分ほど待っていたら来ました。Busにも余裕で間に合ったし,バス停で寒空の下待つ時間が減ったと思えばこれもまたlucky?
 乗り物は乗るまでが緊張します。バス停で待っていたらBusが来ました。でも,ちょっと早い気がします。案の定僕が乗るバスではない。「Seven,O,Five?me,too.」(7:05発?僕も何だよ。)なんて片言の英語で外国人と話をします。そうこうしているうちに僕が乗るBusが来ました。行き先ぐらいどこかに表示すればいいのになあ。
 さて,BusはEmeryville駅へと向かいます。20分弱の道のりです。橋を渡り朝の海はきれいだなあなんて思いながら乗っています。Busが来るまで緊張していた自分とはまるで違います。しかし,目的地が近づくとまた緊張してきます。小さい駅であることを願います。駅に着きました。やった!小さいぞ!ホームも1つだけだ!うれしかったです。大きいとどこに行くか考えないといけないので。駅舎に入るとなぜか大勢窓口に並んでいました。とりあえず,並んでみます。(日本人の国民性丸出し!)しかし2年前,別の駅で乗るときは駅舎にはよらず直接乗っていたことを思い出し,勝手にホームへ移動しました。(僕はO型っぽいA型です。)最初に入ってきた列車は周りの雰囲気と乗務員が大声で叫んでいる様子から違うと判断しました。(何人も質問していましたが,誰も乗らないし。)次に来たやつがどうやらそうらしい。電光掲示板にも僕が持つTicketに書いてある列車番号が表示されたし。
乗り込んだ後車掌が検札にやってきました。Ticketの確認ときにMerced駅到着予定時刻を聞いたら10:30amでした。これでまた安心,リラックスタイムです。ちなみに車掌は検札のあと,座席の頭上に紙を貼っていきます。これは乗客がどの駅で降りるかを書いたもののようです。降りる直前にもやってきてこの紙をはがしていきます。はがされたら降りる駅が近いということです。Ferry Buildingのときから気づいていたのですが,日本人が意外と多いです。カップル2組,ファミリー1組(3人),そして単独が僕を含めて2人。意外でした。そんなにいないと思っていました。食堂車(?)がついているので,せっかくだから利用することにしました。あれこれ迷いましたが(迷うほど無いけれど)Hot DogとCoffeeにしました。購入できる食事はそれほどありません。あと,Junk foodと飲み物(お酒類含む)という感じです。意外と混んでいて(と言っても7,8人の列)1回目は諦めたのですが,2回目も同じぐらい並んでいたので並ぶことにしました。Coffee1.5$はいいとしてHot Dog3.25$は高いなあ。しかも席に戻ってから気がつきました。Hot Dogはパンとソーセージを暖めただけ。ケチャップやカラシは自分でやらないと!食堂車に戻って取ってくることになりました。
Merced駅に着きました。降りたときはまだBusが来ていなかったので,その辺をぶらぶらして待っていました。で,Bus登場。このときこの旅初めて日本人に声をかけました。「Yosemite行くんだよね。Bus来たよ。」って。20代とおぼしき女性,素朴な感じ。まあ,薬指に指輪をした男性が一緒ですが・・・。
Merced駅からはまたBusです。寝たりさめたりしながら2時間ほどの旅。前半は牧場の中をひたすら疾走します。後半は山がちになり,公園に入ってからは切り立った岩壁と滝。う〜ん,戻ってきたなあと1人感動してました。
Yosemite Lodge前でBusを降りて,CAMP4へ。ついて愕然としました。Camperはたったの3グループだけです。100グループは泊まれるというのに・・・。冬場のCampはそんなに辛いのだろうか?天気予報によれば今日24日(土)は最高気温が15℃,最低気温がー3℃。一番きつそうな26日(月)が4℃〜―7℃。ん〜,きつそうだ。まあ,考え悩むより行動あるのみです。これだけがらがらなのでテントをはる場所は選び放題です。トイレに近すぎず遠すぎず,車道からは離れていて,ある程度日が当たりそうな場所を選びました。そして空を見上げ,木の下にするかしないかちょっと考えました。もし雪が降ったら木の下だと積もったやつがドカッと落ちてきたら大変と考え,木から離してテントを立てました。
