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ヒロシマ・ナガサキを受け継ぐコミュの本が出ました!

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コミュ管理人のゆ〜じんです。

この度、様々な戦争の記憶を語り継いでいこうと活動している同世代の人たち9人とつくった本が、全国の書店で発売となりました。

僕も、「ヒロシマ・ナガサキと人間―被爆者から受け継ぎたいもの」と題して、最近自らの体験を語り始めた被爆者のことや、2年前から始めた毎月の被爆者訪問の活動のこと(このコミュのメンバーの人も何人か紹介してます)などを書きました。

他にも、「従軍慰安婦」、南京大虐殺など中国での加害、沖縄戦、東京大空襲、靖国神社、朝鮮戦争、イラク戦争などに向き合って取り組んできた人たちが、それぞれの模索や葛藤を綴っています。

各々のテーマで取り組んできてあまり交流がなかった9人で1冊の本をつくったことで、これまで分断されがちだった加害や被害といったものを超えて戦争の全体像をより重層的に、しかも単なる「過去」の出来事としてではなく、「現在」と「未来」に生きるものとして浮き上がらせることができたのではないかと思っています。これまでありそうでなかった本、今この時代だからこそつくれた本だと自負しています。

監修者の小森陽一さん(東大教授・9条の会事務局長)が、僕たち9人(偶然にも9!)の試みを、素晴らしい言葉で表現してくれました。 「その伝え、伝え合っていく営みの中で、あらためて、戦争という巨大な暴力によって踏みにじられていた草々の根が、いま一度、大地に深く、そして広く入り込み、新しい芽を吹き出していく力になるのだと、九人の記録から確かに感じとることができる。もちろん、草々とは比喩である。お互いに伝え、伝え合うことで人と人との間をつないで、はじめて人間となることのできる生きもののことを、私は考えているのである。」

僕にとって被爆者の方々との交流は、まさに小森さんの言うように「伝え、伝え合うことで人間となる」プロセスでした。そしてそれこそが、これまで人類が繰り返してきた「戦争という巨大な暴力」を乗り越えていく、そのプロセスでもあると思うのです。一人でも多くの人に読んでいただき、ぜひ感想などを聞かせて欲しいです(感想は、このトピのコメントに、ぜひお願いします!)

※ご希望の方には、定価1600円のところ著者割引で2割引でお送りしますので、メッセージください)

※写真は、東京駅前の丸善で、平積みされていた新刊本。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
新刊「戦争への想像力 いのちを語りつぐ若者たち」
監修:小森陽一
発行:新日本出版社

≪語りつぐ「戦争」受けつぐ「希望」――戦争を知らない世代が動き出す≫

残された時間は限られている――戦争体験者と若者たちの想いが重なり合ったこの瞬間、「戦争体験」を受けつごうとする若い世代の新たな活動が広がっている。六十年という時間を越えて、日常生活のただ中で、どうしたら戦争の現実を伝えられるのか。体験者と出会い、想像し、共感する若者たちの試みに耳を傾けてみませんか。

第1部 戦争体験を語りつぐということ

【「従軍慰安婦」】正義と尊厳の回復を求めて―全国同時企画5年間のあゆみ
  村上 麻衣(日本軍性奴隷問題の解決を求める全国同時企画・京都実行委)

【南京事件】被害と加害から戦争を考える―受け継ぐとは何か
  荒川 美智代(南京への道・史実を守る会/撫順の奇跡を受け継ぐ会)

【強制連行・強制労働】東アジアの出会いと友情―強制連行ワークショップの試み
  殿平 真(東アジア共同ワークショップ)

【靖国神社】戦争できる人間づくり
  西村 美幸(日本平和委員会)

【東京大空襲】街のざわめきに記憶を込める―東京大空襲の声のつなぎ手として
  山本 唯人(東京大空襲・戦災資料センター 研究員)

【沖縄戦】次のスタートラインを目指して―沖縄・虹の会が「戦争」を語るまで
  北上田 源(沖縄・虹の会)

【原爆】ヒロシマ・ナガサキと人間―被爆者から受け継ぎたいもの
  布施 祐仁(ヒロシマ・ナガサキを受け継ぐ会/日本平和委員会)

【朝鮮戦争】朝鮮戦争と現代日韓関係
  角南 圭祐さん(ソウル在住フリージャーナリスト)

【イラク戦争】現代の戦争の体験者として
  相澤 恭行さん(NGO「PEACE ON」代表)

第2部 ≪座談会≫なぜ今、私たちなのか

 ●「証言」=傷口をひらくこと?
 ●問われる聴き手の想像力
 ●「物」をめぐる証言と記憶の蘇り
 ●なぜ今、私たちなのか
 ●「体験」を「経験」にかえる
 ●裁判で「今」の問題に
 ●これを出発点に

-----伝え、伝合う声の響鳴 小森陽一 ----------

発行 :新日本出版 2008
年7月判型:四六並製 / 240 ページ
ISBN : 978-4-406-05151-4定価 1,680円
(本体 1,600円)

