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ジョルジョ・デ・キリココミュの「キリコ」ではなく、「デ・キリコ」です!

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デ・キリコのファンの皆様、はじめまして。日本では、デ・キリコのことを
キリコと呼ぶ、間違った慣習が古くから広められ、なかなか是正されて
いないようです。このコミュでも、残念なことにキリコと呼ばれて
おられる方々が散見されます。これは改めるべきことだという思いから、
おせっかいと思われることを覚悟の上で、このトピを立てました。

「キリコ」ではなく、「デ・キリコ」です!
「デ・」は、切り離しがたく1つの苗字を形成してるんです!

デ・キリコをキリコと呼ぶのは、サッカー選手のデル・ピエロ(Del Piero)を
ピエロと呼ぶのと同じく、トマト屋のデル・モンテをモンテと呼ぶくらいに
間違っているのです。
イタリア語の苗字の「デ」や「デル」は、英語での「マク」(Mc)〜とか、
スラヴ系言語の〜「ヴィッチ」(vic)と同様に、〜の子孫というような意味を
あらわしていて、分離して呼んではいけないのです。こういう苗字は、
イタリア人にはすごく多いのです。貴族の称号とかとは関係ありません。

・正しい例
美の巨人たち:デ・キリコ「通りの神秘と憂愁」
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/010331.htm

・間違っている例
松岡正剛の千夜千冊『エブドメロス』ジョルジュ・デ・キリコ
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0880.html

|ジョルジュ・デ・キリコがひたすら描いたメタフィジック・アートとは、
|そういう孤絶の彼方からの音信を思わせる。
| ぼくがキリコを画集に見たのは中学生のときのことで、日本画家の
|叔父の画室の中でのことだった。

博識として知られる松岡正剛氏ですらキリコと呼んでます。
しかもジョルジョ(Giorgio)なのにジョルジュと呼んでます。
嘆かわしいです。

もし、上記の指摘を読まれて、ご不快に思われたら申し訳ありませんでした。
日本ではキリコの方が通りが良いからキリコと呼び続けると思われる方が
おられても、しょうがないと思います。日本以外の国では、デ・キリコって
呼ばれてるんだということだけでも、覚えておいていただけたらと思います。

コメント(19)

へええ!
すごく勉強になりました。
ハンバーガーチェーンを「ドナルド」と言ったり、
テニス選手を「エンロー」と呼ぶのと同じなわけですね。
なるほど、確かに変だわ。
デっていわゆる貴族階級を示すことばですよね。
シャルル・ド・ゴールのドとかと
同じ感覚かなとおもうのですが。

松岡さんは多分フランス語の本からよんだのかな?
giorgio = george
になりますし。多分その影響なのかなと思いました。
とても有意義なお教えありがとうがとうございます。
一つ常識を蓄えることができました!
「デ・キリコ」これからはそう口にするよう心がけます。
「ピエロ」と「モンテ」に思わず笑ってしまいました。
そういうわかりやすさって大事ですね。

私も今後はきちんと「デ・キリコ」と呼び、広めてゆきたいと
思います!
多くのご賛同をいただけて良かったです。
ありがとうございます。

> 4 4 0 5 さん
>デっていわゆる貴族階級を示すことばですよね。
>シャルル・ド・ゴールのドとかと
>同じ感覚かなとおもうのですが。
ド・ゴール(de Gaulle)の先祖が貴族なのか僕は知らない
のですが、 背が高いから貴族なのかもしれませんけど、
同じラテン系なのでフランス人の苗字もイタリアと
似ているのかもしれませんね。

少なくともイタリア人の苗字の場合、貴族の末裔とかとは
関係ありません。ドイツ人の苗字の前のvonとかとは同列では
ないです。確かにドイツ人の本物の貴族の人に、vonなしで
呼ぶと、自分はvon〜だと訂正させる人に会ったことも
ありますが、vonを入れないほうが普通かもしれません。
でもそれとは違うんです。

イタリア語のdi、de、del、dellaなど英語のofと同様の
前置詞(と冠詞)ですけど、ほんとにいっぱいあるんです。
画家のピエロ・デッラ・フランチェスカや彫刻家の
ルカ・デッラ・ロッビアなども貴族出身というわけではない
はずです。

>松岡さんは多分フランス語の本からよんだのかな?
戦前のアートの中心はパリでしたから、フランス風に
変換されて日本に伝わってしまったのでしょう。
イタリアではチャールズ皇太子をカルロと呼んでますが、
これは変です。本国の名前で呼んであげるべきでしょう。
レオナルド・ダ・ヴィンチだって、フランスで死んだにせよ、
ヴィンチで生まれ、フィレンツェ、ミラノで主に活躍
されたわけですから、レオナールとは呼ばないわけですし。
あーーイタリア語の前置詞のdeですね。なるほど。
じゃあ逆に省略したほうがいいんじゃないのか、
って思うのですがそうでもないのでしょうか。。。
つまりピエロ・デッラ・フランチェスカの場合だと
「フランチェスカ家のピエロ」ということになるんですよね?
なのでジョルジォ・デ・キリコも同じように
「キリコ家のジョルジォ」となるように思うのですが、
そういうことでもないのでしょうか?
でもフランスの場合、この苗字のdeに関しては一緒にしますね。
「de villpinド・ビルパン」「de gaulleド・ゴール」のように。
なので「デ・キリコ」というのは納得できるのですが、
あくまでもDeは所属をあらわす前置詞である、
ということを補足するほうがよりわかりやすいかとおもいました。