それは軽く観光と参りますか。まずは歩いてYosemite Fallsへ。歩いて10分弱ぐらいです。すでにBusの車窓から気づいていたのですが,今までと比べると桁違いに水量が多いです。枯れ始める夏場とは大違いですね。間近で見てから今度はVisitor Centerへ。まずは絵はがきを購入です。毎回子どもたちと仕事関係友人関係に出しているのですが,今回は1日あたり13枚とこれまでで一番きつかったです。まあ,年賀状も兼ねているので出さないとね。ここではRangerがhikingの相談にのってくれます。翌日,10年ぶり以上に4Mile Trail-Panorama Trail-Mist Trailと長距離を1日で歩こうと思っていたので,雪などコンディションを聞きました。結論。よくわからなかった。僕の英語力ではまた聞き取れませんでした。10年以上前の夏に9時間かけて歩いた場所なので,今回行くかどうかまだ迷っています。今は半々ぐらいの気持ちで4Mile Trail往復でやめようかなと。余力があればPohono Trailを使ってSentinel Domeに行くかもしれません。う〜ん,迷います。次はShuttle Busを使ってCurry Villageへ。Mountain Shopがあるので,ここでガス缶とライターを買いました。これらは飛行機に持ち込めないので現地購入です。(後日談。しかし今回は外食かカロリーメイトばかりで使ったのは3回だけ。かといって全くなしも寂しい。とりあえず一番小さいガス缶にしておけばよかった・・・。)ついでに食料や水も購入しました。水は1ガロンという大きくて安い水がCurry VillageのGroceriesにしかなくびっくりしました。この時点で17時をすぎたのですが外はもう真っ暗でした。考えてみれば日本も冬は暗くなるのが早いですね。夏来たときはサマータイム制もあり20時すぎまで明るいのですごくギャップを感じます。Yosemite LodgeにShuttle Busで戻り,絵はがきに切手を貼る作業開始。65枚は切手貼るだけでも大変。
さて,夕食はいつの間にかGarden Terraceが無くなっており仕方なくFood Courtというところへ。ピザ,パスタ,ハンバーガーその他があるようです。パスタのスペシャルというのを頼んでラビオリとミートを選んだらお皿いっぱいのラビオリにミートソースがかけられて出てきました。ラビオリはつけそえだと思ってました。そして見なければよかったのはラビオリの中身。肉かと思ったらやけに白い。ツナじゃないかな。さらに食欲減退。半分残して食事を終了しました。きっとハンバーガーはうまかったに違いないと後悔も残しました。LodgeのLobbyに戻り,1分0.25$のインターネットをしました。Mixiで3$使いました。もう病気ですね。それから絵はがきをなんとか7枚,睡魔やら掃除機やら授業員やらと戦いながら書きました。20:15にYARTS Busの最終便が来ました。真っ暗な中,テントを立てることを覚悟すればこれに乗ってくればいいんだなあと。気温も低く(3℃)ちょっときついけれど不可能じゃないなあ。20:30に睡魔に負けて撤収!テントサイトでCoffee飲みながら今,日記を書いています。21:20。あとは酒でも飲んで22時には寝ます。明朝6時自然起床が目標です。
12月25日(日)
 7時起床しました。0時と0時半に2度目が覚めましたが,あとはぐっすり眠れました。朝の気温,テント内は6℃,外は3℃です。僕の部屋はいつも4℃(灯油ストーブの電源を入れると寒い朝はいつも4℃)なので,それに比べればテント内は暖かく過ごしやすいと言えます(笑)。

