萬翠荘コミュの萬翠荘菊花展が中止。

　お知らせです。。。。
　昨年で５２回を数えた「萬翠荘菊花展」ですが、今年は中止されるということです。。。萬翠荘と大輪の菊。とっても美しかった昨年が懐かしく感じます。。協会の会員の方だったのでしょうか、菊花展で「ここまで育てるのは時間がかかっとんよ～。」と話してくださったおじいちゃんの言葉が、耳にのこっています。

（以下は平成19年10月3日の読売新聞より）

　松山の秋の風物詩として、半世紀以上にわたって親しまれてきた「萬翠荘菊花展」（県、愛媛県菊花協会主催）が今年初めて中止に追い込まれた。作品を出品する愛好家の高齢化によって展示品が集まらなくなったため。来年以降の再開のめどはたっておらず、同協会は「楽しみにしている皆さんに申し訳ない」としている。

　同展は1955年、県指定文化財の洋館「萬翠荘」（松山市一番町）で初めて開かれ、昨年で52回を数えた。毎年10月20日前後から約一ヶ月の開催で、赤、白、黄色の3色の鉢を並べる「ダルマ花壇」や、異なる5種類を並べる「福助花壇」など、豪華絢爛な展示が人気を集めてきた。

　近年、協会員約150人の平均年齢が60歳代後半となって高齢化が進み、栽培そのものをやめたり、栽培規模を縮小したりするケースが増加。ピーク時には50人前後だった出品者は、昨年には15人にまで落ち込んだ。

　今年はさらに出品者が減る見通しとなり、「菊集めの努力の限界を超えてしまった」として、5月上旬の総会で中止を決定した。

　同協会の松本伸二・理事長(63）は「寂しいことだが、時代の流れと思う。会員に呼びかけて、何とか伝統を守っていくようにしたい」と話している。