>イタリアではチャールズ皇太子をカルロと呼んでますが、
>これは変です。本国の名前で呼んであげるべきでしょう。

コレは本国の言語政策と大きく結びついているのではないでしょうか?
日本語の場合は原語に忠実にいうので、
ワルシャワはヴァルソヴィーじゃないし、
プラハもプラーグとはいわない。
フランスはなるべくフランス語読みした言葉が使われます。
なので、レオナルド・ダ・ヴィンチの場合は、
「レオナール・ダ・ヴァンティ」になるし、
ゴッホは「ゴッグ」、
ローマ法王のベネディクト16世は「ブノワ16世」のようになります。
多分イタリアにもにたような政策があるのではないでしょうか?
>4 4 0 5 さん
>つまりピエロ・デッラ・フランチェスカの場合だと
>「フランチェスカ家のピエロ」ということになるんですよね?
ルネッサンスの頃のイタリアでは、今日のようなファミリー・
ネームを持ってたのは少数の貴族だけだったのです。
たぶん、ロレンツォ・ディ・メディチ(メディチ家のロレンツォ)
とかの場合を連想されておられるのでしょうが、メディチは
確かに家の名前です。
しかしフランチェスカというのは、アッシジの聖フランシスコ
(サン・フランチェスコ)にちなんだ女性の名前です。
ですから「フランチェスカの子孫のピエロ」という意味です。
デル・ピエロの場合もピエロは男の名前ですね。家の名前
じゃないのです。デ・マリアなんていうのもマリアの
子孫とか息子っていう感じだったのが、後世に
ファミリーネームになったわけです。

>なのでジョルジォ・デ・キリコも同じように
>「キリコ家のジョルジォ」となるように思うのですが、
>そういうことでもないのでしょうか?
ですから、キリコが家名というわけではないのです。
おわかりいただけたでしょうか?

ちなみに、アントネッロ・ダ・メッシーナ、
レオナルド・ダ・ヴィンチ、ピエトロ・ダ・コルトーナなど
の「ダ」は、〜出身のという意味です。だからこれらの例も
ファミリーネームじゃないのです。まあ通称ですね。
>コレは本国の言語政策と大きく結びついているのでは
>ないでしょうか?
>日本語の場合は原語に忠実にいうので、
僕は、日本のように原語に忠実な読み方のほうが、望ましい
し、実際に現地に旅行したり、外国人とのコミュニケーション
をはかる場合でも便利だと思っています。

イタリアでも、チャールズ皇太子をカルロと呼ぶほうが
多くても、ジョージ・ブッシュをジョルジョとは呼び
ませんね。
イタリアでは、フランスほどは、なんでも自国言語の読みに
変換はしてないようですよ。人名などは原語に忠実になって
きてると思います。
ゴッホは「ヴァン・ゴーグ」、ベネディクト16世は
「ベネデット・セイディチェージモ」のようになります。
あーなるほど。とてもわかりやすい解説でした。
ありがとうございます。

Hすすぎさんがおっしゃられるように、
ある程度固有名詞でもかなり周知の事実の場合は
原語で話されているように思いますね。
ブッシュはブッシュですね。
でもそれでもない場合は両方混ざります。
マライヤ・キャリーはマリア・カレーってなって
誰だかわからない、なんてのもしょっちゅう。
メディアにもよるんでしょうね。

話がだいぶそれてしまいましたね。
失礼いたしました。
そうなんだあ。
わたしもそう呼ぶことにしまーす!
他にもそういう画家さんたくさんいるのかな?
私は高校のとき、美術の先生に、
馬の絵だったかな?
『この絵かいたの誰ですか?』
って聞いたら

『なんちゃらかんちゃら デ・キリコだよ』

と教わり、そっかー、デ・キリコかー、と覚えていたので、
もともとデはつけてましたよー。

モンテの例え、ナイスです!(・∀・)
つまり
ダ・ヴィンチ
みたいなものですね☆
例えば、かつてのフランス将軍にして大統領となった、ド・ゴールと同じく、だと思うのですが。ド・ゴールをゴールと呼ばないでしょう。毀誉褒貶の激しい故ヘルベルト・フォン・カラヤンも本来は、フォン・カラヤンと呼ぶべきだと思います。
とにかく、最初にデ・キリコを日本に紹介した誰かさんの無知で、「キリコ」が流通し始め、なかなか直らないですネ。
幼なじみの友人も、デ・キリコの大ファンの癖に、未だに「キリコ」と呼ぶ。おかしな話だし、人の名前くらい(発音はともかく)きちんと呼んでいただかないと。苛々しますよ、本当に。
こんなトピがあったのですね、知りませんでした〜
高校までは「キリコ」と言ってましたが、
大学生で初イタリア体験して、ミラノの美術館で「デ・キリコ」だと知りました。
しかしウン十年経て、今や「デ・キリコ」ではなく「デキリコ」になってますあせあせ

ところで発音はどうなるんでしょうか?
「ダ・ヴィンチ 」と同じで、「デ・キリコ」の「キ」にアクセントがあるのかな?
つまり「キリコ」単体の発音と同じままで、「デ」がつくのか。
私はそれとは違う発音になっちゃっています。
アクセントなく並列に「デキリコ」。「スタミナ」と似た発音です。

ご存知の方、おしえてください。
デルピエロがピエロじゃヘンだ!
勉強になりました!!
 このような名前の場合は、例えば音楽のクラシックでは「エイトール・ヴィラ=ロボス」と表記していますね。つまり「・」(なかぐろ)で繋ぐと「ミドル・ネーム」か「クリスチャン・ネーム」みたいに読めてしまい、なかなか「ファミリー・ネーム」と理解してもらえません。
 なので「ジョルジョ・デ=キリコ」という様に「=」で繋ぐというのではいけませんか?

 話はそれますが「ヴィンセント・ヴァン=ゴッホ」も単に「ゴッホ」と呼ばれてますね。

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