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会計学(財務会計、管理会計他)コミュの米国の『包括利益』概念

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はじめまして!会計大学院進学を目指して、勉強している者です。
過去問題に「『包括利益』とは何か?」といった出題がされていて、自分でも調べたのですが意味が良く分かりません。。

以下、(http://www.econ.kyoto-u.ac.jp/~tokuga/QA.htm)の一部より引用


包括利益とは、期首と期末の純資産の差額(ただし、配当などの資本取引の影響を除く)である。貸借対照表が取得原価基準で作成されていれば、包括利益と当期純利益とは一致する。しかし、包括利益には、貸借対照表の一部が時価評価されていることによって生じた未実現利益が入ってくるために、包括利益と当期純利益とは一致しない。
水槽の例では、フロー・ベース(流入量と流出量の計算)の利益測定値とストック・ベース(期首と期末の有り高の差額の計算)の利益測定値とは、ストック自体が増減しなければ一致するが、ストック自体の増減(時価評価による未実現損益の発生)があれば、両者は一致しない。包括利益は、このストック・ベースの利益概念である。

どなたか、もっと噛み砕いて教えていただけないでしょうか??
どうぞ、よろしくお願いします。

コメント(21)

レスありがとうございます!

くぅーくんさんがおっしゃってることを踏まえるなら、
その他有価証券を時価評価する場合の、部分資本直入法と全部資本直入法の場合に包括利益が生じるということですよね?

ただ、全部資本直入法の場合は、『包括利益』のほかに、『包括損失』とでも言えそうな、差額が出てしまう気がするんですが・・・そのへんどうなんでしょう。。
>くぅーくんさん
たびたびすいません。。

包括利益は、当期純利益+その他有価証券評価差額金 なんでしょうか?
説明を読んでると、その他有価証券評価差額金が、包括利益になりそうな気が;;
>のび太さん
>くぅーくんさん

長々とありがとうございます!書くの大変でしたよね(汗
特に、のび太さん。
包括利益について、大体理解できました。うーん、資産負債中心観と収益費用中心観まで、でてくるとは;;僕がTACで簿記一級のカリキュラムを受けてるんですが、こういう理論面は、会計士の財務会計をやっている方はずっと強いですね。。

ところで、その他有価証券の洗い替えにそんな意味があるとは全く知りませんでした;
自分、勉強不足ですね、包括利益以外のところでも勉強させてもらいました。

改めて、お礼を言わせてもらいます。
ありがとうございました。。
はじめまして。突然すみません。以前からこのコミュニティをリードオンリーメンバーで拝見させていただいているものです。

余分なことかもしれませんが、私の米国会計基準の教科書では、
Conprehensive incomeは、当期中に自己資本に影響のある全ての取引をいい、内訳がnet income とother comprihensive incomeだといっています。ですからここで議論されている当期純利益との差というのはこのother comprihensive income だと思うのですが、そのうちわけは、満期まで持たないで売るつもりのある有価証券の時価評価と取得コストの差、GAIN,とLOSSもありますが、他にもあって外貨換算調整額と、年金債務調整があります。

全く論点がずれていたら無視してくださいまし。。。
>wan2
コメントありがとうございます。。

満期まで持たないで売るつもりのある有価証券ってのは『売買目的有価証券』で、その評価損益つまり『有価証券評価損益』は自己資本に影響あるんですか??
PL科目ですよね?コレ・・・

「その他有価証券」のケースでは、全部資本直入法のときは、その評価損益が「その他有価証券評価差額金」となって、資本の部に計上されますよね。。
ですから、当期純利益+その他有価証券評価差額金が「包括利益」だという説明が分かり易かったんですが・・・


それと取得コストの差のところもよく分からないです;
すいません。。

まあでも、今までの議論が、日本の会計処理に焦点を当てていたので、米国会計基準とそもそもの処理が異なるだけかもしれません;;
はじめまして。私もつい最近メンバーに加えていただいた者ですが、ちょっと気になったので。

