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福岡県立 小倉高校コミュの明陵同窓会関東支部総会の講演はわたせせいぞう先輩でした

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高校31期の秋田です。

明陵同窓会関東支部総会の講演はわたせせいぞう先輩(高校15期)でした。

わたせせいぞうさんの個展(大丸・東京店)に行って、もの凄い人気・ファンの熱気を目の当たりにした私は、どうしてもわたせさんに講演をしてもらいたくなりました。

でも月例会で講演をしていただくことくらいしか思い浮かばなかったのですが、そこはさすが関東支部長の長崎さんです。

関東支部総会の講演を依頼してくださったんですね!わたせさんは講演を依頼されたことをとても喜んでくださったそうです。

総会当日はとても楽しみにして出かけました。

第一線で活躍されているクリエーター、それも高校の先輩の話を聞ける機会があまりなかったからです。

そんな私の期待にわたせさんはしっかり応えて下さいました。

私は「知的生産の技術研究会」という教育関係のNPOで事務局長をしている関係で、会員の皆さんに何か役立つ話を聞けるのではないかと考えていました。

さすが、わたせせいぞうさん。

クリエイティブな仕事をするための条件を3つ示してくださいました。

1.よく観察する
2.感動する(本でも映画でも何でもよい)
3.想像する(イマジネーションを働かせる)

1.の、よく観察するというのは基本中の基本だそうですが、

2.の、感動するというのは、
感動しなければ物作りはできないからだそうです。

3.の想像する、は教えにいっている学校で、音楽を聴かせて
イメージさせるトレーニングをしているのだとか・・・。

このクリエイティブな仕事をするための3つの大切なこと、
を聴けただけでも講演を聴いた価値があったのですが、

その他にも、
幼稚園から小学校の低学年に掛けて、父の友人で画家の家庭教師がついていたことや、

父親が画家志望だったのに、倉庫会社のサラリーマンとして
定年を迎えたこと。祖父は眼科医院をやっていたこと。

そしてわたせさん自身は新聞記者になりたかったのに、
入社試験が重なって、結局保険会社に就職したこと、

就職しても出版社に原稿を持ち込んでいたこと。でも、地方に転勤になって、今のように宅急便がないので、原稿をもちこめなくなり、しばらく活動を中断していたこと。

美大に行かず、早稲田の法学部に入って、バンドを組んで
音楽をやっていたこと、など、

いろいろなことが多面的にわかりました。

また、わたせせいぞうというペンネームは実は、締切に間に合わないと思った編集者が急いでつけたもので、本名をひらがなにしただけのシンプルなもの。でも、わたせさんはクリエーターなので、どんなペンネームにしようかとかなり考えていたそうです。

独立するときのエピソードも話してくださいました。
独立を心配した友達が3人の占い師を紹介してくれ(おそらく易者とのことですが)、3人が3人とも同じ予言をしてくれたのだとか。

「独立して1年後に一家離散(家庭崩壊?)する」と・・・。

こんなこと言われたら普通、独立を思いとどまりますよね?

でも、既にカバンを持って会社を出ていたわたせさんは、後には引けなかったのです。もう後戻りはできなかったからです。

そんな恐ろしい占い師の言葉にもひるむ事無く、大活躍するイラストレーターであり、コミック作家となったわたせせいぞうさんでしたが、彼には二人のメンターがいました。

一人は、歴史作家の永井路子さん、そしてもう一人は漫画家の
園山俊二さんでした。

お二人ともわたせさんのことを温かく見守り、親身になってアドバイスをしてくださったようですが、

特に漫画家の園山俊二さんからこう言われたことが心に残っているのだとか。

「遠くにある目標に向かって暗中模索し続けている」と、・・・。

そのとき、わたせさんは不思議に思ったそうです。園山俊二さんほどの方(既に一流の)がなぜ未だに暗中模索し続けているのだろう?と。

でも今はわかると言います。

それは、遠くにある目標に向かって暗中模索し続けていないと
ものづくりは出来ないということが・・・。

うーん、深い言葉ですね!

わたせせいぞう先輩の講演が終わったあと、

34期の上田早苗さん(NHKのアナウンサー)がNPOロシナンテスの応援スピーチをしてくれました。

川原氏(36期)とは、幼なじみで、小中高一緒の仲良しだったそうです。

そのスピーチは素晴らしく、単に声が綺麗とか話が流暢とかでなく(もちろんそれもありますが)、「尚ちゃん」と呼んでよく可愛がっていた2つ下の川原氏が外務省を突然やめてスーダンに一人で医療活動に行く、それも奥さんや3人の子供を故郷に置いて、ということを聴いたときの驚きや心配を心から表現してくれたからです。そしてなぜ川原氏を支援する必要があるのかということも私たちに説明・説得・納得させてくれたからです。

上田早苗さんの応援スピーチを聴いて皆同窓生は心を打たれました。ここまで言ってくれる人がいる、何としても川原氏を応援しなければならない、という気持ちに皆が包まれました。

その後、高校1期の杉山邦博先輩(元NHKアナウンサー、
相撲中継でお馴染み)が白鴎について語っていました。

そして、インタビューをしたときのエピソードを語り、白鴎のことを「日本人より日本人らしい」、と話をされていました。

私はこの3人の話を聴けて、今回の関東支部総会は本当に充実していたと思います。

毎回ご活躍中の同窓生の方が話をしてくださるのですが、今回は基調講演だけでなく、スピーチも特に心に残りました。

今回は同期割引(同期で10人以上参加した場合)がなく、
昨年に比べると少し人数が少なめでしたが、内容には前回にひけを決して取りません。

ただ、やはり人数も多いほうが望ましいので、何とか工夫をして、割引率を減らしてでも同期割引をやってほしい、そして平成20年の100周年に向けて同窓会も盛り上げていきたいと思っています。


高校31期 秋田英澪子


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