怖い話スキーコミュの戻ってきたもの

これは僕が中学校の時に当時仲が良かった友達（Ｋ君）から聞いた話です

怖くもありますが、とても不思議な話です

Ｋの家は家族の他に母方のおばあちゃんも一緒に住んでおり、その為Ｋは小さい頃からおばあちゃんっ子で本当におばあちゃんのことが大好きだったそうです

しかしそのおばあちゃんも、Ｋが中学一年の時に他界してしまったのです

深い悲しみにくれたＫは通夜の最中も終わった後も、ず～っと泣いていたそうです

そして次の日、お葬式の準備の為に両親は棺に入れる為のおばあちゃんの思い出の品を整理してたんですが、どこをどう探しても見つからないんです

おばあちゃんがいつも履いていた黒い靴が

そのうちに式の時刻も迫ってきたこともあり両親は、おばあちゃんが天国まで靴を履いて行ってしまったんだということにしたそうです

そしてまだ泣いているＫに最後のお別れをしようねと言って葬式場に向かったそうです

そして葬式も済み、火葬が終わり、一段落してＫ一家が自宅に着いたのは深夜のことでした

家に着いたＫが、ボ～っと歩きながら水を飲もうと思いキッチンの方へ向かったそうです

そしてキッチンに着いたＫは「ある物」を見つけてしまったのです

テーブルの上にキレイに置かれた一足の靴を

紛れもしない、おばあちゃんの靴だったそうです

あれだけ探しても見つからなかったのに・・・？

しかし、そいつは少しも怖くなかったそうです

なぜなら大好きなおばあちゃんが戻ってきてくれたんだと嬉しさで涙が出たからだそうです

こんなことあるんですね