ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

ミーコの楽しい仲間たちコミュのよみがえったセルロイド人形 最後のセルロイド職人 平井英一展

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2/26〜5/14まで、昭和のくらし博物館で表題のミニ展示会がありました。今度、それについて、昭和のくらし博物友の会会報で、それについて寄稿することとなりました。

来月初旬の発行と言うことで、ちょっとフライングになりますが、寄稿文を掲載します。

-------------------------------------------------------
よみがえったセルロイド人形 最後のセルロイド職人 平井英一展

 セルロイド。それは失われた時間の記憶。しなやかな感触。そして樟脳の香り。

 数年前、ひょんなきっかけから、現在もセルロイドの、お人形「ミーコ」や縁起物を作られている平井英一さんと知り合うことが出来た。平井さんはインターネットで「セルロイド・ドリーム」(http://www.celluya.com)というサイトを立ち上げ、そこを拠点として人形が好きな方々にミーコが受け入れられている。

 しかしそれは、平井さんの仕事の一側面でしかない。平井さんと接するに連れ、その製品や製造技術など、平井さんのお仕事を総合的に紹介したい。そういう気持ちが強まっていった。

 そこで去年の秋口から企画を始め、1月に平井さんの加工所を取材し、2月25日の夜に、パネルや平井さんの作品などを博物館の谷口さん、ボランティアの鈴木さんにディスプレイしていただいた。こうして展示が始まった。

 そして4月22日、セルロイド・トークが行われた。平井さん、株式会社セキグチ(モンチッチで有名。大正7年創業で昭和30年までセルロイド玩具を製造していた)の村上さん、友の会の浜中さんなど、多士済々の方々が博物館のお茶の間に集った。第一部はビデオでミーコの製作過程を紹介。第二部は車座になって文字通りの座談会。セルロイドの話に花が咲いた。バリの部分を実際に燃やし、その凄い燃え方や、その時に出る樟脳の香りを実体験したり、参加した方々が持っているセルロイドに関する情報を話したり。そして谷口さんの絶妙なリード! おそらく参加者全員が満足した時間ではなかったかと思う。

 おかげさまで展示が好評と聞く。また、平井さんの作品も、金魚などの小物を中心に継続的に売れているそうだ。それは、博物館の持つ空気と、セルロイドの持つ風合い、そして平井さんの手作りの作品がマッチしているからだろう。一度は壊滅状態となったセルロイド製品が、平井さんの仕事を通じて再度陽の目を見、多くの方々に再認識していただいていることは実に嬉しい。

 最後に。今回の展示の隠れたテーマは、技術の記録である。やがて平井さんが製作に終止符を打つとき、セルロイド加工の技術やノウハウは消失する。そうなる前に、平井さんの技術やノウハウを記録し、残す。これが最大のテーマだ。それは将来、誰かがセルロイドを復活させようとする時、今回の作品や資料が、羅針盤となるだろう。その時が今回の完結点ではないだろうかと思っている。
-------------------------------------------------------

コメント(2)

わーーっ、すてきな会報になりそうですね。本当にミーコちゃんが
なかったら、知り合うこともなかったですし、セルやさんとミーコ
ちゃんのおかげですよね。会員でないと会報は見れないですよね。
ありがとうございました。
昭和のくらし博物館の「セルロイド展」では、
Bee-yan'gさんにたいへんお世話になりました。

セルロイド人形の製作過程を記録した映像は、
将来、貴重な資料になることと思います。
セルロイドハウス横浜館にも
DVDを寄贈して頂ければ、嬉しいです。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

ミーコの楽しい仲間たち 更新情報

ミーコの楽しい仲間たちのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング