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原始仏典コミュの律蔵 「ゴータマ伝1」 悟後の坐禅・梵天勧請・ウパカ

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『南伝大蔵経』(大蔵出版)の第3巻をP1から現代語に訳して引用します。

ゴータマが悟ってからサンガ形成に至るまでの伝記的な内容になっており、悟ってからの消息についてはこの記述が最も詳細を極めています。原始仏典におけるゴータマ・シッダッタの最も代表的な伝記部分です。






「 
    律蔵  大品(マハー・ヴァッガ)


   かの先生・阿羅漢・正覚者に帰依します。


    第一 大犍度



(一)
 その時、先生(ゴータマ・シッダッタのこと)は初めて正覚を成じてウルヴェーラー村、ネーランジャラー川の岸辺の菩提樹の下にいた。時に先生は菩提樹の下において一たび結跏趺坐したまま七日の間、解脱の楽を受けながら坐っていた。
 時に先生はその夜に初夜において縁起を順逆に作意した。
 無明に縁って行(形成すること)が生じ、
 行に縁って識(認識作用、心)が生じ、
 識に縁って名色(名:見えないもの、色:見えるもの)が生じ、
 名色に縁って六処(眼耳鼻舌身意)が生じ、
 六処に縁って触(接触)が生じ、
 触に縁って受(感受)が生じ、
 受に縁って愛(渇愛)が生じ、
 愛に縁って取(執着)が生じ、
 取に縁って有(生存)が生じ、
 有に縁って生(生まれること)が生じ、
 生に縁って老死・愁・悲・苦・憂・悩が生じる。
 このようにしてすべての苦しみのまとまりが集起する。
 また無明が余り無く滅せば行が滅し、
 行が滅すれば識が滅し、
 識が滅すれば名色が滅し、
 名色が滅すれば六処が滅し、
 六処が滅すれば触が滅し、
 触が滅すれば受が滅し、
 受が滅すれば愛が滅し、
 愛が滅すれば取が滅し、
 取が滅すれば有が滅し、
 有が滅すれば生が滅し、
 生が滅すれば老死・愁・悲・苦・憂・悩が滅する。
 このようにしてすべての苦しみのまとまりが滅する、と。
 先生はこの意義を知ってこの時、詩を唱えた。

  努力して瞑想するバラモンに
  もろもろの事柄が明らかに現れれば
  彼のすべての疑いは消滅する
  原因あるものごとを知るゆえに


 時に先生はその夜に中夜において縁起を順逆に作意した。無明に縁って行が生じ、行に縁って識が生じ、識に縁って名色が生じ、名色に縁って六処が生じ、六処に縁って触が生じ、触に縁って受が生じ、受に縁って愛が生じ、愛に縁って取が生じ、取に縁って有が生じ、有に縁って生が生じ、生に縁って老死・愁・悲・苦・憂・悩が生じる。このようにしてすべての苦しみのまとまりが集起する。
 また無明が余り無く滅せば行が滅し、行が滅すれば識が滅し、識が滅すれば名色が滅し、名色が滅すれば六処が滅し、六処が滅すれば触が滅し、触が滅すれば受が滅し、受が滅すれば愛が滅し、愛が滅すれば取が滅し、取が滅すれば有が滅し、有が滅すれば生が滅し、生が滅すれば老死・愁・悲・苦・憂・悩が滅する。このようにしてすべての苦しみのまとまりが滅する、と。
 時に先生この意義を知ってこの時、詩を唱えた。

  努力して瞑想するバラモンに
  もろもろの事柄が明らかに現れれば
  彼のすべての疑いは消滅する
  もろもろの原因の消滅を知るゆえに


 時に先生はその夜に後夜において縁起を順逆に作意した。無明に縁って行が生じ、行に縁って識が生じ、識に縁って名色が生じ、名色に縁って六処が生じ、六処に縁って触が生じ、触に縁って受が生じ、受に縁って愛が生じ、愛に縁って取が生じ、取に縁って有が生じ、有に縁って生が生じ、生に縁って老死・愁・悲・苦・憂・悩が生じる。このようにしてすべての苦しみのまとまりが集起する。
 また無明が余り無く滅せば行が滅し、行が滅すれば識が滅し、識が滅すれば名色が滅し、名色が滅すれば六処が滅し、六処が滅すれば触が滅し、触が滅すれば受が滅し、受が滅すれば愛が滅し、愛が滅すれば取が滅し、取が滅すれば有が滅し、有が滅すれば生が滅し、生が滅すれば老死・愁・悲・苦・憂・悩が滅する。このようにしてすべての苦しみのまとまりが滅する、と。
 時に先生この意義を知ってこの時、詩を唱えた。