 朝食にアルファ米のご飯とみそ汁をとり,8時半頃やっと出発準備が整いました。いざ,Glscier Pointへ。

 9時に登り始め,12時15分にたどり着きました。10年以上前は2時間半弱で登っていたのでやはり体力は落ちてしまっています。まあ,年をとっても登れたことを喜びたいと思います。ちなみに下る人1人,登って追い越していく人3人に会いました。ここ,Glacier Pointは完全に雪が積もっており,銀世界が広がっていました。登るとき,後半1時間弱はずっと雪上を歩いていたかな。午後から崩れるという天気予報でしたが,今のところ大丈夫そうです。崩れたら間違いなく雪でしょう。寒さも防寒対策をばっちりしてきたので凍えるようなことはありません。

 30分ほど食事も含めてここを楽しみました。もう,Panorama Trail経由で降りる時間はないので,Pohono TrailでSentinel Domeに行くことにしました。でもその前にトイレ。雪に閉ざされつつある世界ではありますが,公衆トイレは使用可でした。その横には公衆電話もあり,ちょっと日本の友人にかけることにしました。日本は朝の6時です。彼はちょうど起きる時間だったようです。でも,仕事に出かける日らしく,あまり相手をしてくれませんでした(当たり前か)。気を取り直してSentinel Domeへ!ところが雪の深さがすごく深い!ズボッとはまると膝まで沈むことも。しかも片道1.5mile,往復3mile。これではとても15時までに戻ってこれません。15時にここを下山し始めないと日没の16時45分に下山を終えられず,暗い中歩くことになってしまいます。念のためライトは持ってきましたが,暗闇を歩く羽目になるとわかって先に進むのは危険です。ということで進むのはやめました。ここ,Glacier Pointであちこちから景色を楽しむことにしました。

 さあ,13時45分です。下山を開始しました。びっくりしたのがまだ登ってくる人がいることです。最後にすれ違ったのは14時半頃。アジア人3人組です。出会った場所からだとまだ1時間は登るはずです。「まだ1時間はかかるぞ。日没は17時頃だぞ。大丈夫か?」と聞いたけれど,「行けるところまで行くよ。」という答え。お〜い,目的地までは確かに行けるけれど17時過ぎたら真っ暗だぞ!大丈夫かな?ちなみに全部で11人とすれ違いました。後半に出会った5人が心配です。僕は16時に下山できました。

 下山した後,まだ時間があったので初日に行き損なったSentinel Bridgeへ向かいました。ぶらぶらと散歩しながら行ったのですが,橋のちょっと手前で水面にYosemite FallsとHalf Domeが映る場所を発見しました。すてきな場所でした。

 17時前にテントサイトに帰り着きました。と同時に雨が降り始めました。大丈夫かなあ,彼らは・・・。さて,僕は2日ぶりにShowerを浴びることに。ShowerはCurry Villageにあるので,今日はそこでShowerを浴びたらその近くのPizza屋(Pizza Patio)でPizzaを食べることにしました。

 着替えやタオルを用意し,バス停に向かいました。30分に1本はやっぱり不便だよなあと愚痴をこぼす頃にShuttle Bus到着。Curry Villageの受付でShower室の場所を聞き(「大きいからすぐわかるわよ。」みたいなこと言われた。),すでに真っ暗になった道をライトの明かりを頼りに進みました。明るいうちに下調べしておけばよかったと思っていたら意外と近くにありました。がらがら,しかもきれい。そして液体石けん付き。至れり尽くせりだ。

 さっぱりしたところでPizza Patioへ。大中小からサイズを選び,好みのトッピングを伝えるという方式のようです。一番小さいサイズに5種類のトッピングをして10$ぐらいです。そしておいしい!昨晩ラビオリ食べて残したのとは比べものになりません。自然と今後の食事が楽しみになってきました。明日の夕食で予定しているYosemite LodgeのMountain Room RestaurantのSteakも楽しみです。ちなみにPizzaは注文するとキッチンタイマーみたいなものを渡され,それに何か起きたら(僕のは鳴った。みんなそうかな?)Pizzaを取りに行くというシステムです。鳴ったので取りに行ったら奥から僕のPizzaを持ってくる人が見えました。すごい!感動した!

