怖い話スキーコミュの『見たら呪われる１』

見たら死ぬ『ＶＴＲ』


良くある『呪い』ネタだ・・・


信用できねえ


ただこれから伝える内容は今だに『呪い』が続いてるかもしれねえ


でも、別にこれから『読む話』を『読んだ』ら『呪われる』とか『死ぬ』とかそうゆう『たぐい』じゃないから安心してください
（´▽｀）


話は今年の夏のことだ･･･


怖い話を集めるホームページの管理人含む5人の人間が『奇妙』なものの撮影に成功した


その撮影を行った奴らのプロフィールだ


管理人の名前は『カル』
怖い話・肝試しには目が無い３３の独身男


３０代半ば『でんでん』
本当の年齢は明かさず「いつも３０代半ばだ」としか言わないので詳しい年齢はわからない
いつも『サイト』の行く、肝試しに足を運ぶ『常連』


２６歳：男『とーる』
今回初めてサイトの『肝試し』に参加した『新人』


３２歳：男『せいや』
名前とはかけ離れた『顔』と『体系』を持つ、底抜けに明るい人


２９歳：男『タカ』
『サイト』の常連で『でんでん』の良き友人


この５人が行った『肝試し』が『コト』の発端だった



『コイツ』らは２００６年８月２６日土曜日に『肝試し』で千葉県にある心霊スポット『雄蛇ヶ池』へ行った


『カル』と『とーる』はビデオカメラを持ってきていて『雄蛇ヶ池』の様子を撮ろうとした


『カル』は『サイト』に紹介するため


『とーる』は自分の趣味で『怖い話のサイト』のオフ会（サイト上で出会った人たちが実際に会う会）には必ずビデオを持ってくそうだ


ちなみに『雄蛇ヶ池』は昔、地主の息子と村娘が恋に落ち、身分の違いで引き離されたことを哀しんだ娘が「いつでも彼のそばにいられるように」とこの池に身を投げ、『白蛇』となって生まれ変わったんだが、何故か『白蛇』は『雄』で、池の名前が『雄蛇ヶ池』になったそうだ。