  努力して瞑想するバラモンに
  もろもろの事柄が明らかに現れれば
  彼は魔の軍勢を破って一人立つ
  あたかも太陽が虚空を照らすように


(二)
 時に先生は七日を過ぎて後、その三摩地(さんまじ、サマーディ、三昧、精神統一、集中すること)より起ち、菩提樹の下より出てアヂャパーラニグローダ樹のところに赴いた。赴いてアヂャパーラニグローダ樹の下において一たび結跏趺坐したまま七日の間、解脱の楽を受けつつ坐した。
 時に一人の傲慢なバラモンがいた、先生のいるところに詣った、詣って先生と互いに慇懃に挨拶し、喜ぶべき、感銘すべき談話を交わして一方に立った、一方に立ってそのバラモンは先生に言った。
「お前ゴータマよ、何によってバラモンであるのか、何をバラモンたらしめる法とするのか」
 時に先生はこの意義を知ってこの時、詩を唱えた。

  もしバラモンが悪を除き
  傲慢なく汚れなく自ら制御し
  ヴェーダ[明知]に通じ梵行を完成すれば
  自らバラモンであると称することを得るだろう
  彼のようなものは世間に多くない


(三)
 時に先生は七日を過ぎて後、その三摩地より起ち、アヂャパーラニグローダ樹の下から出てムチャリンダ樹のところに赴いた。赴いてムチャリンダ樹の下において一たび結跏趺坐したまま七日の間、解脱の楽を受けつつ坐した。
 この時、時ならずして大きな雲が出てきて七日間、雨が降り続き、寒く風が吹いて曇った。時にムチャリンダ(龍王)は己のすみかから出てきてとぐろをもって七重に先生の身をめぐらせて大きな首をあげて、頭上を覆って立った。「寒気も先生を(害すること)なく、熱も先生を、虻・蚊・風・熱・蛇のさわりも先生を(害すること)がないように」
 時にムチャリンダは七日を過ぎて後、空が晴れ、雨がやんだのを見て、先生の身よりとぐろを解き、基本の形を捨てて、子供の形を化作(けさ、神通で作り出す)し、合唱して、先生に帰依しつつ、先生の前に立った。
 時に先生はこの意義を知って、この時、詩を唱えた。

  満足を知り、法を聞き、法を見て、遠ざかり離れることは楽しい
  世間に対して怒りなく、生けるものに対して制御があることは楽しい
  世間に対して貪欲を離れ、もろもろの欲望を超越することは楽しい
  自らの慢心を制服する、これこそ最上の楽である


