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怖い話スキーコミュの女の子の笑顔

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これは俺が小学校6年生ぐらいの話。









例の祖母の家に泊まりに行った時の話。

かなり強烈な体験をしたため、あの押し入れのある部屋には極力近寄らないようにしていた。

しかもこの時はちょうどお盆の真っ只中。

しかし、祖母の家には叔父さん家族も同居していたため、お客さんが来た場合、その部屋に泊まるしか場所はなかった。

だから俺は親父やお袋が寝るのを待っていた。

しかし、そうやって親族が集まるといつまでたっても宴会というのは終わる気がしない。

俺は不覚にもいつのまにか寝ていたようで、気づけば例の部屋で寝ていた。

怖いもの見たさからか単に寝ぼけていたか、俺は押し入れを見てしまった。

しばらく見ていたが何もなかった。
安心感からか俺は布団に寝転がった。
ふと見ると廊下を挟んだ居間の障子から光が漏れていた。
親父達はまだ飲んでるのかと時計を見ると午前1時半過ぎ。
よく飲むもんだと半ば呆れたが、俺はあることに気づいた。

話声が聞こえなかった。押し入れに異常がなかったことから安心しきっていたのかわからないが、消音モードだった。

いったいいつから?
意識し始めると嫌な脂汗が止まらなくなった。

その時ふと笑い声と何かの気配を感じた。

金縛りにはなってなかったので周りを見渡した。

何もない…ならよかった。
気配は上だった。
ゆっくりと上を見た。

何もなかった。
なんだ気のせいかと思い視線を落とすと、いた。

よりによって押し入れの中。
いつの間にか全開になっていた押し入れの上段、かなりボロボロの格好をした女の子。

ただ、怖くはなかった。むしろ悲しかった。
よくわからないが、恐らく女の子は人形の持ち主だろう。
戦時中の火事やらなんやらでボロボロになったはずなのに女の子は笑っているようだった。

その笑顔が悲しかった。





眩しい日差しで俺は目を覚ました。
女の子は俺に何を伝えたかったのか。
伝えたかったことがあったのか。
それは今となっては知ることができない。

偶然か必然か、俺が目を覚ましたその日は奇しくも8月15日だった。
蝉がうるさくて、テレビからは終戦記念日のニュースが流れていた。



以上です。
怖い体験というよりもなんか不思議な体験でした。
駄文失礼しました。

コメント(5)

その少女は供養してもらいたかったんじゃないの?

トピ主さんに…

親戚の家と言うことであるなら、まだ間に合うのでは?

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