 で,今,Curry VillageのLoungeにいます。ここにはテーブルといす,暖炉があり,暖かいので日記や絵はがきを書きやすいのでしばらくいます。飲食禁止なのがたまにきず。テーブルは10脚ぐらいあるかな。それぞれゲームしたりパソコンしたり読書したり思い思いのことをしています。

 Yosemite Lodgeに移動し,mixiをした後,Mountain Room LoungeでSierra beerを2杯飲みました。1杯6.5$です。つまり780円相当です。さらにTIPとして1$つけるから1杯900円。サイズは中ジョッキ相当だが養老の滝なら2杯飲んでおつりが来るなあ。まあ,ここは雰囲気を買っていると思えばいいのです。暖かい暖炉の横で燃える火の熱気と音を感じながらbeer片手に宛名書き。雨が降っているテントサイトで過ごすのとは大違いです。

 テントサイトには22:45に戻ってきました。もう何もせず23時には寝ます。雨のせいか,テント内もwetです。

コラム 新聞紙が役に立つ
 ずっとしめっていたテントサイト。ベンチに読売,テーブルに日経をひくと快適な食卓のできあがり。終わればたたんでテントの中へ。テント内でも湿気取りとして大活躍。重宝しました。
タイマーとピザとビール。

ピザとビールおいしかったぁ〜。
12月26日(月)テント内6℃,外5℃。
 昨夜からの雨は結局雪に変わりませんでした。代わりに夜中は雷が何回も鳴ってうるさかったです。2〜3回起きたなあ。ただ,朝方になるとよく眠れて起床はまた7時です。雨は9時頃まで降っていました。それまではテントの中で朝食をとってぼーっと過ごしていました。今日は1日中雪が降るという天気予報だったので何もしない予定でしたが,外を見ると晴れ間も見えるのでとりあえずValleyを一周することにしました。

 9時半にテントサイトを出発し,11時半にCurry VillageのPizza Patioに着きました。途中,Sentinel BridgeやHousekeeping Camp(洗濯機と乾燥機のみ営業)によったり,Curry Village内を探検したりしました。誰もいないHousekeeping Campはちょっとしたゴーストタウンです。また,途中,新しく建物をいくつも建てていました。僕のつたない英語力を駆使して出した結論は従業員用の家です。この工事があったため,道路を1つ封鎖していたのですね。

 12時開店のPizza Patioで一番乗りでPizzaを食べました。完全に病みつきとなりました。とにかくおいしい。ここは入り口に暖炉があるので,そこでしばらく休憩し,13時からVernal Fall目指して登り始めました。Vernal Fallを間近で見るとついでだからその先のNevada Fallも見たくなりました。そして何とかよく見えるところまでは来ましたが,ここでタイムアウト。下山開始予定時刻(14時半)になりました。しかし,Mist Trailとはよく言ったもので,滝つぼから巻き上がる霧がすごいなあとなんて思いながら登っていたら最後は軽く滝のように上から水が降っていて,狭い道だからそれの直撃を受けながら登ることになりびしょびしょになりました。気候は凍えるような寒さじゃないんだけれど,やっぱり冬ということでぬれてから乾くまでに時間がかかるんだなあ。ちょっと寒いです。

 16時ちょうどにHappy Islesへ降りてきました。今回は普段使ったことのないhorse trail onlyと書かれたIllilouette Fall(どう読むの?)側の道で降りてきました。ストックを必ず持てと書いてあったので道が悪いのかと思ったら広くて歩きやすいし川にも立派な橋が架かっていてどうしてストック必携なのかよくわかりません。Shuttle Busに乗ってVillage Storeまで移動し,おみやげ屋さんで子どもたちへのおみやげを購入しました。今回は33¢のシールです。前回は3$の下敷きだったので10分の1になっちゃいました。まあ,値段じゃありません。

