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☆北京に住んでる人☆コミュの米中関係に関する共同討論会

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みなさん

いつもお世話になっています。

山口直樹@北京日本人学術交流会です。





第103 回北京日本人学術交流会では、横浜市立大学名誉教授で中国研究者の矢吹晋先生に「チャイメリカ再論−21世紀の働き蟻と浪費家キリギリスの話」と題して米中関係についてお話いただき、共同討論を行います。

 矢吹晋先生は、東京大学経済学部卒業後、東洋経済新報社の経済記者を振り出しにアジア経済研究所や横浜市立大学などで長年にわたって中国研究をされてきました。



数多くの著書や論文を発表されていますが、近年では『チャイメリカー米中結託と日本の進路』(花伝社2012)を刊行されたほか、『尖閣問題の核心ー日中関係はどうなる』(花伝社2013)や『尖閣衝突は沖縄返還に始まるー日米中三角関係の頂点としての尖閣』(花伝社2013)を刊行されています。岡田充氏は、矢吹先生の一連の著作を評して「著者の執筆意欲は尋常なものではない。」と述べています。同時に矢吹先生が、日本の中国研究の分野でもっとも先鋭な論を展開している研究者のひとりであることも重要なことかと思います。(詳しくはhttp://www25.big.or.jp/~yabuki/



を参照ください)

矢吹先生には、米中関係を中心に報告いただきつつ、尖閣問題にも言及していただくことになるでしょう。

貴重な機会となるかとおもいます。



参加を希望される方は11月8日(金曜)深夜までに連絡係の吉田氏(pngk218523@gmail.com)まで参加希望のメールをお願いいたします。

(座席には限りがありますので、席が埋まり次第締め切ります。ご了承ください。)

◎第103回北京日本人学術交流会

◎日時;11月10日(日曜日)午前2時半から午後5時半ごろ(のち場所を移して懇親会)

◎報告者;矢吹晋氏(横浜市立大学名誉教授)

◎主題:「チャイメリカ再論−21世紀の働き蟻と浪費家キリギリスの話」

◎場所;五道口カフェ2ndplace(申し込んでいただいた人に詳細をお知らせします)

◎参加費;60元(資料代、運営費、場所代、ドリンク代など)

◎言語;主に日本語

要旨

 チャイメリカ再論――21世紀の働き蟻と浪費家キリギリスの話(こちらが見にくい場合は、

1. 私は2012年5月に『チャイメリカ――米中結託と日本の進路』(花伝社)を出版した。服部龍二『日中国交正常化』が大佛次郎論壇賞やアジア太平洋賞特別賞を得たことを知り、驚愕したからだ。インフレ教授や御用学者が駄本を書く例は枚挙にいとまがない。ただし、この種の駄本に賞を与えることは、『朝日』や『毎日』が良書と認定したことを意味する。尖閣騒動を生み出したのは、この本を「良書」と推薦して疑問を感じない日中関係への認識であろう。この本に書かれた尖閣問題認識、国交正常化論の成否が問われるべきだ。この本の「書評」を調べると、研究者たちの日中理解の浅薄ぶりが明らかになる。まさにリトマス紙だ。

2. チャイメリカという造語は、ハーバード大の経済史家ファーガソンのものだ。The Ascent of Money 2008の末尾で登場する。これはWonderful dual economyだという。この影の帝国は、世界陸地の1割を占め、人口の25%を占め、生産の33%を占め、過去8年の世界GNP増加分の半分を占める(矢吹111ページ)。これはまさにmarriage made of heavenではないかと彼は皮肉る。そこを直撃したのがリーマン・ショックだ。下図は英『エコノミスト』2009年1月24日号「マネーフローが洪水になるとき」である。※図は掲載できないため省略
中国の楼閣から溢れる洪水が米国のサブプライム住宅を押し流す。米国の下層階級にマイホームを提供したのも、それを押し流すのも、チャイナマネーだ。洪水のような輸出で外貨を貯め、それで米国債を買う。

米国の財政赤字と中国の過剰な純貯蓄は本来無縁なはずだが(左図)、米国が放漫財政を継続できるのは、中国(そして日本等)が赤字分を補填するからだ。これらの補填がなければ、赤字財政を継続できない。