コメント(2)

7月下旬にこの本を買って、
8月初旬に読み終わりました本
あの頃は夏でしたが、
感想を書いていなかったら11月になり、
すっかり寒くなりましたふらふら雪

発売から時間がすぎましたが、感想を書きますえんぴつ


この本には、
戦争関連の企画などを実践している、
20代、30代の人たちの経験や思いなどが中心に掲載されていて、
こんな人が活動していたんだ、
活動している人はこんなことを考えていたんだ、
ということが知ることができました。

実践している人たちが中心になっている本は、
戦争関連の本では珍しいという気がします。

自分の印象ですが、
本屋で戦争関連の本を見ていると、
戦争関連の企画を実践している人たちが
中心になっている本が
少ないと思います。

戦争関連の本以外だと、
仕事で手帳を使っている人が書いた
「手帳の書き方」の本や、
文章の書き方を教えている人が書いた
「文章の書き方」の本などがあり、
実践している人の姿が見える本や、
実践するための方法を伝える本が多いと思います。

でも、
戦争関連の本になると、
歴史を伝えるとか、
過去の事実を伝えるとか、
知識を伝える、
ということを重視した本が多いような気がして、
戦争関連の企画などを実践している人たちの姿があまり見えない、
どんな方法で実践しているのかわからない、
と思っていました。


この本には、
実践している人たちの問題への視点や、
活動の仕方が書いてあります。

例えば、
村上麻衣さんが関わる活動では、
旧日本軍性奴隷制度の問題が、
「日韓関係」の問題として捉えがちだったと思い、
フィリピンから被害者をお招きして、
幅広い視点から問題を考えようとしたことが書いてあり、

山本唯人さんが関わる活動では、
企画を実施するときに、
「団体」の論理ができるだけ出ないように、
呼びかけている三団体の「有志」で、
実行委員会をつくったと書いてありました。


そういったことを読んでいくことで、
実践している人たちの考えや思い、
実践の方法が、少しずつ知っていくことができたと思います。

この本を読んで、
実践している人たちの姿が見えたり
どんな方法で実践していたのかがわかったりする本が、
本屋の棚に多く並んで欲しいと思いました。

多くなることで、
何かを知ったあとに実践してみてよう、
と思ったときに参考にできる本が増えて、
自分がしていなかったことを実践してみようと思い、
実践できるかもしれません。

これからも、
何かを実践している人たちがお互いに伝え合い、
その伝え合ったことが本になり、
多くの人に広がっていって欲しいと思いますわーい(嬉しい顔)
新鮮なうちに感想を…と思いながら遅くなってしまいました。

所属する「九条の会」の1月の会報に「書評」として寄せたものです。
自分よりも少し年上のメンバーに話すつもりで書いたので、
この場がミクシイだと思うと、具体性のない事が
何だかなあ…と思ってしまいます。



えんぴつ
これは、希望の書です。
…少し、胡散臭いですか?この言い方。
希望という言葉を、気恥ずかしくて使わなくなってしまっている、
そんな私が、若い人の眩しいほどの感性と可能性を目の当たりにして
―まだ頑張れる―そう思えた、希望の書、です。

9人の若者が、それぞれの立場で「戦争」にアプローチします。
体験者に出会い、その話しを聞くことから、それは始まります。
従軍慰安婦、南京事件、強制連行・強制労働、靖国神社、東京大空襲、沖縄戦、
原爆、朝鮮戦争、イラク戦争、彼らにとって、最初それは文字でしかなかったでしょう。
体験を聞き、知り、その事実の重さに呆然とする彼ら。
もっと聞かせて欲しいという自分の存在が、相手を傷つけるのではというジレンマ、
自分がどこまでその心に添えるのかという戸惑い。
彼らは時間をかけ、謙虚に相手から聞き取りをする中で、伝えていきたいという、
自分自身の内側からの思いを意識するようになります。
受け止めたことを、一つひとつ丁寧に積み重ね、丹念に紡ぐことで、彼ら自身がどんどん変わっていくのです。

はじめは、彼らの保護者のような気持で読んでいたのですが、途中からはその成長に付いていくのに精一杯でした。
彼らに導かれていました。
「戦争」を、殺された側と、殺した側、殺す側から検証すること。
その中で、追い詰められて、人が人としてどう生きたか、生きざるを得なかったかを、自らも傷つきながら知り、感じていくこと。
そこで求められ、また磨かれるのが想像力です。
人を人たらしめる想像力は、憲法を変え戦争をしようとする、戦略に長けた強かな勢力の「嘘」を暴きます。
小森陽一さんの言われるように庶民の力はまさに「歴史認識と記憶力」、
そして想像力、なのですね。
(はつかいち9条の会、ニュースレター1月)


本ご本は、誰かに貸したまま、まだ旅をしているらしく戻ってきません。
一人ひとりが買って下さればいいのにね、気前よく貸したのを後悔してます。
この本は、みんな自分の手元に置きましょう指でOK

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