 夕食を食べるためYosemite Lodge のMountain Room Restaurantへ移動しました。肉肉肉!と決めていたので足も軽く進みます。お店に入ると待ち人で3グループぐらいあふれていましたが,僕のみ単独で,なおかつ2人席は空いていたのですんなり入れました。3人以上のときは予約をしておいた方がよさそうです。座席へと案内され席に着きます。注文を取りに来た人がなにやらスープについて説明をしてくれました。いつも通り聞き取れないので「No soup,no,salada,OK?」と言ってしまいました。変な客と思われただろうか?予定通りSteakを注文しました。ほどなくして届きました。肉はやや固め。しかし,それ以外はOKです。珍しくマッシュポテトがおいしくてびっくりしました。食後,デザートはもらわないつもりがメニューを差し出されうっかりエスプレッソを注文してしまいました。食後でちょっと気がゆるんだなあ。TIPを含めて33.90$でした。Restaurantにしては安く済んだなあ。

 その後,またMountain Room Loungeで21時ぐらいから1時間半,beerを2杯も飲んでしまいました。すっかり飲んべえになったものです。今日は生バンドもいて,音楽に合わせて踊るおじさんおばさんも数名。騒がしいのですがそれもまたよしです。この時間で60枚の宛名書きは終わり,不足している5枚を明日購入すればいいことがわかりました。でも書き上げて発送したのはまだ4分の1なのでまだまだ先は長いです。

 22:45にテントサイトに戻りました。新参者のテントが2つ増えています。さて,翌朝いくつのテントを発見できるでしょうか。テントサイトのテーブルでJack Daniel’sを50mlほどシェラカップにつぎ,ドライフルーツをつまんでいます。現在の気温7℃です。これでも快適なテント暮らしです。雨が降っていないのでとても幸せに感じます。

コラム
「SUN DRIED」
 パイナップル,マンゴ,MIXの3袋買いました。他にベリーとバナナがあります。イメージよりちょっと重いので乾燥の度合いが低いのかもしれません。そして,砂糖の甘さが強いです。カロリーが必要なBack Countryではちょうどいいかな。

「Restaurant」
 店員の役割は細かく分けられています。席まで案内する人,水をくむ人,注文をとって運ぶ人。いつもはそのすべてを兼ねる人が働くファミレスしか行かないので,何か頼みたくても誰に声をかけてよいやらという気持ちになって緊張してしまいます。

「Gratuity」
 食後の明細を見てびっくりしました。TIPの金額を書くであろう場所にこう書かれていたからです。念のためケイタイの辞書で調べました。「TIPのこと」と出た。ああ,びっくりした。ちなみに単語調べるだけならケイタイがいいですね。Restaurantでポケット和英辞典開くのは恥ずかしいから。
12月27日(火)朝,テント内5℃,外8℃

 7時半、起床しました。テントは僕のを含めて5張りあります。相変わらずガラガラで過ごしやすいことこの上なしです。冷え込みは緩く天気予報によれば氷点下になるのは明日の夜なので,僕がいる間(明日の夕方にヨセミテを離れる)は問題がなさそうです。朝食後,眠くなったのでちょっと寝てしまいました。次に起きたのが10時半です。疲れがとれていないようなので今日は完全休息日としました。

 11時にテントサイトを出発しVisitor Centerに行きました。ここで本を2冊買いました。自分へのおみやげで,大小1冊ずつYosemiteの写真集を買いました。隣の郵便局へ移動し切手を5枚購入し,それからAhwahnee Hotelに行きました。