3. 米国の戦略家たちがチャイナマネーを「発見」したのは、2005〜06年だ。ロバート・ゼーリック国務副長官(のち世界銀行総裁)は05年9月21日「中国が国際社会において責任あるステークホルダー(responsible stakeholder)となるよう促すと語った。博打場の賭け金(stake)を米中共同で管理しようという提案だ。ゼーリックがこの時、何を見ていたかは今では明らかだ。
2006年に中国の外貨準備高が日本を抜いた。これからは米国債を中国に買わせよう。これがゼーリックの慧眼だ。3年後、オバマ政権の国務副長官に選ばれたスタインバーグは、対中関係はStrategic Reassuranceと述べた。これは核戦略におけるMutual Assured Destruction(相互確証破壊)の援用であろう。中国が大量に保有する米国債を安易に売却しないような安全装置Reassuranceを約束させる計画に着手した。

4. ペンタゴン(国防総省)は2010年8月に発表した国防白書で中国軍の国際貢献を称賛して、International Public Goods(国際公共財)を運んでいると指摘した。国連の平和維持活動、反テロ活動、国際的災害救援活動における中国軍の役割を評価したものだ。誠に皮肉な話だが、前原外相がニューヨークでヒラリー長官と会い、日米安保は国際公共財と言ってもらい有頂天になったのは、国防白書の1カ月後だ。安保=国際公共財論は、大報道されたが、中国軍に同じ表現を用いた事実は日本マスコミではいまなお報道されていない。偏向報道の一例だ。

5. チャイメリカを読む三つの視点。➊安全保障、核大国として対峙、米ソに次ぐ新たな冷戦と見る見方が根強い。旧ソ連崩壊以後の現実を古い眼鏡で見るもの。習慣の力、慣性の力。❷経済的相互依存・補完関係。貿易、投資、技術導入、❸国際政治における日中の影響力の差異。北朝鮮、シリア問題、アフリカ問題、中国は国連常任理事国で核大国。政治的訓練にも長けている。

6. 6月8 日のドニロン米大統領補佐官(安全保障担当、国務省スポークスマンではない) 記者会見。オバマ米大統領と、3 月の全人代で就任した習近平国家主席が互いに早期の会談を通じ、「腹を割った話し合いをしたい」と望んでいた背景。ドニロン補佐官によると、両首脳の会談は当初、ロシアのサンクトペテルブルクで20 カ国・地域(G20)首脳会合が開催される2013 年9 月まで実現しない予定だった。しかし、これでは「間が空きすぎる」として前倒しを決め、米国側が中国側に働き掛けたところ、中国側は渡りに舟とばかり即座に応じた。会談時間は2 日間で計約8 時間行われた。2 日目の8 日には通訳だけを交えた約50 分間にわたる「両首脳の密談」も持たれた。オバマ・習近平の「秘密会談」を強調して、ドニロン補佐官は次のように述べている。「オバマ大統領と習近平国家主席は、1対1の対話のために散歩に出た。通訳だけしかいない、本当に1対1の対話であった。その対話は今朝50 分行われた。そこでは米中間のいくつかのカギになる争点が話し合われた。[これは2時間足らずのオバマ安倍会談とは雲泥の差ではないか。またケリー長官とヘーゲル長官が千鳥ヶ淵へ献花したのも初めて。日米の同床異夢は、要注目](Donilon reported, on the last morning: “… President Obama and President Xi went for a walk to have a one-on-one meeting ― a true one-on-one meeting ― with just interpreters present. That meeting lasted for about 50 minutes this morning ― and again, talking about a number of the key issues between the United States and China.”)
※文字化けのため、中国語部分省略

(以上)





北京日本人学術交流会代表:山口直樹(ngodzilla2185@gmail.com)

http://j.people.com.cn/96507/97399/6683166.html

これまでの北京日本人学術交流会の記録

http://www.nihonjinkai.org.cn/html/doukoukai/beijingribenrenxue-jiaoliuhui/201105/19-1072.html

エスペラント版

http://www.espero.com.cn/se/txt/2013-01/29/content_515338.htm



- 第89回学術交流会の様子
http://beijing.shvoice.com/community/5588.html

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