(四)
 時に先生は七日を過ぎて後、その三昧より起ち、ムチャリンダ樹の下から出てラーヂャーヤタナ樹のところに赴いた。赴いてラーヂャーヤタナ樹の下において一たび結跏趺坐したまま七日の間、解脱の楽を受けつつ坐した。
 この時、タプッサとバッリカの二人の商人がウッカラ村からこの地にいたる途中だった。時にタプッサとバッリカの二人の商人に(前世において)親族血縁であった一人の鬼神がいた。タプッサとバッリカの二人の商人に告げて言った。
「兄らよ、ここに先生ははじめて正覚を成じてラーヂャーヤタナ樹の下におられる、あなたたちはおもむいてパン・蜜丸を持って、かの先生に捧げなさい。長い間に利益と安楽を得るだろう」と。
 時にタプッサとバッリカの二人の商人はパン・蜜丸を持って先生のいるところに詣った。詣って先生を敬礼し終わって、一方に立った。一方に立ってタプッサとバッリカの二人の商人は先生に言った。
「先生、願わくば、わたしたちのためにパンとお菓子を受け、わたしたちが長い間にわって利益と安楽が得られるようにしてください」
 時に先生に考えが生じた。
「もろもろの如来は手には受けない、わたしはなんらかの(器)によってパン・菓子を受けるべきではないか」。
 時に四大王天がいて、先生の考えるところを心に知り、四方から四つの石鉢を先生に献上した。
 「先生、これをもってパンと菓子を受けてください」。
 先生はこの新しい石の鉢を受け、パンと菓子を受けて食べた。
 時にタプッサとバッリカの二人の商人は、先生がすでに鉢と手を洗ったのを見て、頭をもって先生の足に礼拝し、先生に言った。
「ここにわたしたちは、先生と教えとに帰依します。先生、わたしたちを優婆塞(うばそく、ウパーサカ、仕える者の意)として受け入れてください。今日よりはじめて命尽きるまで帰依します」と。
 彼らは世間においてはじめて二帰依を唱えた優婆塞であった。

 時に先生は七日を過ぎて後、その三摩地より起ち、ラージャーヤタナ樹の下より出てアジャパーラニグローダ樹のところに赴いた。赴いてここに先生はアジャパーラニグローダ樹の下に住した。
 時に先生、黙想(宴黙。一人沈黙して静かに居る)していると思念が生じた。
「私の証得したこの法は甚深にして、見難く、解き難く、寂静、微妙にして、尋思の境を超え、至微にして智者のみよく知るところである。ところがこの衆生はアーラヤ(ālaya。阿頼耶。詳細不明。執着か五感の快楽か)を楽しみ、阿頼耶を悦び、阿頼耶を喜ぶ。そして阿頼耶を楽しみ、阿頼耶を悦び、阿頼耶を喜ぶ衆生にあっては、この縁依性(縁に依ること)・縁起ということわりは見難い。また一切行の静止、一切執着の放棄、渇愛を尽くすこと、離貪、滅、涅槃ということわりもまた甚だ見難い。もし私が法を説いても他人が私を了解しなければ、私には疲労困憊があるのみ」
 そして希有(珍しいこと)にして未だかつて聞いたことのない偈(詩)が先生に顕われた。

  苦労して私が得たところを
  今どうして説くべきだろうか
  貪りと怒りに悩まされる人々は
  この法を悟ることは簡単ではない
  これは世の流れに逆らい微妙であって
  甚だ深く、見難く、微細であるから
  欲望に執着し、暗闇に覆われた者は見ることができない

 このように考えて先生は心に沈黙を思い、説法しようとは欲しなかった。
 時に梵天サハンパティ(ブラフマー・サハンパティ)がおり、先生の思念するところを心に知って思惟した。
「ああ世間は敗壊するだろう、ああ世間は敗壊するだろう、ここに如来・阿羅漢・正覚者は心に黙念を思い説法しようとは欲しない」。
 時に梵天サハンパティは、たとえば力士の曲げた腕を伸ばし、伸ばした腕を曲げるように、梵天界に没して先生の前に現れた。
 この時梵天サハンパティは偏(ひとえ、一方)に上衣の一肩を脱ぎ、右の膝を地につけて先生に合掌を捧げて言った。
「先生、願わくば法を説いて下さい。善きところに達した方、願わくば法を説いて下さい。生ける者の中に塵垢の少ない者がいます。もし法を聞かなければ退堕するでしょうが、(聞けば)法を悟ることができるでしょう」
 梵天サハンパティはこのように言った。このように言い終わってさらに説いて言った。

  マガダ国にかつて出現したのは 垢穢れある者の考えた不浄の教えだった
  願わくば不死の門を開き 垢なき者の覚った法を聞かせて下さい
  たとえば山頂の岩に立って あまねく衆生を見るように
  あなたは智慧の優れたあまねく見る眼を持つ者であるから
  法でつくられた高い建物に上り 自らはすでに憂い苦しみを越えているのですから
  願わくば憂いに沈み生と老いに悩む衆生を見てください
  立ってください、勇者よ戦勝者よ 商主よ負債なき者よ世間に遊行してください
  先生よ法を説いてください よく悟る者がいるでしょう

