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ジュビリー九州コミュの世界社会フォーラムに行ってきました1(長文失礼)

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1月18日ー2月9日、ケニアに行ってきました。
ひどいですよね、アイルランドに来たばかりで英語もまだ良く分からぬ、いたいけな(?)3人の子どもをおいてケニア。
しかも、どうしてもこの間に引っ越さなければいけない事情があり、私の不在中、連れ合いと子ども達で全部やってくれて、私はただ帰国したら新居に直行。
でも、ずっとケニアに行きたかったんだもーん・・ということで。

最初の一週間は、第7回世界社会フォーラムに参加しました。
次の一週間は、ケニア在住17年のフリージャーナリスト、早川千晶さんガイドのスタディツアーに参加。
ナイロビ最大のスラム、キベラで自立に向けてがんばっている子ども達、大人達を訪問したり、キリンの保護センターや象の孤児院など自然保護関係の施設、その他、伝統と新しい社会への適応を両立させようとがんばっているマサイ族の人々を訪ねたりしました。
最後の一週間で、念願のソンドゥミリウ水力発電事業の現場を訪れたり、マサイマーケットで買い物したり。

何回かに分けて報告しようと思います(時間かかると思いますが)。
最初は四方山話なので、お暇な方だけどうぞ。
(ジュビQmlと同じ内容です)

初めてのケニア訪問で、しかもガイドブックには「あぶない、あぶない」ばっかり書いてあったので、さすがに最初は行動をシティの中心に限定していたのですが、3週間あったおかげで、徐々にケニアの普通の人々が暮らしているところに足を延ばしていくことが(少しですが)できました。

ケニアは本来は大乾期で、例年は赤茶けたサバンナが延々と広がる時期なのだそうですが、異常気象で私たちが行く直前まで雨が降り、おかげで?サバンナでは美しい緑の草と木々が瑞々しい姿を見せていました。

ケニア=暑い、乾燥、木が少ないという先入観が覆されました。

マサイマラでは、1月下旬も雨が降り続いていたそうです。橋や列車が流された話を聞きました。現に私たちがタンザニア国境側のアンボセリやビクトリア湖側のキスムに行った晩も大雨が降り、道路が冠水していました。

ケニアでは、日本語表示のネットカフェもあまりなく、しかもクリックしてから画面が変わる間に一眠りできそうなくらいのろいです。ケニアの人達は、こんな中でよく情報発信しているなーと感心しました。ケニアに行く前は、アイルランドのラインの遅さにいらついていたのですが、帰国後は逆に、「ああ、なんて便利なんだ」と感動しています。

ケニアはそうですね・・・。あぶないといえばあぶない、という感じ?

「地球の歩き方」には、「下町には絶対行ってはいけない」「どんなに近い距離でもタクシーを使え」と書いてあります(「地球の歩き方」の立場も理解できます。本の中で案内したところにいって事件に巻き込まれたら責任問題ですからね)。

すり、かっぱらいは、普通です。道ばたで携帯でメール打ってたら、「横からかっぱらわれるよ」とケニア人の友人に注意されました。
タクシーに乗っていて窓からビデオカメラを取られた人がいるんですが、その手口が、渋滞でタクシーが止まった隙に、片側のドアを外からひとりがドンドン!と叩き、みんながそっちに気を取られている隙に、反対の開いた窓から別のひとりが手を突っ込んで荷物を取るというやり方です。ガイドブックの被害例に乗ってそうなやり口で、感心(しちゃいけないんですが)してしまいました。
荷物を置いて、ちょっと目を離した隙に鞄からパソコンと財布を抜き取られた人もいました。
また、私が泊まったホテルではないですが、カギをかけてホテルの室内に置いておいたものが盗まれた話も聞きました。

また、最近は日中、繁華街の路上でも強盗の類にあうそうですが、こちらが荷物をしっかり抱えて「用心しているんだぞ」という雰囲気ありありで歩けば大丈夫、という話もあります。

暗くなったらひとりで出歩いてはだめ。
日本人で薄暗くなってからひとりで歩いていて、結構大きな通りだったんですが、後ろから首を絞められて荷物を全部取られた人がいるそうです。
その一方、大荷物を抱えた日本人の女の子のリュックの口が開いて、カメラが落ちてしまったのを、後ろから走ってきて届けてくれた人もいます。

ソマリアからカラシニコフが違法に流れてくる。2月初めの新聞には、3週間で米国大使館の車の女性2人を含む50人が違法に入手された銃で射殺された、とありました。

ケニア在住30年の獣医師、神戸さんが、世界社会フォーラムの閉会式に向けてスラムから出発するマラソン大会に出ようとスラムの町並みを出た途端、銃で頭を撃たれた2人の死体に遭遇したそう。

と、つい怖い面ばかり強調してしまいますが、全体的に見てケニアの人は良く歩きよく働く、みんな一生懸命生きている。そして非常にユーモラスで、かつ誇り高いと感じます。

英国の植民地だったのでほとんどの人が英語を流暢に話します。決してエリートに限りません。

飲み屋でしゃべってるおじさん達も、スワヒリ語と英語をまぜこぜにしてしゃべっています。
特に都市では、ちょっとしたところにも英国の影響が深く残っているので、ある意味、私にはなじみやすくもありました(アイルランドも英国の植民地だったので共通するものを感じますーマイナスの遺産ですね)。

町並みも思いの外きれいで、ナイロビからビクトリア湖畔のキスムにまで幹線道路をバスで行きましたが(ナイロビから約7時間)、ナイロビから2時間位の範囲はまあ、良く舗装されていました。

そっからがすごかったですが。

行きは昼間で他にも車がいるので、バスもスピードをそれほどあげてなかったので良かったんですが、帰りが夜行バスですごくとばすので、その揺れのひどいこと。おしりが痛い、とか、気分が悪い、とかいうレベルではなく、あまりのがたがたで息ができない。でも、そのうち慣れて寝てしまいましたが。

ナイロビを離れて郊外に行くチャンスはそう多くはなかったのですが、いわゆる、人が誰も住んでいない地域というのは、自然公園内以外ほとんど見かけませんでした。一つの家と家の間はかなり距離があるのですが、平原でも丘陵地でも、ともかく家がどこにでもあって、日本のように山間地を走るとしばらく人家が一つもないという状況とは違います。伝統的な泥壁の家、トタン作りの家、コンクリートブロックの家など様々です。時には、野原の真ん中にとってもきれいな英国風のおうちが突然建ってたりしてびっくりします。

キスムに向かう幹線道路沿いには、ずっと電柱があり、電線が通っているのですが(時々ぶちっと切れていたりして、この電気はどこから来てどこに向かうんだろうと思うこともありましたが)、奥にある家はもちろん、沿道にある家でも、そこから電気を引いている家はごくわずかのようにおもいました。キスムやナクルのような町では、夜でも(閉店している)ショッピングセンターや街灯に電気が灯っていたし、多くの家が電気を灯していました。

でも、電気がない生活(今回の滞在中、電気のない家にも何件かおじゃましました)イコール不便でツマラナイ生活、では決してないことは、心しておかないといけないと思います。

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