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シリアコミュの退避勧告!!

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コメント(1)

エジプト在住で、ここでの政変を経験した身で言えば、政権が本格的に危うくなれば、どの国でも治安状況はある日突然、音を立てて崩壊します。

カイロでは1/29に突然、警察官や治安部隊が姿を消し、午後3時から午前8時まで外出禁止令が布告され、仕事に行ったら帰宅することもできない状況が続きました。商店や旅行代理店もすべて閉まりました。大きなショッピングモールは次々と略奪を受けました。住宅街では街中を銃を持った連中が闊歩し、夜になると牛刀や棍棒、猟銃を手にした「自警団」が結成され、地元住民だけに通じる合い言葉を知らなければ街を歩くこともできない日々が1ヶ月近く続きました。

中東では革命にさらされた政権側が、「政権支持派」を動員してデモ隊を襲わせたり、市民生活を混乱に陥れて政権への求心力を取り戻すために警察をいきなり全員撤退させるというパターンが続いています。

シリアも、アサド政権がさらに追いつめられれば、そういう非常手段を執る可能性があります。
それがいつになるのか、だれにも予測はできません。

そして、一度そうなってしまえば、もはや脱出は極めて困難になります。
カイロでは、出られなくなった日本人旅行者が大混乱する空港で野宿をしながら、帰国便を探す事態となりました。
リビアはご存じの通り、それ以下の大混乱となり、ついには日本大使館も大使以下全員が退避し、今では日本人は現地の人と結婚した数人しか残っていません。なお、リビアでは航空路線が早期に途絶したため、トリポリ空港でアフリカ人労働者を中心に今も数千人が「難民化」したまま行き場を失って野宿を続けており、すでに2ヶ月になります。カダフィ政権が認めないため、国連の人道救援活動も入れない状態です。

シリアが数ヶ月以内に安定を取り戻す可能性は極めて低く、おそらくは混乱が今後も広がり続けることになると思われます。いまは秘密警察などが強引に治安を安定させているダマスカスも、いつ制御不能に陥るか分からない状態です。
それを考えれば、今回の外務省の措置は極めて妥当だと思います。

今シリアにいる人も、できれば次のデモが予定されている金曜日(29日)までに出ることを、エジプトでの争乱経験者として強くお勧めします。
航空路線が飛んでいるいまのうちに出ておくか、まだ安全が確保されているレバノンに陸路で出ておないと大変な目に遭いかねません。

一方、南部のヨルダンとの国境地帯は、今回のデモの震源地ということもあり、この方面からの陸路出国は避けるべきです。国境に近いダルアの街はシリア軍が封鎖して市街のデモ隊の掃討作戦を続けており、電気も水も電話も切断され、極めて危険です。

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