 このように説いた時、先生は梵天サハンパティに言った。
「梵天よ、私に思念が生じた。私の証得したこの法は甚深であって、見難く、解き難く、寂静、微妙にして、尋思の境を超え、至微にして智者のみよく知るところである。ところがこの衆生は阿頼耶を楽しみ、阿頼耶を悦び、阿頼耶を喜ぶ。そして阿頼耶を楽しみ、阿頼耶を悦び、阿頼耶を喜ぶ衆生にあっては、この縁依性・縁起ということわりは見難い。また一切行の静止、一切執着の放棄、渇愛を尽くすこと、離貪、滅、涅槃ということわりもまた甚だ見難い。もし私が法を説いても他人が私を了解しなければ、私には疲労困憊があるのみと。そして、梵天よ、希有にして未だかつて聞かれたことのない偈が私に顕われた。

  苦労して私が得たところを
  今どうして説くべきだろうか
  貪りと怒りに悩まされる人々は
  この法を悟ることは簡単ではない
  これは世の流れに逆らい微妙であって
  甚だ深く、見難く、微細であるから
  欲望に執着し、暗闇に覆われた者は見ることができない

と。梵天よ、このように思択して私は心に黙念を思い説法しようとは欲しない」。
 梵天サハンパティは重ねて先生に言った。
「先生、願わくば法を説いて下さい・・・もし法を聞かなければ退堕するでしょうが、(聞けば)法を悟ることができるでしょう」。
 先生は重ねて梵天サハンパティに言った。
「梵天よ、私に思念が生じた。私の証得したこの法は甚深にして・・・説法しようとは欲しない」。
 梵天サハンパティは三たび先生に言った。
「先生、願わくば法を説いて下さい・・・もし法を聞かなければ退堕するでしょうが、(聞けば)法を悟ることができるでしょう」。
 時に先生は梵天の勧請を知り、および生ける者たちを哀愍することによって仏眼(ブッダチャック、覚った者の眼)をもって世間を観察した。先生が仏眼をもって世間を観察すると、生ける者たちの中に塵垢の少ない者、塵垢の多い者、優れた者、劣った者、美しい者、醜い者、教えやすい者、教えにくい者、あるいはまた、あの世と罪過の恐怖を知って暮らしている者を見た。
 たとえば、青い蓮の池、紅い蓮の池、白い蓮の池において、あるいは青い蓮、紅い蓮、白い蓮が水中に生じ、水中に成長し、水面には出ず、水中に沈んで繁茂しているものがある。あるいは青い蓮、紅い蓮、白い蓮が水中に生じ、水中に成長し、水面に浸っているものがある。あるいは青い蓮、紅い蓮、白い蓮が水中に生じ、水中に成長し、水面に出ており、水のために汚されないものがある。
 このように先生は仏眼をもって世間を観察すると、生ける者たちの中に塵垢の少ない者、塵垢の多い者、優れた者、劣った者、美しい者、醜い者、教えやすい者、教えにくい者、あるいはまた、あの世と罪過の恐怖を知って暮らしている者を見た。見終わって梵天サハンパティに偈をもって説いた。

  不死の門は開かれた 
  耳ある者は聞け、信を捨てよ
  梵天よ、人々を惑わさないかと思って
  微妙の正法を説かなかったのだ

 時に梵天サハンパティは「先生は説法することを許してくださった」と先生を敬礼し右遶(うにょう、右回り)してそこに没した。


(六)
 時に先生に思念が生じた。
「誰のために私はまず法を説くべきだろうか。誰が速やかにこの法を悟るだろうか」。
 時に先生に思念が生じた。
「あのアーラーラ・カーラーマは賢者である、聡明である、怜悧である、長夜に塵垢が少ない。私はよろしくまずアーラーラ・カーラーマのために法を説くべきだろう。彼は速やかにこの法を悟るだろう」。
 時に神がいて、身を顕さずに先生に言った。
「アーラーラ・カーラーマは命終わってすでに七日が経った」。
 先生もまた自ら「アーラーラ・カーラーマは命終わってすでに七日が経った」と知った。
 時に先生に思念が生じた。
「アーラーラ・カーラーマは大きな損失をした。彼がもしこの法を聞いたら速やかに悟ったものを」。

