詩集　空の高さから海の深さまでコミュの哀音

私の繰り返す　幾数個の愛言葉より
あなたが静かに呟いた　たった一度の言葉の方が
幾数倍も　心に響く

とてもとても　嬉しくて
あっけなく私を　幸せにしてくれた

あなたの言葉は　今でも私の

手を繋いだ　あの公園
走りすぎてく　テールライトに
人気の無い歩道を　街灯の下　ベンチで眺めて
ゆっくりと流れる時間を　優しい手で包んで
あなたの体温を感じながら

流れる旋律　　紡がれる言葉
あなたの思いは　その中に溢れていて
目を閉じても　それは胸に響いて
ゆるやかに浸透していく　震える心に優しく　優しく
あなたの声だけ　その思いだけ
ゆるやかに　ゆるやかに

暁が薄く瞼をあげる
静かに瞳を伏せて　
温もりを　繋がりを
そっと手放した

忘れないで　そうか約束
二人なら大丈夫だと　誓ったあの夜
そうか責めないで　この道を選んだのは
決して　決して
あなただけではないから

夜中にふと目を覚まして　耳を澄ませる
遠くから　あなたの旋律が聞こえて
足元の水溜りが
またひとまわり　大きくなった

大丈夫　大丈夫だと　
優しく紡がれる言葉
素直にはなれなくて　独占欲だけ一人走って
そんな私が　醜くて大嫌いだったから

私も　あなたに紡ぐよ
大丈夫　大丈夫だと
独りになっても　歩いていけるよ
独りでも　立ち止まらずに進んでいける
道は遠く離れたけれど　
あの誓い　あの約束　今でもまだこの胸の中

そして私が知ったのは
私の流す　幾数滴の涙より
あなたの流す　一粒の涙の方が
この胸をより　締め付ける

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
長い上に勢いで書き綴った感が…。

自分で振ったのに、未だに未練を抱いている“私”
自分が愛することがどんどん束縛になっていっている気がして。
すごく辛いけど　振りました。

私は恋愛経験はないのですが、こんな愛の形もあると思っています。
感想を頂ければ幸いです。

コメント(2)

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[2] mixiユーザー 07月11日 12:48

>checkさん
いつもありがとうございます！
今回のは……いつも以上に駄作かな、と思っていたのでそういう風に言っていただけると物凄くうれしいです。私が泣きそうです（笑）

そうなんですよね。私も、嫌だと思っている自分に近づいているような気がして、どんどん自己嫌悪の真っ只中に落ちていってしまうんですよね……。
でも、間違ってしまった、ってことを気付けたなら少しずつでも嫌な自分から変わっていくんだ、と思います。というか思っています。

checkさんの「失想」をかなりの割合でリンクさせていただきました。作品を汚してしまっていたらすみません（汗）
感想ありがとうございました！

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