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ドノヴァン・フランケンレイターコミュのドノヴァン・フランケンレイター インタビュー

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管理人様、すみません。

夏にドノヴァンのインタビューをしました。
10月頭には、
CHUNK TV(http://www.chunk.tv/)
というサイトにちゃんとした形で載ると思いますが、
とりあえず彼との会話の内容を掲載させてください。

興味のある方は、ぜひ、読んでみてください。

すぎもとまさひろ(以下 S):今回の来日、FUJI ROCKや材木座でのライブはかなり盛り上がっていたよね。
ドノヴァン・フランケンレイター(以下D):今回は滞在が短かったんだけど、山(FUJI ROCK)にはすごくいっぱい人が来てくれたし、今日はビーチでやれてこじんまりとアットホームなコンサートがやれて、サイコーだったよ。いいとこ取りって感じだったね。
S:FUJIは本当にすごい人で、ホワイト・ステージのの後までぎっしりと人がはいってたもんね。
D:そう、すごい人だったけど、とてもメロウでリラックスした雰囲気だった。ボク自身もすごく楽しめたよ。なんか前の日から、一日中寝ていない状況だったけど、とてもよかったね。
S:あの日、朝会った時は、なんか疲れてた雰囲気だったね。
D:そう大変だった、なんか一日が長かったよ。
S:ボクは昨年、恵比寿のリキッドルームでライブを見た時に、これまでのアコースティックな感じと音がかなり違っていたのに驚いたんだけど。前から、バンドっていう感じの音を出したかったの?
D:そう、それはあったんだよね。バンドがいるのはサイコーだよ。それにエレクトリック楽器を実験するのは楽しいね。これまでアコースティック楽器でやってきたんだけど、アコースティックで書いた曲を、新しいレコーディングでやるのもワクワクする感じだった。まぁ、キャンプファイヤー風のアコースティックな雰囲気も大事にしつつ、よしやるぞって時にはアンプのボリュームを上げて、ガーンとやりたかったんだ。だからそんな曲を書いたんだよ。
S:いつも使ってるフェンダーのテレキャスターも'70年代っぽい雰囲気だし……。
D:あれは'72年だね。
S:音もどこかレイドバックした雰囲気で、いい感じだよね。
D:昔の古い機材が好きで、ヴィンテージの楽器が大好きなんだよ。とにかくね。音が枯れた感じですごくいいよね。
S:今後、バンドの方向性は今のような感じで行くの? 次のアルバムのこととかは考えてる?
D:う〜ん、次はまた変わると思うよ。同じものを作るというのは嫌だからね。まだどうするのかはわからないけれど、ちょっとアイデアがあってね。でも、来年の終わりのくらいまではアルバム制作にはかからないと思うからね……。実は今度はいいプロデュサーと組みたいなとは思っているんだ。『ムーヴ・バイ・ユア・セルフ』は自分でやっているんだけど、ファーストの『ドノヴァン・フランケンレイター』はジャック(J・ジョンソン)とマリオ(M・カルダートJr.)にやってもらってるしね。今度は誰かと組んで、サウンドを全く違うところに運んでいってもらうのもいいかな。そういう実験みたいなこともいいかなと思っているよ。
S:『ムーヴ・バイ・ユア・セルフ』はなぜセルフ・プロデュースだったの?
D:あのアルバムは作り方が古風で、曲を一通り書いて、その時に頭の中では音はでき上がっていたんだ。だから自分で作りたかった。もう自分自身では音が見えていたからね。ゴスペルクワイヤーを入れるとか、バックアップシンガーを入れるとかね。まぁ、あまりいろんなものを加え過ぎずに、オーティス・レディングが『(Sittin' On) The Dock of the Bay』をやっているように、あんな感じを出したいなと思ってるんだ。あぁいう音楽が大好きなんだ。う〜ん、あぁいう音は本当にいいんだよね。
S:ツアーに出たりと、すごく忙しいと思うけど、曲はどこで作ってるの?
D:ありとあらゆるところで作ってるよ。音楽がそこにあれば、曲がフッと浮かんできたりする。たいていはギターがないところで曲を書いたりしてるからね。例えば夜中、家にいる時、飛行機に乗っている時とかね。まぁ、ギターを弾いていない時はテーブルに座って、こそこそと歌詞を書いていたりするんだよ。
S:曲が出来る時は、詞より音の方から出来る感じ?
D:そういう感じだね。メロディがあって、そこに歌詞をつけるって感じ。歌詞の題材は一日を過ごしている間に、ふっと浮かんでくることが多かったりするよ。やっぱり、音から出来るね。
S:そうか、曲はどこでも出来るんだ。波待ちしてる時とかにもメロディが浮かんだりする?
D:あぁ、そういう時もあるよ(笑)。
S:ギターに関しては、ずっと指で弾いていたの?
D:そうだねピックは使ったことはないよ。ギターを始めた頃は、ちょっとは使っていたけどね。アコースティック・ギターを始めた頃から、エレクトリック・ギターも指で弾くようになっちゃったね。そういえば、ずっとフィンガーピッキングだね。きっとそういう弾き方に慣れちゃったんだろうね。なぜかはわからないけど……。指で弾くと、多少スローダウンするけれどなぁ。まぁ、ピックだったらもっと早く弾けるんだろうけど、どうしてもこういう弾き方になっちゃうんだ。でもね指で弾くと、音と音の間に間(タメ)が出来るんだけど、あえていっぱい大事だと思ってるんだよ。指だとその間が特に大切になる。それに、指だと弦の感触が感じられるから、いいね。