 時に先生に思念が生じた。
「誰のために私はまず法を説くべきだろうか。誰が速やかにこの法を悟るだろうか」。
 時に先生に思念が生じた。
「ウッダカ・ラーマプッタは賢者である、聡明である、怜悧である、長夜に塵垢が少ない。私はよろしくまずウッダカ・ラーマプッタのために法を説くべきだろう。彼は速やかにこの法を悟るだろう」。
 時に神がいて、身を顕さずに先生に言った。
「ウッダカ・ラーマプッタは昨夜、命終わった」。
 先生もまた自ら「ウッダカ・ラーマプッタは昨夜命終わった」と知った。
 時に先生に思念が生じた。
「ウッダカ・ラーマプッタは大きな損失をした。彼がもしこの法を聞いたら速やかに悟ったものを」。

 時に先生に思念が生じた。
「誰のために私はまず法を説くべきだろうか。誰が速やかにこの法を悟るだろうか」。
 時に先生に思念が生じた。
「五比丘は私のために利益するところが多かった。私が専心に精勤していたとき私に仕えてくれた。私はよろしくまず五比丘のために法を説こう」
 時に先生に思念が生じた。
「五比丘は今どこにいるのか」。
 先生は清浄にして超人である天眼をもって見ると五比丘はバーラーナシー国のイシパタナ・ミガダーヤ(仙人堕処・鹿野苑)にいた。時に先生はウルヴェーラーに意のままに住した後、バーラーナシーに向かって遊行をした。

 邪命外道(アージーヴァカ教)のウパカというものがいた。先生がガヤーと菩提樹との間の途上にあるのを見た。見て先生に言った。
「あなたの諸根は清らかです。あなたの肌は清らかで清潔です。あなたは誰によって出家したのですか。誰を師としているのですか。誰の法を楽しんでいるのですか」。
 彼がこのように言った時、先生は偈をもってウパカに説いて言った。

  私は一切に勝つ者にして一切を知る者である
  一切の法のために染められることがない
  一切を捨て離れ渇愛が尽きて解脱している
  自ら知ったのであるから誰を師と言うべきだろうか
  私に師はなく私に等しいものもない
  人々と神々の世間に私に比肩するものはいない
  私は世間の阿羅漢である無上の師である
  私一人が無上の悟りを悟った者であって清凉にして寂静である
  法の輪を転じようとしてカーシーの都に赴くものだ
  闇に覆われた世間において不死の太鼓を撃とう

(ウパカは言った)「あなたの自称するようであれば、あなたは並ぶ者なき勝者というのに適うでしょう」(先生は偈をもって説いて言った)

  もしもろもろの汚れを滅し尽くせば私と同じ勝者である
  もろもろの悪い法に勝つゆえに私は勝者である ウパカよ


 このように説いたとき、邪命外道ウパカは「あるいはそうかもしれない」と言い、頭を振って別の道をとって去った」


(続く)

    『南伝大蔵経3 律蔵3』大蔵出版 P1〜16  を現代語訳

コメント(7)

劇的なコメントに笑っちゃいました(笑)
12トピックあったゴータマ伝を圧縮して、6トピックにしました。また改めて読んでみてください。
少しトピずれするかも知れませんが、質問よろしいですか?

ゴータマ・ブッダの誕生日でもっとも有力な説はどれなのでしょうか?4月か5月ですよね。
4月8日とされていますが、原始仏典には何とも書かれていないです。多分、北伝の資料に記述があるのかも知れません。
「ゴータマ伝」の全6トピックを今使っている訳語に直して、読みやすく編集しました。
ウパカはブッダの言葉に半信半疑であり、心から従うには至らなかったのですね。生前のブッダを目の当たりにしても、受け入れることができない者は受け入れることができなかったのですね。

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