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九条の会@mixiコミュの麻生太郎の野望

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第171回国会における麻生内閣総理大臣、施政方針演説より

1 目指すべき社会
世界は今、新しい時代に入ろうとしています。その際に、日本が果たすべきは、「新しい秩序創りへの貢献」です。同時に、日本自身もまた、時代の変化を乗り越えなければなりません。目指すべきは、「安心と活力ある社会」です。
 新しい世界を創るために、どのように貢献すべきか。新しい日本を創るために、何をなすべきか。私の考えをお話ししたいと存じます。

(新しい秩序創りへの貢献)
今回の世界的な金融危機は、百年に一度のものと言われています。しかし、危機はチャンスでもあります。危機が混乱をもたらすのか、それとも新しい時代を開くのか。それは、私たちの対応にかかっています。1929年の大恐慌の教訓を、忘れてはなりません。世界各国は、自国の利益を優先し、保護主義に走りました。それは、世界経済を収縮させ、第二次世界大戦にもつながりました。
 
戦後、各国はその反省に立ち、協力し合う関係を築きました。そして世界経済は、半世紀にわたり成長を続けました。しかし、今回の金融危機は、経済が予想を超えてはるかにグローバル化したときに、これまでの仕組みでは限界があることを示しています。

(略) 

世界第二位の経済規模を持つ日本は、世界経済の新しいルール創りに積極的に貢献しなければなりません。もちろん、経済だけではありません。東西冷戦が終わって20年。国際社会の平和と安定に向け、新しい秩序創りにも、参画しなければなりません。

(安心と活力ある社会)
同時に、日本もまた、「この国のかたち」を変える節目にあります。私たちは、この二世紀の間に、二度の危機的状況を経験しました。そしてその都度、自らの生き方を転換し、かつ驚異的な成功を収めたのが日本の歴史です。一度目は、開国と明治維新です。鎖国で取り残された我が国は、殖産興業にかじを切りました。そして、急速な工業化を達成し、非西欧諸国として唯一、列強の仲間入りをしました。二度目は、敗戦と戦後改革です。焼け野原になった我が国は、軍国主義を捨て、経済重視に転換しました。そして、世界第二位の経済大国になるとともに、安全で平等な社会を創りました。
 
今、三度目の変革を迫られています。急速な少子高齢化、新たな格差や不安、資源や環境の制約。そして、時代にそぐわなくなった社会のシステム。これらを乗り越えなければなりません。試練を乗り越えたときに、人は成長します。混乱を乗り越えたときに、社会が進化します。危機は、むしろ飛躍するための好機でもあります。
 
今回も、私たちが自らの生き方を選び、「この国のかたち」を創ります。目指すべきは、「安心と活力ある社会」です。世界に類を見ない高齢化を社会全体で支え合う、安心できる社会。世界的な課題を創意工夫と技術で克服する、活力ある社会です。

(略)
 
私は、景気回復と政府の改革を進めた上で、国民に必要な負担を求めます。
 
現在の豊かで安全な日本は、私たちが創ったものです。未来の日本もまた、私たちが創りあげていくものです。過去二回がそうであったように、変革には痛みが伴います。しかし、それを恐れてはなりません。暗いトンネルの先に、明るい未来を示すこと。それが政治の役割です。良き伝統を守り発展させる。そのために改革する。それが、私の目指す真の保守であります。私は、世界にあっては「新しい秩序創りへの貢献」を、国内にあっては「安心と活力ある社会」を目指します。

(略)

4 世界への貢献
課題の第三は、世界の平和と安定に向けた貢献です。国際社会の平和と安定は、日本はもとより、世界の発展に欠かすことができません。私は、日米同盟を基軸にしながら、アジア・太平洋の諸国との連携、国連などの場を通じた国際協調を重要な柱として、平和と安定の構築に全力を尽くします。

(日米同盟・アジア太平洋)
まず米国とは、オバマ大統領と共に、同盟関係を更に強化します。金融危機への対応はもちろん、テロとの闘い、核軍縮・不拡散、気候変動といった地球規模の課題に、連携して取り組んでまいります。在日米軍再編については、沖縄など地元の声に耳を傾け、地域の振興に全力を挙げて取り組みながら、引き続き、着実に進めてまいります。
 