わけがわからねえ、なぜ『雄』になる？


ついでに、この池を七回り半すると『蛇神様』が現れるという伝説もある。


『自殺者』が後を絶たない(特に首吊り)場所で、池の湖面に女が立っていた、光の玉を見た、耳元で声を聞いた等、胡散臭い話は沸いて出てる。


その昔『とんねるずのみなさんのおかげです』で『イボ愛子』の『コーナー』で『木梨憲武』が本当の『自殺者』を発見したとかゆう『噂』が出るって『噂』の場所だ


そんな場所に『夜』ソイツらは
「うわー、絶対ココやばいよ！」とか

「うわー、寒気がする！絶対なんか居る！」とか

「前は結構、肝試しに女の子もいたんだけどねー」とか

「うわー、この場所けっこー感じねえ？！」とか話しながら歩いてた



まあ、大半の『肝試し』がそうであるように、確かに怖い場所ではあるのだが実際に『幽霊』とか『霊体験』なんかはその時は無かった





ホントの『恐怖』は『とーる』の『ビデオ』にあった･･･



『肝試し』も終わり『ファミレス』で『雑談』がてら『雄蛇ヶ池』で撮影したビデオを見る





「うわッ！すげえッ！！」

『とーる』が声を上げる





『カル』の撮影したビデオには別に特別な『モノ』は写ってなかったが

『とーる』の撮影したビデオにはっきりと『モノ』が撮れてた



そう


『はっきり』とだ


『光』とか『ぼやけてるモノ』とかそうゆう部類ではない



『アレ』を『幽霊』と言わねば『幽霊』と言えるものは何も無いと言えるほどの『モノ』だ



あんな『映像』撮れるのは、はっきりと『幽霊』が写るか『作り物』の映像でしかない



『肝試し』から『ファミレス』まで１０分ぐらいの時間で『作り物』の映像が作れるわけねえ



どんな映像かというと

『雄蛇ヶ池』は散歩コースみたいなものがあり

そのコースには『休憩場所』みたいな屋根の付いたベンチがある


その『屋根の付いたベンチ』を撮るところでハッキリと『とーる』の『ビデオ』は『首吊り死体』を撮らえやがったッ！！



もちろん実際歩いた時にはそんな『首吊り死体』なんざ見つけてはいない


『ビデオ』の中にだけ『首吊り死体』は写ってたんだ


『とーる』の『ビデオ』だけに・・・




固まる『５人』･･･


『戦慄の悪寒』による『震え』


『ビデオ映像』には『首吊り死体』が『カメラ』に当たるほど近く『撮れて』いる


『首吊り死体』は男だ


『服』は『作業着』か･･･？


『死体』から出てきたと思われる『膿』のような汁で服もグチョってる･･･


『年齢』は・・・？



顔が腐っていて判別できねえ･･･





「ありえね〜･･･」

『カル』は言った･･･




他の４人も同意見だっただろう･･･



「おれも何回も肝試し行ってビデオ見てきたけど･･･こんなのは初めてだ･･･」

いつも明るい『せいや』が言う･･･




「こりゃすげーもん撮ったぜ！」

『タカ』が言う




「サイトにアップしようぜ！」



『でんでん』はテンションを上げながら提案した


『肝試し』の経験や『霊体験』をした奴らにならわかるかもしれないが

実際に『霊体験』を経験しても『明るい場所』に行ったり

次の日の『朝』になっちまったら

『恐怖心』も薄れて『思い出話』に変わっちまう･･･



他の『４人』も

「マジで？！呪われそうじゃね？」とかうれしそうに言ったり

早速この『体験』を『ケータイ』で『友達』に話したりする奴もいやがる




バカなやつらだ･･･


気持ちはわからなくもないがな･･･




そんなワケで『とーる』に『ビデオテープ』をダビングして『カル』に渡すような手はずになった･･･




2006年8月27日・日曜日・夕方


『とーる』がビデオのダビングをしたので『カル』に電話をした･･･


しかし、『カル』はツナがらない･･･


『カル』のサイトへいってみた



早速、BBSに『せいや』が昨日のことを書いていた

そのレスに『タカ』や『でんでん』も書き込んでいた

BBSは大いに盛り上がってた


そのBBSに『とーる』は
「ビデオがダビングできたので『カル』さんに渡します。もうすぐ皆さんも映像見れますよ（＾▽＾）」
ってなレスを書き込んだ･･･




しかし『カル』からのレスは帰ってこなかった



BBSは５日たっても『雄蛇ヶ池』の件で盛り上がっていたが、さすがにサイトの更新、書き込みをしない『カル』に対して、サイト観覧者たちは『好奇心』に満ちた『レス』を書き込んだ



「おいおい、カルさん、もしかして呪われた？？（？ω？；）」



「やべーじゃね？『雄蛇ヶ池』の霊の呪いか（汗」



「カルさーん、みなさん心配してるなりよ〜（´Å｀；）」



そんなレスでかなりBBSは盛り上がりを見せたが、さすがに心配になった『でんでん』が『カル』と本格的に連絡を取り始めた




『でんでん』は『サイト』作成当初からの常連で何度も『カル』の家まで行ったことがある



そんな『でんでん』が『BBS』にとんでもないことを書き込んだ



「カルの家に行ったけど、お母さんが出てきて『カルは亡くなりました』って言ってた･･･
2７日に亡くなって、俺が言ったときには葬式の後だった･･･」




そのレスを見て「BBS」はさらに盛り上がった




「原因はなんだったんですか？！」

「カルさ〜ん。悲しいよ（；；）」

「やっぱ呪い？？」



興味本位かどうかはわからねえが『観覧者』は気楽なもんだ



ホントにビビッたのは、『雄蛇ヶ池』に行った『4人』だ



『でんでん』『タカ』『せいや』『とーる』は、お互いに『ケータイ』で連絡を取って、会って『カル』のコトを話し合った



『カル』の『死』を確認したのは『でんでん』だ



『でんでん』の話によると


「オレもさすがに詳しく聞きづらくて、よくはわからないんだけど

『カル』の母親が言うには『27日の昼ごろに家に帰ってっきてすぐに眠って、翌日の会社の出社時間になっても起きてこないから起こしに部屋に入ってたらすでに死んでいた』って言ってた

『カル』の母親も涙ながしてたから

あんま詳しくは聞けなかったんだよ」





結局『カル』の『死』の原因はわからずだ



『でんでん』と『タカ』は『カル』と仲が良かったから純粋にその死を悲しんでいた



『4人』とも黙ってしまった・・・



少し時間がたって『せいや』が言った



「そういえば『とーる』、あの時撮ったビデオはどうしたの？」



「一応持ってきましたけど、『カル』さんのコトがありますからね、どうしましょうか？このビデオ･･･」
と『とーる』は言う



「まあ、呪いで『カル』が死んだとは思えないけど一応『お祓い』とか、してもらったほうがいいんじゃない？」
と『せいや』



「はあ・・・」
と『とーる』は気の入っていない返事をする



そして、その場は『でんでん』と『タカ』の悲しみもあって、空気も重くなってしまい、別れた






2006年9月1日　金曜日　夜



『でんでん』から信じられない電話が『とーる』と『せいや』にかかってきた



「『タカ』が死んだ・・・交通事故で即死だったらしい、明日ちょっと会わないか」と涙声で・・・・




2006年９月２日　土曜日　夜


続
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