> ですから、当期純利益+その他有価証券評価差額金が「包括
> 利益」だという説明が分かり易かったんですが・・・

日本の制度にはまだ「包括利益」という概念は組み入れられていませんので(会社法の規定にあるのは文言だけ)、定義もまだないと考えた方がいいと思います。それだけに「包括利益」を「当期純利益+その他有価証券評価差額金」に限定してしまうのは避けた方がいいのではないかと思います。

Wan2さんが書かれているように、アメリカの「包括利益」にはさまざまな項目が含まれます。それらに共通するのは、「市場価格(証券市場、外為市場)の変動による企業財務(純資産)への影響額だが、企業の業績評価からは除外することが望ましいもの」という性質であり、将来的には現在よりも多くの項目が「包括利益」に含められる可能性があります。

「満期まで持たないで売るつもりのある有価証券」は「売却可能証券(available-for-sale)」であり、日本の「その他有価証券」にあたります。ですから、その部分は日本の有価証券評価差額金と同じなのですが、外貨換算会計や退職給付会計からも「包括利益」の構成要素が生じる点で、アメリカの「包括利益」は「当期純利益+有価証券評価差額金」よりも広いと考えた方がいいでしょう。

「包括利益とは何か?」と尋ねられた場合には、企業の業績指標である当期純利益に、企業の財務状況(純資産)には影響を与えているものの業績からは除外することが望ましい評価損益を加減算した利益概念と答えることになるでしょう。「包括利益」については、それを業績指標とみなすことができるか否かという点が非常に大きい論点であることを踏まえた論述が求められるのではないかと思います。
単に、PLの当期利益にその他の包括利益OCIを足したものって考えてはダメなの?

要するに、売買目的以外の有価証券の評価差額や退職会計の差額とか、為替の差額とか、そういう本来は当期利益に入れるべきかもしれないけれども、いろいろないわれがあって資本直入されているようなもの

これを本来の当期利益と合計すると、包括的利益。
ちゃんちゃん(ぜんぜんアカデミックでないですが)
はじめまして。初めて書き込みさせていただきます。
だいぶ時間差がありますが、私も最近「包括利益」について興味があり、カキコしました!!!!

私もまだまだ未熟なんですが、包括利益の登場を皆さんはどう思いますか????

投資家情報提供機能の面、処分可能利益として、どっちでもいいので、できたら他の方の意見を聞きたいです!!!

わたしは、情報性、処分可能性、どちらに関しても、包括利益よりも純利益が有用だと思います!!!!
ルビコンさん>
すぎもっちゃんさん>
貴重な意見をありがとうございます!!!!参考になります◎◎あと、日本での調査内容も検索してみました!!!!国際的にも「包括利益」概念は新しい方なので、完全になじむまで実用面でこれからも研究が必要そうですね!!!

二人の考えを見て、これまでの
“「包括利益」よりも「純利益」の有用性が高い’という考えは変わらないものの、
“情報利用者の「包括利益」に対する需要の高まり、クリーンサープラス関係の保持には「包括利益」の表示は必要’だと感じました。

私の意見の理由を書いてなかったので、書かせていただきます。

?「包括利益」の基となる資産負債観による財産法は特定時点の利益計算で継続性がない。(財産法で継続性を持たせる事は不可能ではないですが..)
?「包括利益」には未実現利益が混入する為、各期間の利益がそれぞれの期間をまたいで行ったりきたりしてしまう。
??、?をふまえて、不確実な世界で、変動する純資産をもとに計算された利益は不安定であり、意志決定の直接的に有用な情報とはならない。
と感じたからです。
ただ、先にも述べましたが、補足的な情報になりうると思います。

あと、IASBやFASBでは「包括利益」に関して理論的議論があまりなされていないように感じます。そおした中での純利益を排除した「包括利益一本化」は、私としては抵抗があります。

ちょっと私も長々と、あと主観的な考えになってしまっていると思うので、間違ってたり、訂正や他の考えがあったら教えてください(ฺ→←。)”

「包括利益」問題は実践面、理論面でこれからさらに研究、議論されていく課題だと思うので、これからの動きが興味深いですね。

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