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mixi STOP-ROKKASHOコミュの「美味しんぼ」で六ヶ所村再処理工場は中止するべき、と。

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こんなメジャーな雑誌で、
国民的マンガの中で、
こんなことを書く時、どんな作者の思いがあったのか、
ぜひぜひ、お読みいただきたいと思います。


日曜日まで、本屋さんやコンビニにあります。

そして、ぜひ、mixiやメール、twitterで広めてください!
どうぞ お願いします。


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「美味しんぼ」環境問題対決に決着!?
http://tanakayu.blogspot.com/2009/12/blog-post_07.html

現在発売中のビッグコミックスピリッツ 新年第1号
(なんと、創刊30周年、突入 第1号でした!おめでとうございます。)
http://www.spi-net.jp/this_week/index.html

広末涼子さんの涼やかな横顔が目印です♪
裏表紙は坂本龍一さん!!


「美味しんぼ 食と環境問題 その9」では、
「六ヶ所村再処理工場に潜む問題とは?」が
たくさんの図をつかってわかりやすく解き明かされます!
そして、いよいよこの環境問題対決に決着が!?

続きはゼヒ!お読みください。


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http://kariyatetsu.com/nikki/1175.php

カテゴリー:雁屋哲の美味しんぼ日記
投稿日時 :2009年11月16日(月)@ 1:48

 ご無沙汰してしまいました

 10月31日に、それまで書いて来た「美味しんぼ」の環境問題篇の内「公共事業が引き起こす環境破壊」について、の第9話を書き上げてから、どっと落ち込んでしまった。
 単行本にする際に、1巻当たり9話が今までに妥当とされてきた話数で、それ以上多いと読者諸姉諸兄が読むのに疲れてしまうのではないかと考えて、何とか全てを9話にまとめるという課題を自分自身に課してきた。
 今回も、これほどの大きな問題を9話にまとめるというのは暴挙に近いことだと思ったのだが、漫画の意味は、読者に問題の全てを科学的に説き明かすことではなく、このような問題が起きているのだぞ、と読者諸姉諸兄に問題意識を抱いていただくために、その問題の存在をお示しすることに有ると考えて、こんな企てに取り組んだのだ。
 細かい科学的なことについては、それぞれの専門の学者に教えを請うて、間違いのないところまで詰めた。
 しかし、教えていただいたこと、自分で学んだことの、百分の一も漫画では書くことが出来なかった。

 さらに、最初の2話目、3話目を読んだ姉の言葉にひどい衝撃を受けた。
 姉は、「あんなの、面倒くさくて読む気になれないわ」と言った。
 およそ、漫画ではないと言うのである。
 私はあくまでも、漫画原作者で有りたいのであって、環境問題運動家になる気はない。
 読者諸姉諸兄が、まず漫画として面白いと思っていただけないような漫画は、漫画原作者として書いても意味がないのである。
 しかし、私自身の環境に対する問題意識もある。
 美味しい食べもの、安全な食べものは、健全な環境有っての物だと思う。
 その健全な環境を破壊する物に対しては、「美味しんぼ」を書いてきた人間として異議申し立てをする必要がある、いや、義務がある。

 そこで、「環境問題」に取り組んだわけだが、これが一筋縄どころか、百筋縄も、千筋縄も、万筋縄も、とてものことに及ばない難しい問題で、取材の途中から頭がおかしくなったが、それを漫画の形にし始めると、こんなことを始めた自分自身を激しく呪うしかなかった。
 私は、26年間「美味しんぼ」を書いているが、今度の「環境問題篇」を書くような苦しい思いをしたことはない。
 問題が問題だけに、少しでも間違ったことは書けない。
 例えば、最後の六ヶ所村の核燃料再処理工場の問題だが、これは極めて微妙な問題を様々に含んでいる。
 科学的な問題、地方の自治体の問題、国の原子力政策の問題、こういう物が入り組むと、非常に難しい。少しの間違いも許せない。
 私が大学で学んだのは量子力学である。量子力学が原子力工学の全ての基礎だ。だから、原子力の問題など、軽いものだと思っていたが、ああ、大学を出てから30年以上経ち、当時最先端の学問を学んだはずなのに全て忘却の彼方である。
 あわてて、色あせた大学の教科書を改めて開き、当時私が取ったノートを開いてみても、「ええっ! 俺はこんな難しいことを勉強していたの!」と驚くばかり。
 幸い、大学の同級生に原子力工学(核融合の専門家)がいて、その「し」に色々と現在の原子力の問題を聞くことが出来て納得出来ることが多かった。(その「し」は、今度の「環境問題篇」の六ヶ所村のところで、実名で登場するので、ご覧下さい。この「し」が、私にラーメン・ライスの食べ方を伝授したのである)
「し」に聞くばかりでは埒があかないので、昔の教科書や、最新の「原子炉工学」の本など買って読んだ。

 その結果、六ヶ所村の再処理工場には無理があると理解したが、そのようなことを、漫画ではきちんと書けないのである。
 その理由は先に書いたとおりである。
 専門的なことを私は論じたいが、それでは読者諸姉諸兄が退屈してしまう。
 それに、とても、毎回22ページの中に入れることは出来ない。
 その、妥協の産物が今回の「環境問題篇」なのである。
 ただ、大いに不満足だが、私は、問題があることを読者諸姉諸兄に示すことが出来ればそれ持って瞑すべき、と思う。

 それにしても、余りに書ききれなかった。
 だから、第9話を書き終わったとたん、すさまじい、絶望感と、自己嫌悪にとらわれてしまったのだ。書きたいことの百分の一もかけなかったことに対する悔しさ。
 漫画として面白くなかったのではないかという、恐怖。
 そして、この「環境問題篇」に取り組んでいた数ヶ月間の疲労。
 そう言う物が、一気に私の心をふさぎ責め付け、ふぬけのようになってしまった。


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