BMW　130i M-SPORTSコミュのリジカラ（リジッドカラー）装着インプレッション

2006年式BMW130iMTに乗っております。
以前から気になっていたリジカラを前後に装着してみたところ、
予想以上に効果を感じることが出来ました。
車格の小さく剛性が高い1シリーズには非常にマッチするものなので、
装着の効果を踏まえインプレッションという形で記載致します。
装着を考えられている方の参考にしていただければ幸いです。

■リジカラとは
ボディとサブフレームをつなぐボルトのクリアランス（隙間）を埋めて、
ボディやシャーシの持つ本来の性能を引き出す事を目的とした、
ホンダ車のチューニングで有名なSPOONプロデュースのパーツです。
詳しい内容は以下のURLをご参照下さい。
http://www.rigidcollar.jp/?mode=f1

■装着の動機
ボディダンパーを導入して感動を覚えた経験から、
ボディに関するチューニングに関心を持つようになり、
「走りに芯が生まれる」という謳い文句のリジカラには注目しておりましたが、
元がバイク乗りなので「リジッド化」という言葉にあまり良いイメージが持てず、
乗り心地が悪くなるだけではないかと効果の程は半信半疑でした。
そんな折知人がRX-8にインストールして大絶賛していた事、
今回フロント用に次いでリア用も登場した事から、
思い切ってフロントリア共にリジカラインストールに踏み切りました。

■装着後に体感した事
変化を一言で表現すると「しなやか」に尽きると思います。
リジッドという言葉とは裏腹に、乗り心地がとても良くなります。
突き上げ感が減少するというより丸くなめらかになるという感じです。
かといって柔らかくなるとか、頼りなくなるというワケではなく、
むしろしっかりとしたコシのある感じでねばり強く踏ん張っており、
タイヤが地面にべったりと張り付いているかのような感覚を覚えます。
荒れた路面でハンドルを取られたりリアがバタつく事が確実に少なくなりました。

それ以上に驚くのがハンドリングでした。
クルマ全体のソリッド感が非常に高くなり、不安感が減少します。
直進は驚くほどピタリと安定しているのに、
ハンドルを切ればリニアに反応しスカっと曲がってゆく。
このギャップがたまらないです。ニタニタしてしまいます。
それは元々130iが持っているキャラクターだと思いますが、
さらに磨きがかかったように前面に出てきます。
謳い文句のとおり、まさしく芯が通ったしなやかな走りとなりました。

ただし私の130iにはにコンフォート指向のパーツとしてボディダンパーがインストールされており、
さらにビルシュタインエグゼクティブチューニングサスが装着されておりますので、
ノーマルに比べ乗り心地は良い方だと思います。
それでも体感出来ると考えるか、相乗効果で良く感じるだけと考えるか、
そこは人それぞれだと思いますが実際のところはわかりません。

■後悔は無いか？
後悔はありません。アクセルを安心して踏める、ある意味コワーい乗り物になりました（笑）
ただ、あまりにクルマが安定方向にふられたせいか、ベンツほどではないですが、
長距離を一定のペースでダラダラ走っているとだんだんと眠くなってきます。
ここまでコンフォートにしてしまうと、それは既にBMWでなくなってないか？
と自問したりもしましたが、「小さなロングツーリングカー」を目指す私にとって、
これはこれで非常に良い効果を得られたと思っています。