先般、日中韓首脳会議を初めて独立した形で開催し、未来志向で、包括的な協力を進める大きな一歩を踏み出しました。中国との「戦略的互恵関係」、韓国との「成熟したパートナーシップ関係」を通じて、アジアと世界の平和と安定に貢献してまいります。
 
ロシアとは、アジア太平洋地域における重要なパートナーとしての関係を構築するため、領土問題の最終的解決に向けた交渉を進めるとともに、幅広い分野での関係を進展させます。
 
北朝鮮については、拉致、核、ミサイル問題を包括的に解決し、不幸な過去を清算し、日朝国交正常化を実現すべく取り組みます。また、六者会合において非核化プロセスを前進させるとともに、すべての拉致被害者の一刻も早い帰国の実現に向け、北朝鮮に対し、早期に全面的な調査のやり直しを開始するよう、具体的な行動を強く求めてまいります。

(自由と繁栄に向けての支援、テロ・海賊対策)
私には、一つの信念があります。それは、経済的繁栄と民主主義を希求する先に、平和と幸福が必ずや勝ち取れるというものです。これは、戦後日本の歩みでもあります。私が「自由と繁栄の弧」という言葉で表現したように、自由、市場経済、人権の尊重などを基本的な価値とする若い民主主義諸国の努力を、積極的に支援します。
 
日本は、国際社会の責任ある一員として、また、この1月からは国連安保理非常任理事国として、積極的な役割を果たしてまいります。ODAを活用し、アフリカを始めとする途上国の安定と発展、テロとの闘い、貧困や環境問題、水問題など地球規模の課題の解決に貢献します。資源・エネルギー外交を進めます。インド洋における補給支援活動を継続し、国際的な平和協力活動などに積極的に取り組んでまいります。
 
また、ソマリア周辺などでの海賊の襲撃は、日本を含む国際社会にとっての脅威であり、緊急に対応すべき課題であります。関係国との連携の下、実行可能な対策を早急に講じ、新たな法制の整備を検討します。

おわりに

(略) 

とかく、ものごとを悲観的に見る人がおられます。しかし、振り返ってみてください。日本は、半世紀にわたって平和と繁栄を続けました。諸外国から尊敬される、一つの成功モデルです。そして日本は、優秀な技術、魅力ある文化など、世界があこがれるブランドでもあります。自信と誇りを持ってよいのです。日本の底力は、必ずやこの難局を乗り越えます。そして、明るくて強い日本を取り戻します。
 
私は、自由民主党と公明党の連立政権の基盤に立ち、新たな国づくりに、全力を傾注してまいります。私は、決して逃げません。





ちょっと見過ごせないような危なっかしい所だけ抜粋してみました。

コメント(6)

ほとんど、やばいよね、この人も、

国会そのものが、
数年前、この人を総理大臣にしようと盛り上がっている大勢の日本人がいました。あの人達は本当に「夢」を見たのだろうか? 私はそこに「夢」があったとは思えません。「夢」を見れない日本人、そのことが問題なのだと思っています。
こういう書き方は、また怒られるのかな…?

とにかく2度に渡る投げ出し内閣。民意を全く反映しない政権に、民主主義原則の欠片も無いことは明白です。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090201k0000m010069000c.html

ダボス会議:麻生首相演説の全文…世界経済復活に向けて

 麻生太郎首相が31日、スイス東部ダボスで開かれている世界経済フォーラム(ダボス会議)年次総会で行った演説「私の処方せん−世界経済復活に向けて−」の全文は次の通り。

 シュワブ会長、

 ご列席の皆様、

 (冒頭)

 今、世界経済は100年に1度と言われる危機に直面しております。本日は、世界は何をすべきか、その中での日本の役割について、話をいたします。

(私の信念)

 私には信念があります。「経済的繁栄と民主主義を希求する先に、平和と人々の幸福がある(Peace and Happiness through Economic Prosperity and Democracy)」。これは、日本が戦後歩んだ道です。経済的繁栄は新しい中間層を創出し、中間層は、更なる自由、民主主義、平和を希求します。多くのアジア諸国もこの道を歩みました。そして、驚異的な経済成長と、国によって濃淡がありますが、民主主義の伸張がもたらされたのです。日本が、アジア諸国を支援することによって果たした役割は小さくなかったと自負しております。この成功体験により、「経済的繁栄と民主主義を希求する先に、平和と人々の幸福がある」との考え方が、日本外交の背骨となりました。