 庭を散策してから昼食のためRestaurantへ。1人ならすぐ入れると思ったのですが,45分後と言われてしまいました。仕方なく,暖炉のある大きな部屋(これもLoungeと言えばいいのかな?)でソファーに座って日記を書いて待っていることにしました。このLoungeはとにかく天井が高いです。そしてソファーもふかふか。いすではないですよ。全部ソファーです。体が沈み物書きにはちょっと不便。小説でも持っていればじっくり読んだことでしょう。いつの間にか眠ってしまっていたらしく,「Yasuto!」と呼ぶ声で目が覚めました。予定より10分早く席が空いたようです。ここで食事をしたのは2年前です。そのときと同じAhwahnee Burgerを注文しました。前回山盛りポテトに降参して残してしまったせいか,同じものを頼んでしまいました。今回チーズを挟んだことですが,何を思ってかブルーチーズを選んでしまいました。おいしいものではありませんでした。トマトスープはおいしかったです。食後のCoffeeは時間が経ち過ぎたという感じで,totalで考えると残念ながら並以下ですが,今回は完食したので気分は上々です。その後またLoungeのソファーで絵はがき書いたり寝たりして3時間過ごしました。夕方から奥にある部屋で結婚披露宴が始まったようです。入り口に看板が出ていました。アメリカ人と結婚するならばYosemiteの教会で式を挙げてAhwahnee Hotelで披露宴をするのもいいですね。19時頃,ここのbarに行って夕食をとりました。Restaurantはドレスコードがあるので,入れません。まあ,ここのbarで十分夕食がとれます。ローストビーフサンドウィッチとSierra beerを2杯。ローストビーフがクリームチーズと絶妙のコンビネーションでとってもおいしいです。他の料理もきっとおいしいことでしょう。メニュー見てて「○○○○for two」って書いてあったらきっと2人分ということなんでしょうか?パスタ食べたかったけれどこう書いてあったので諦めました。「英語勉強せねば!」とここでも思いました。barはピアノの生演奏なんかもあり,いい雰囲気でした。のんびりと食事をとり,beerを飲み,絵はがきを書く。ゆったりとした時間が流れていきます。

 21時頃barを出てShuttle Busに乗ってYosemite Lodgeへ。少し絵はがきを書いて,mixiをして,23時にテントサイトへ戻ってきました。ぽつぽつ雨が降っていますが,もう少し酒を飲んで絵はがきを書いてから寝ます。
12月29日(木)
 7時,Morning Callで起きました。4泊テント暮らしをするとベッドで寝ることが最高の贅沢と感じることができる。まず,Showerを浴びて目を完全に覚ます。そしてAirport shuttleの手配。電話は苦手なのでポーター(?),コンシュルジュ(?)のいる1階まで降りて直接頼んだ。8時半の予約がとれました。そして部屋に戻りテレビを見ながら朝食をとりました。あれ?8時?まずい。バックパック開始です。しかし,テントをたたむところから始めるので間に合うはずもなく8:35に催促の内線電話がかかってきました。あやまってすぐに出ると約束をし,その直後バックパッキングも完了。さっと室内を見渡して飛び出したが,こういうときってよく忘れ物をするんです。しかし,今更確認することもできません。

 Shuttle Busは僕が座ったら満席で,すでに5〜6人乗って待ってました。平謝り状態です。「寝過ごしたか?」なんて笑いながら言ってくれたので,すごく怒っている様子でなくてほっとしました。ひげそる暇もなかったなあ。まさか,荷物詰めてましたとも言えずハハハと愛想笑いするので精一杯です。Busは30分ほどでSFOに到着しました。「最後に乗って最後に降りたね,ハハハ。」とからかわれたが致し方なし。降りてふと周りを見渡すとShuttle Busが数台いました。ひょっとしたら入国初日もこうして見渡せばShuttle Busがいたのかもしれません。その1つに乗せてくれと頼めば乗せてくれたのかな?
さあ,出国の手続きです。ガラガラの列は,,,案の定ビジネスクラス以上。あふれかえるエコノミークラスの列に並びました。ふと見たら誰も使用していないカートが壁際に置いてあったのでluckyと思って拝借しました。これで移動が楽チンです。並び直したところでまたLuckyが!あまりにも長くなったせいか,ロープからはみ出している人たちはビジネスクラスの列に誘導されました。今回の荷物検査は全くなし。手荷物検査の厳しさと全く正反対です。

