HUMMING BIRD CAFEコミュのデートとは何か？

　昨夜は｢ハミングバード｣のママさんと2人で大阪市内まで出かけ、寿司を食べてきた。従前から約束していたことでもあったし、僕自身ママさんと2人でカウンターに並び、寿司を食うのは吝かではない。問題は、これが世間で言うところの、いわゆる一つの、ナニ、その、“デート”に該当するか否かである。

　学生の頃、デートの定義についてI田君と議論したことがある。僕も、彼も、まだデートなるものを経験したことがなかった。だが、そもそもデートとは何か？

　サークルの女の子と、例えば○○センセのところへお話を伺いに行く。これはデートではなかろう。デートというからには余計な第三者が加わっていてはダメである。2人っきりの孤立した空間を醸し出していなければならぬ。そこで、デートの第一要件として

?　孤立性

が要求されることになる。然らば次のような事例はどうか。
　サークルの合宿の下見に女の子と2人だけで行く。
　これをデートとして認めてしまうと、我がサークルでは日々無数のデートが発生していることになるが、これは社会的妥当性に欠ける。合宿の下見などという目的があったら女の子も嫌がらずついてくるというものだ。そこでデートの第二要件として

?　無目的性

が要求されよう。
　この孤立性と無目的性が満たされればデートと言える、僕等はそう結論した。

　これを昨夜の事例に当てはめて検討してみよう。まず、ママさんと2人だけで行ったのだから、孤立性は満たされる。では無目的性はどうか？
　実は、当初僕はこの寿司屋に憧れのA女史と来る予定であった。ママさんとは、その下見のために食べに来るつもりであった。ところがA女史の都合により、A女史と食べに行くほうが先になってしまったのである。
　つまり、既に僕はA女史とお寿司を食べるという願望を実現してしまったのであり、最早ママさんと「下見」なぞする必要性は全くなかったといえる。この点に鑑みれば、上記の無目的性は満たされているといえよう。よって

　昨夜のはデートに該当する

という結論になってしまうのだが、どうも納得できない。僕はママさんとデートしてしまったことになるのだろうか。第三要件として

?　年齢差が10歳未満である

というのを加えてみてはどうか。むむぅ・・・。