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時尚産業コミュのどこでも何でもバーコード(日本繊維新聞2006年12月14日付寄稿)

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 コンピュータに仕事をさせるには、まずデータを取り込まなければならない。ポイントは全てのデータを取り込むこと。一部だけを取り込んだのでは意味がない。ある専門店企業の社長が、「うちは単品管理をしなくてもいい」と言った。しかし、全ての商品にバーコードをつけて、それを読み取らなければ何も始まらない。売上管理も在庫管理も店別利益も全ては商品のバーコードを読み取ることからスタートする。
 人間はバーコードがついていなくても、視覚的にモノを認識することができる。しかし、コンピュータには目も耳もない。バーコードで認識するのである。コンピュータは、バーコードを読み取ることで初めて存在を認識できるのだ。
 勿論、バーコードでなくても良い。携帯電話なら「QRコード」があるし、最近は「無線タグ」が注目されている。とにかく、コンピュータに認識させるには、まず何らかのコードをつけて読み取るという作業が必要である。
 私がコンピュータなら、全てのモノにバーコードをつけて欲しいと渇望するに違いない。店頭ならば、商品だけでなく販売員にも顧客にもバーコードをつけたい。そうすればいつ、誰が誰に何を販売したのかが認識できる。また、什器にもバーコードをつけたい。どこにどの商品を置いたのか、あるいは置くべきなのか。あるいは、どの棚が空いているのかが認識できる。次にどの商品を並べるべきか、という指示をすることも可能だ。
 バーコードではなく、センサーでも同じこと。要はコンピュータが認識できればいい。以前から、全ての車にICチップを埋め込み、それを読み取ることで様々なデータを集められると言われている。たとえば、ワイパーを動かした車を認識することで、アメダスよりも詳細な天候データが集まるのだ。
 全ての人間にチップを埋め込んでコンピュータに読み取らせることを想像するのはエキサイティングだ。勿論、全ての携帯でも良い。全ての人間がどこにいるのか。どんな人がどこに集まるかも分かる。ダイレクトな出会い系サービスも可能だ。自分の条件を入力していれば、半径100メートルに条件にあった人がいるかを検索できる。互いに同意があれば、携帯メールで連絡を取ることも可能だ。
 全ての人間が無理ならば、パーティーや展示会のような場での活用も考えられる。超能力で他人の気持ちを読み取ることは困難でも、相手のデータを読み取ることは技術的に可能なのだから。

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