 私は2年前、外務大臣として、「自由と繁栄の弧」という考え方を示しました。これも、市場経済、民主主義を志向する多くの国々を支援し、繁栄の道を共に歩みたいという決意にほかなりません。

 ご列席の皆様、

(略)

 中東地域の安定も、世界の持続的繁栄のために必須です。

 治安対策と復興支援は「車の両輪」です。日本は、インド洋での海上自衛隊による補給活動に加え、ソマリア沖の海賊対策に自衛艦を派遣します。また、民生分野は日本の得意分野です。二つの例を紹介します。

 アフガニスタンでは、元兵士約6万人の武装解除と社会復帰を実現、延べ4000万人へのワクチン供与と50のクリニックへの機材供与、500以上の学校の建設・修復と1万人の教師育成、30万人の識字教育を行いました。今後も、こうした日本らしい支援を一層推進してまいります。

 パレスチナのガザ地区では、多数の民間人が犠牲となり、人道的見地から見過ごし得ない状況となっています。日本は、紛争発生後速やかに1000万ドル規模の緊急人道支援を行い、さらに23日には毛布等、我が国の備蓄物資を供与しました。こうした人道支援に加え、より長期的な取り組みとして、ヨルダン川西岸地区のジェリコに、「平和と繁栄の回廊」として農産業団地を開発すべく、イスラエル、ヨルダン、パレスチナ自治政府と話し合い、当事者間の信頼醸成を図っています。経済的繁栄により平和と幸福がもたらされるとの私の信念の実践です。

(先進国のイニシアチブ)

 日本は昨年、G8サミット(主要国首脳会議)議長国として、2050年に世界全体での温室効果ガス排出量を少なくとも半減するという合意の形成に貢献しました。今年は、具体的な行動を決める年です。すべての国がそれぞれの責任に応じ、公平に努力を分担しなければ、問題は解決しません。日本も一層の削減努力を行います。現在、環境、経済、エネルギーを総合的にとらえ、科学的な分析に基づき、中期目標の検討を行っており、6月までには目標を発表する考えです。目標は、裏打ちのない宣言ではなく、経済面でも実行可能で、地球全体の温暖化対策に貢献するものにしたいと考えます。

 ご列席の皆様、

(危機を乗り越え、より良い世界へ)

 2009年が重苦しい幕開けとなったことは認めざるをえません。しかし、我々は、この挑戦を奇貨として、より良い世界を創り上げていく、強靭さ、しぶとさ、そして楽観性を持つべきです。

 より良い世界とは、何か。

 第一に、一人一人が自らの努力により能力を開花できる世界です。

 第二に、人種、民族、宗教などを含めた、多様性が尊重される世界です。

 第三に、経済理性が復権し、競争と規制のバランスのとれた世界です。

 経済的繁栄は、このようなより良い世界の基盤であります。

 ここダボスには、各国、各界で活躍するリーダーが大勢おられます。米国ではオバマ大統領という新たなリーダーが誕生しました。私は、そうした方々と連携し、本年からを世界経済復活の年にして参りたい。フランスの哲学者アランは、「悲観主義は気分のものであり、楽観主義は意志のものである」と述べました。意志ある者が、難局を克服する、この確信を述べ、演説を締めくくりたいと思います。






まずは自分自身(と自民党)の処方箋を考えるべきではないかと思いますね。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2009020100041

政府紙幣発行「興味ある」=自民・菅氏

自民党の菅義偉選対副委員長は1日のフジテレビ番組で、景気対策の一環として一部で議論がある政府紙幣の発行について「非常に興味を持っている。100年に1度のデフレだから、これによって輸出産業が一息つくこともある」と述べた。

政府紙幣は、中央銀行に代わり政府が自ら発行する。財源は不要なため新たな赤字国債を増発せずに景気刺激できるメリットがある一方で、通貨の信用力が落ちて急激なインフレや国債金利の暴騰を招く可能性がある。党幹部によると、新法制定や法改正の必要はなく、麻生太郎首相の判断で実施できるという。





円高が唯一の日本の支えだと思うんですが、それさえも放棄しようとする麻生太郎の描く日本の未来とはなんなのだろう?
改憲派の急先鋒でもあった麻生氏が、「改憲」を正面から口にできないところに追い詰めていること。
その一方でなお「解釈改憲」の路線をひた走ろうとする改憲派の執念。

両面を見据えながら、さらにがんばらなくてはと思うわけです。

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