S:サーフィンしたり、音楽を作ったりツアーしたりと、今はすごく忙しいと思うんだけど……。
D:そうだね。すっごく忙しくて、慌ただしいけど、音楽でもって、世界をツアーをするのは、昔からの夢でもあったからね。今でもそれを追求しようと思ってるし、楽しんでるよ。
S:あなたが出ているサーフ・ムービーで、『riding waves』というのがあるでしょ。あの中で奥さんとお子さんと一緒に寝ているベッドから抜け出して、サーフィンに行くシーンが印象的なんだけど、ツアーに出てたりすると、家族との時間が持てないでしょ。
D:うん、すごく辛いね。そこが犠牲を払わなきゃいけないとこなんだ。ツアーするのは夢だったんだけど、それが夢だとしたら、家族と離れているのは悪夢になるね(笑)。
S:ツアー中、やっぱり家族のことが気になる?
D:もちろん、そうだよ。奥さんヘンドリックス(ドノヴァンの息子)とここにもいるし(と言いながら、ドノヴァンは左腕を見せてくれた。そこには奥さんと息子さんのタトゥーが描かれていた)、常に一緒にいるんだ。これ(タトゥー)はギターを弾きながらでも見られるようにしてるんだ。
S:ギターの落書きは?
D:ヘンドリックスのいたずら書きだよ(笑)。
S:音楽の部分でも旅に出てることが多いだろうけど、サーフ・トリップにも行ってるでしょ?
D:う〜ん、ここのところは、オーストラリアにヨーロッパ、それにガラパゴス諸島……。そんなところかな。
S:それはムービーの撮影で?
D:そう、だいたいがシューティング。そういえば、ムービーの撮影で、去年の9月に奄美大島に行ってるね。あそこはすごくいいとこだったよ。ガラパゴスはビラボーンのムービーの撮影だったけど、奄美は『Sipping Jetstream』というサーフ・ムービーの撮影で行ったんだ。
S:いろいろと忙しいと思うけど、6月にカリフォルニアに行った時に、あなたが表紙を飾ってるフリーペーパーを発見したよ。ドノヴァン・フランケンレイターが、すごくポピュラーになってるなと思った。
D:えっ、知らないなぁ。それはクールだね(笑)。どこで見つけたの?
S:確かサンタモニカだったね。
D:へぇ、どこだろう? ヴェニスビーチに近く? それはいいね。
S:それでスパイク・ジョーンズの弟の、サム・スピーゲルのスタジオに行ったんだ。
D:知ってるよ。前に、そこで1曲録ってきたよ。
S:そうそう、一緒に仕事したっていう、エンジニアと会ったよ。
D:ラスティ? あぁ、ラスティだ。あのスタジオで、『Snakes On A Plane』という映画のサウンドトラックをレコーディングしたんだ。サミュエル・L・ジャクソンが出ている、すごい映画なんだよ。アメリカじゃあ、けっこう話題になってるよ。
S:すごい、そんなことまでやってるんだ! いろいろなことにチャレンジしてるけど、今、他にやりたいことはある?
D:サーフィンをやって、音楽をやって、旦那さんをやって、父親をやって……。時間が全然ないよ(笑)。まぁ、ガーデニングが好きなんでね。家にいる時はけっこうやってるんだけど、あまりに他のことで忙しくてね。まぁ、他にやりたい情熱もないんでね(笑)。
S:まだインディーズでライブやって手売りでCDを売ってっていう時に、日本に来たりしていたけど、その時に今のようになってるってヴィジョンはあった?
D:ちゃんとCDを制作することが出来たし、今は本当にうれしくて最高だね。音楽を作っていられるというのは、本当に素晴らしいことだ。サーフィンをやって音楽をやって、それで暮らしていくのは計画立てて出来ることじゃないからね。ただ、ボクは、今度はこうやろうと思って、ひとつひとつ実行することでここまできたんだ。この世界はとても不安定な世界だし、将来のことなんて未だにわからない。でも、だからエキサイティングだし、やっていこうと思えるんだろうね。
S:あの時、手売りで売っていたCDのジャケットは、水着の女の子がお腹が写っていたりして、とキュートだったね。
D:実はあれは、妊娠中の奥さんの姿なんだ。とても美しかったよ。あまりに素敵だったから、ジャケットに使ったんだ。あのCDは、ボクが一番最初に歌い始めた頃に作ったものだよ。それまでは歌っていなかったからね。だから今考えると、それからかなり勉強させてもらったって感じはするよ。歌を覚えるのはかなりグレートなプロセスだったよ。
S:いえいえ、ギターもすごかったよ。その頃、横浜で見たアコースティック・ギターでの『リトル・ウイング』は、素晴らしかった。
D:じゃあ、またやらなきゃね。思いだしたよ(笑)。
S:でも、環境や生活は変わっただろうけど、精神性は変わったいないような気がする。
D:それは大事なことだよね。自分らしさを大切にしなきゃ、どうかしちゃうよ。やっぱり音楽、サーフィン、家族の影響が大きいんだと思うね。特にボクのワイフの存在が大きいね。
S:DVDの『アビィロード・セッションズ』の中のボーナス・トラックで、家族で一緒にイギリスを旅するシーンがあるけれど、とてもいい感じだった。
D:うん、あれは楽しかったね。とてもいい時間だったよ。

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