 身軽になり,まだ書き終わっていない絵はがき4通をカフェのテーブルといすを勝手に占拠して仕上げました。今回は65通,よく書いたものです。

 相変わらずものものしいゲートも慣れてくると当たり前のような気がしてきます。特にすることもないのでそのまま搭乗口まで行きます。夏と同じ場所でした。同じUAで成田行きだから当たり前かな。

 機内の座席は右列の3人がけの真ん中の席でした。ところが外国人夫婦に「並んで座りたいから席を交換してくれ。」と言われ交換しました。このときに「じゃあ,僕は通路側がいいな。」と言えればよかったのだけれど言えず,そのまま窓際に移動してしまった。よく寝るんだな,この夫婦。トイレに行きたいというタイミングがつかめません・・・。今回は前の方に座ったので,トイレに行ったときはついでにビジネスクラスのエリアを散歩しました。広くていいなと思います。で,CAに「日本の新聞くれ。」と頼みました。また,日経でした。ホントは読売や朝日がいいんだけどな。行きに比べ,時間がかかるせいか,ちょっとゆったりとした時間が流れます。映画は「チャーリーとチョコレート工場」でした。おもしろいんだけど英語とスペイン語しか流れてないみたい。もう1つの「アイランド」もおもしろいんだけど言葉がわからん。おーい,日本語流してくれ。間違えているんじゃないかと思いつつ,切り出せません。この飛行機たくさん日本人が乗っているはず。同じ思いをしたのは僕だけじゃないと思います。さあ,日本が近くなりました。日付変更線もとっくに渡っているので今は12月30日ということですね。空港が混んでいるのか,30分ぐらい旋回して待機させられ,近くに飛ぶ飛行機を眺めて時間をつぶしていましたが,いよいよ着陸態勢になったようです。無事着陸!さあ,何をするか?降りるまで時間があるのでメールです。帰国第1号の受信メールは迷惑メールでした。帰国第1号の留守録は原稿の確認でした。さみしいなあ。

 相変わらず自分のバッグが出てくるまですごく待ちます。今回は20分近く待ったかな。これだからエコノミークラスだと前に乗っても仕方ないと思っちゃうんだよなあ。京成線にダッシュで移動して16:20発の特急をつかまえ,およそ1時間で八幡駅へ。ここでトラブル発生。ザックの肩のひもが切れてしまいました。乗り換え時間が3分しかないのに参りました。このときの遅れがひびき,せっかく走って都営新宿線の駅に向かったのに,乗りたかった急行を目の前で見送ってしまいました。仕方なく20分後の急行をここで待つことに。それに乗ってまた1時間ほどでやっと地元の駅に着きました。久方ぶりの自宅です。これをもって7泊8日のAMERICA旅行が終了です。楽しかった。


後日談
 帰国した日が12月30日。1月4日まで時差ぼけの影響か,午前4時頃どうしても目が覚めてしまう。年々時差ぼけがひどくなっていく気がします。

 結果から言ってしまえば雪は降らず,凍結もしなかったのでレンタカーでもよかったようです。いつか同じ時期に行くときは今度はレンタカーにしようかと思います。そう,雪が降ったって安全運転すればいいのですから。

 宿泊施設がびっくりするほど空いていました。テント暮らしだって全く問題ありませんでした。この時期なら宿泊については何の心配もいらないようです。

 最後の最後,全く関係ないところでザックが壊れたのは痛いです。袋が破けたのならば諦めて新しいザックを買いますが,壊れたのは肩のひもです。これも言葉で説明するのは難しいのですが,ザックを背負うひもだけだとザックが不安定なのでそれを安定させるため,ザックを体に密着させるためのひもです。なくても背負えますが,左側だけ安定感が若干劣るというのははたしてまた10日間ぐらいの山ごもりに使ってよいものか?山の中でこのひもが原因で背負うひもが壊れたら目も当てられません。これは次回の旅までに検討しないといけません。
次回は早ければ3月末です。仕事の進捗状況と相談しながら,旅を計画したいと思います。

終了!

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