RATT Demos 1980~1990 Recorded At Various Studios 1.Dr.Rock 2.Drivin'On E 3.Satisfaction 4.One Step Away 5.Runnin'On Borrowed Time 6.Top Secret 7.Chances 8.Run Around With Me 9.Fire Me Up
Live From Rock Palace 1984 Metal Weekend "Heavy Metal Combo" 10.You Think You're Tough 11.You're In Trouble 12.The Morning After 13.Round And Round
Live At New Heaven,CT January 29th 2001 14.Lack Of Communication 15.Way Cool Jr. 16.Back For More 17.Body Talk 18.Round And Round
以上、全18曲収録で収録時間は77:04とボリューム満点です★
まず、【RATT Demos 1980~1990 Recorded At Various Studios】 に関して説明すると、文字通り未発表デモ音源集です。 #1・#2は恐らくRATTの前身バンドMICKEY RATT時代の音源で ギターはJake E.Leeと元ROUGH CUTTのChris Hager。ベースは 同じく元ROUGH CUTTのMatt Thorneだと思われます。ドラムに 関しては僕には判りません。これらの楽曲は、昨年Stephenが リリースしたRAT ATTACK名義での再録ヴァージョンの原曲です。 #3は「REACH FOR THE SKY」アルバム収録のChain Reactionの デモ・ヴァージョンで、楽曲のリフ・構成などは全く同じですが 歌詞が大分異なっています。 #4〜#9は恐らく全て「DETONATOR」アルバム時代のデモ音源 &アウトテイク集。#4などは一応同名曲ではあるが、サビから メロディから全くあのポップな曲の原型を留めていません(笑)。 恐らくDesmond Childが関わる前のデモなのでしょう。 #6は「COLLAGE」アルバムにも収録されていたオリジナル・ ヴァージョンと殆ど変わらないが、こちらはJuanのコーラスや ギターの微妙なカッティングが残されています。 #7はRATTらしくないパワー・バラード。何と6分弱のRATTにしては 長めの曲です(笑)。う〜ん・・・この曲はどちらかと言うとARCADE風ですね。 #9はサビもギターソロもない全く意味不明な曲(爆)。恐らく、 イントロとAメロを書き留めておいた時点でボツになったのでしょう。 #5・#8は十分に”RATTらしさ”がある佳曲です。この2曲は レコード会社やDesmondにダメ出しされたのでしょうか・・・? それにしても、如何に「DETONATOR」アルバムの時は数多くの バラエティ豊かな楽曲を揃えていたかが判りますね。 ・・・それだけこのアルバムに勝負を賭けていたのでしょう。
【Live From Rock Palace 1984 Metal Weekend】に関しては、 既にブートビデオやDVDで多数流通しているので、説明の必要は 要らないかと思います。演奏は荒削りながら、勢いと躍動感 に満ちたパフォーマンスが堪能出来ます★ 特に#12でのRobbinとWarrenのギターバトルには鳥肌が立ちます。
最後に【Live At New Heaven,CT January 29th 2001】に関して ですが、周知の通りVo.はJizzy Pearl。Rhythm G.はJohn Corabi が務めています。 この現在も続く現行RATTのラインナップは、否定的な方が圧倒的に 多いですし僕もあまり好ましく思いませんが、バンドとしての パフォーマンスに関してはその実力を認めざるを得ません。 JizzyのStephenとは違った野生的なヴォーカル、Corabiの強力な バックコーラスなど『RATT』とさえ名乗らなければ素晴らしい バンドで、僕は大ファンになっていたでしょう・・・。