今日の世界のかたちコミュの9/15　異業種提携で新サービスが立ち上がる

■起業■　UFJ・JTB提携　団塊世代向けサービス

三菱東京UFJ銀行と旅行最大手のJTBは、シニア世代向け業務の提携で基本合意した。来年一月に専門の会員組織を立上げ、一定以上の金融資産を抱える団塊世代など30万人の加入を目指す。

・預金金利、貸金庫、遺産継承の手数料優遇などを優遇
・会員専用ウェブサイトで利用者の銀行、証券、カード会社などの口座をネット上
　で一覧できるサービスも提供
・会員向けコールセンターを通じて旅行情報提供や健康相談、資産運用相談、
　ファイナンシャルプランナーの紹介を行う

業務のノウハウを蓄積し、銀行と旅行会社の両方のサービスが可能なサロン型共同店舗の設置を目指す。

■国際■　ブラジル国営石油会社　日本製油会社買収へ

ペトロブラスが日本製油会社を買収する交渉を始めた。米エクソンモービル系の南西石油（沖縄県西原町）を傘下におさめる。　ブラジル産原油を日本でガソリンなどに精製し、日本や中国などアジア市場に供給する。

■流通■　新興流通業オイシックスの台頭

ネット通販のオイシックスは高齢層の開拓を狙い意外な相手と組んだ。
昔からある街の牛乳販売店だ。牛乳屋は毎月一度、地元世帯にチラシを配る。
「なじみの店なので頼みやすい」と地縁のよしみで購入が増えた。

オイシックスの手足となる牛乳販売店は全国に約４百ある。客の声を牛乳屋が吸い上げ、新たなヒット商品も生まれる。ネット時代の御用聞きが付加価値を高めた。
多様なチャネルを使い分ける買い手に接する場を増やせるか否かがヒットの分かれ道になる。