ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

☆北京に住んでる人☆コミュの習近平政権下で際立つもう一つの歴史認識問題を考える会

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
みなさん
いつもお世話になっています。
山口直樹@北京日本人学術交流会です。
 第214回北京日本人学術交流会では、NPO法人日中独創メディア理事長の加藤隆則氏に「習近平政権下で際立つもう一つの歴史認識問題」というテーマで話していただきます。
これまで学術交流会では、加藤隆則氏には、二度の講演をいただいていますが、今回は歴史認識問題に焦点を当ててお話しいただきます。
 参加希望の方は、4月1日(金曜)深夜までに次のフォームにお申し込み下さい。
なお、席には限りがあるため先着順となります。
あらかじめご了承ください。参加希望の方は、お早めにお申し込みくださいますようおねがいいたします。
(申込フォーム)
https://legacy.creativesurvey.com/reply/0ea4281007e2ddf6460a8af2921fcf

どうぞ、よろしくお願いいたします。

第214回北京日本人学術交流会
◎日時:2016年4月3日(日曜)午後3時開場、午後3時半開始、報告、質疑応答含めて午後8時終了予定。
◎場所:亮馬橋幸福ビル中華料理店京味菜の一室(くわしくは申し込んでくれた方にお知らせします。)
◎テーマ:「習近平政権下で際立つもう一つの歴史認識問題」
◎講演者:加藤隆則氏(独立記者、NPO法人独創メディア理事長)
(略歴)1962年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒、1986年から1987年に北京で語学留学。1988年読売新聞社入社。上海支局長や北京で中国総局長を歴任。現在は、NPO法人独創メディア理事長。主な著書に『中国社会の見えない掟―潜規則とは何か』(講談社新書)『「反日」中国の真実』(講談社新書)『習近平の政治思想』(勉誠出版)など。
◎参加費:運営費、資料代など
飲み物(ビールやソフトドリンク)や中華料理が用意されます。社会人(企業派遣留学生含む):200元、留学生、学生:100元(運営費、資料代、食事代など)
◎言語:主に日本語


(要旨)
2015年から10年間、上海、北京で特派員を経験した後、約9か月間、日本で過ごした体験をもとに、日本の対中認識の問題点を解き明かす。帰国後、各種講演会や寄港原稿で「習近平政権下で反日デモは起きない」との認識を伝えてきた(前回での北京日本人学術交流会でも然り)。習近平は強い指導者を演出し、「反日」から「克日」「超日」へと向かっている。それは過去の歴史を乗り越える現在、将来の課題である。日中間ではしばしば戦争に関する歴史問題あるいは歴史認識問題が問われてきたが、「もう一つの歴史問題」にも留意する必要がある。ある特定の事件ではなく、歴史そのものをどうとらえるかという根本的な問題である。
昨年以来、日本では戦後70年の総括がされてきた。侵略戦争への言及や謝罪が注目された安倍首相の戦後70年談話は、過去の反省に言及しつつも、「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」との言葉にウエートがあった。過去の清算である。

では中国はどうか。現状維持を望む日本に対し、経済大国に成長した中国は現状に不公平を感じ、他の新興国とスクラムを組んで米国を中心とする国際秩序の変更を求めている。習近平は就任後から、中華民族の偉大な復興を実現する「中国の夢」をスローガンに掲げ、大国としての復活を夢見ている。実際、国際経済学者のアンガス・マディソン氏の世界経済長期統計によると、中国のGDPは、1820年代は世界の32・9%だったが、建国当初の1952年は5・2%しかなかった。中国の夢に語られる「復興」にはこうした民族の記憶が刻まれている。
習近平は昨年9月3日の抗日戦争勝利70年記念軍事パレードで、「抗日戦争の勝利が、日本の軍国主義が中国を植民地とし奴隷とするたくらみを徹底的に粉砕し、近代以来、中国が受けてきた外国の侵略による民族の恥辱を雪ぎ、世界における中国の大国としての地位を改めて確立した」と演説した。中国にとって歴史は過去のものではなく、民族の復興を実現するためのバネである。簡単に清算し、先に進めるものではなく、まさに現在の政治と不可分の関係にある。
習近平には「二つの100年目標」がある。共産党創設100年(2021年)にゆとりある社会(小康社会)を全面的に築き、建国100年(2049年)には富強で、民主的で、文明を備え、調和のとれた社会主義近代化国家を建設する。つまり先進国入りである。具体的な数字の目標は、2020年にGDPと1人当たりの収入を2010年の倍に増やす所得倍増計画があり、2020年までに7000万人の貧困人口(年間収入が2800元=約4万8000円以下)を解消することも目標に掲げている。
抗日戦争勝利70年だった昨年、国慶節の大規模な軍事パレードについて日本では「反日的だ」との論調が強かったが、見逃されているのは1年を通じ、反日デモの呼びかけが全くなかったことだ。だが日本ではいまだに、「江沢民時代の愛国主義教育が反日感情を生んだ」との安直な図式がまかり通っている。反日感情には、語り継がれてきた戦争の記憶と大国化によって刺激された民族意識という歴史的な背景がある。中国が大国化したにも関わらず、依然、優越意識、上から目線を持ち続けて、傲慢な態度を取っている日本が、中国人を刺激している側面は見逃せない。反日感情をもっぱら中国側の責任とする見方は、日本人が自己の責任から回避しようとする言い逃れにしか見えない。
中国が日本を乗り越えようとしている今、もう一つの歴史認識問題を認識することが、新たな日中関係を構築する第一歩となる。

(以上)

北京日本人学術交流会代表:山口直樹(ngodzilla2185@gmail.com)
http://j.people.com.cn/96507/97399/6683166.html
これまでの北京日本人学術交流会の記録
http://www.nihonjinkai.org.cn/html/doukoukai/beijingribenrenxue-jiaoliuhui/201105/19-1072.html

北京日本人学術交流会についての映像記録
http://j.people.com.cn/94475/8510911.html

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

☆北京に住んでる人☆ 更新情報

☆北京に住んでる人☆のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング