福岡県警交通取締り情報交換コミュの年末の交通事故の傾向

★☆ 　年末の交通事故の傾向　　☆★ 　　

９月から１２月の過去５年（平成１７年～平成２２年）平均の交通事故発生
状況を見てみると、
○　発生件数
９月　　３，７１９件
１０月３，８６６件
１１月３，９３４件
１２月　４，０３５件
○　死者数
９月　　１３人
１０月　１６人
１１月　１８人
１２月　２４人
となっており、年末にかけて交通事故が増加傾向になることが分かります。

　
★☆ 高齢者の交通事故が増加！！ ☆★

一方、最近の交通事故の状況を見てみると、１０月末現在（概数）で
○　発生件数　３６，０２３件（前年同期比－６１３件）
○　死者数　　　　　１２２人（前年同期比－９人）
○　傷者数　　４７，４２６人（前年同期比－６２８人）
となっており、全体としては減少していますが、高齢者の方が亡くなる事故が
多発しています。　

　高齢者の方が亡くなられた交通事故は９月まで減少傾向でしたが、１０月末
現在では、６６人で前年比＋４人と増加に転じました。これは、交通事故で亡
くなられた方全体の５４％を占めています。

　その中でも、筑後地区で亡くなられた高齢者の方は、２１人で前年比＋１５
人と大きく増加しています。

　高齢者の方が亡くなられた交通事故の特徴としては、
　　　　○　道路横断歩行中の死亡事故が多い。
○　夕暮れ時や夜間の事故が約半数を占めている。
○　夜間歩行中の死者のうち、約７割が黒などの目立たない色の服
　を着用している。
ことが挙げられます。

★☆ 　　　皆さんへのお願い　　　 ☆★

〈高齢者の方へ〉

　夕暮れ時や早朝は、ドライバーから横断する歩行者や自転車が見えにくくな
り危険です。

　○　明るい服と反射材で、ドライバーに自分の存在をアピール！
　○　「通り慣れた道だから」と油断は禁物、昼間以上に注意！

　あなたの、ちょっとした注意で交通事故は防ぐことができます！

　高齢死者の内訳（１０月末現在）
○　歩行中　　　　　　　　　３８人
○　自転車乗車中　　　　　　１１人
○　二輪車運転中　　　　　　　８人
○　四輪車運転中　　　　　　　４人
○　四輪車同乗中　　　　　　　４人
○　小型特殊（トラクター）　　１人

〈ドライバーの方へ〉

○　高齢歩行者の安全な歩行や横断をサポートする優しい運転に心がけましょ
　う！
○　高齢運転者標識を標示している車に対しては、幅寄せや割り込みをしては
　いけません。

〈ご家族の方へ〉

○　高齢者の外出（車、自転車、歩行者）時には、必ず交通安全のための「声
　かけ」をしましょう！
○　高齢者の体調を把握し、体調が良くない時は、家族による送迎やバスやタ
　クシーなどの公共交通機関の利用を勧めましょう！　