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やまもとたいし in CHINAコミュの動漫と動画

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再び中国は広州に来て、
大学の授業も2週目に入りました。

先週は、「新聞与広告学院」という学部が設定している
授業を行いました。
広告について勉強している学生の選択必修の授業です。
自分が所属しているのは芸術学院なので、
芸術学院からの出前授業といった感じでしょうか。

授業内容は「アニメーション原理と基礎的制作」。
急なカリキュラムの変更があるなど大変でした。
履修予定の学生の人数も今のところ87人と、
けっこうな大所帯です。

最初の授業ということで、
自己紹介のほか、自分が過去に作った作品、
今後の授業計画の説明、質疑応答などなどをしたわけですが、
この話の中で「動漫」と「動画」という言葉について、
その違いについて考えて欲しいと話しました。

「動漫」とは最近中国で出来た言葉で、
動画(アニメーション)と漫画をあわせて、
近年つくられた造語・新語の類です。

ただ、この言葉がさすのがいまいちはっきりしないため
使いどころに悩みます。
日本で言うところの商業アニメとコミックよりも
範囲が広い印象です。

以前いたところでは、
「あなたはアニメ教えてるんだから、漫画も教えられるでしょう」
なんてことも言われましたし、
学科のカリキュラムもアニメ制作と漫画制作両方があったりと、
ずいぶん無茶な感じでした。

どうして、このような言葉があって、
どのように人々に理解されてるのか不思議でした。

もともと媒体がちがうものをどうしてひとつにして、
使っているのか?
「動画(アニメーション)」という言葉があるにも関わらず、
なぜ「動漫」という言葉を使うのか?


休み時間のとき、
授業を見にきていた広告学院の先生と話をしました。

その先生の話では、

「動画」というと西遊記など中国の昔の作品を連想させて、
とても古臭い感じがする。
「漫画」というと子供が見るものといった幼稚な感じがする。

「動漫」というとすごく新鮮な印象があって、
新しい文化という感じがするとのことでした。


日本のポップカルチャーの影響なのか、
中国に新しい表現が現れてきたからなのか、
それとも、何か別の原因があるのか、
気になるところです。

日本でも「アニメーション」「アニメ」「マンガ」
「漫画」「動画(あまり一般的ではない?)」などなど、
さまざまな言葉がありますが、
日本のみなさんどのように使い分けているんでしょう?


自分は中国語では「動画」
その対訳として日本語では「アニメーション」を使ってます。

コメント(5)

中国の人達も最近流行っているアニメ=動漫は、これまでのアニメーション=動画とは異質なものだと感じているのでしょうかね。


話はそれますが、

中国語の「動画」=日本語の「アニメーション」

とすると

日本語の「動画」は中国語では何と言うのかな?




ん?mixiの「新しく書き込む」欄にも「動画」の文字がある、、、。
>中国の人達も最近流行っているアニメ=動漫は、
>これまでのアニメーション=動画とは異質なものだと
>感じているのでしょうかね。

それは確かだと思います。
ただ、日本の「アニメ」とちがうのは、
「動漫」という言葉に対してプラスのイメージがあり、
とても新しいものだという印象があることでしょうか。

日本だとアニメという言葉自体にそういう印象はないので、
不思議な感じです。


>日本語の「動画」は中国語では何と言うのかな?

これはそのまま「動画」なんです。
スタッフロールなんかでも「動画」で表記されてます。

なので、
日本語の「アニメーション」=中国語の「動画」
日本語の「動画」=中国語の「動画」
ということになります。


そういえば、「動漫」と「動画」のネタって前も書きました?
「動漫」っていう言葉はこのコミュニティだと「続・動漫実験室」以来かな。
でも、あまり印象に残ってなかった。



考えてみれば「アニメ」っていう言葉も、ここ数年流行っている「アートアニメーション」っていう言葉も、もとを辿ってみると軽く40〜50年の歴史があって結構古い言葉だった。
「オタク」だってもう少しで30年になる。

そういう意味だと、「動漫」に一番近い言葉は「萌え」かもしれない。


物というよりイメージなんだろうね。
たぶん。





「動漫」はまさにイメージって感じですね。
そういう意味では「萌え」が近い気がします。

もしかしたら、日本の「萌え」が広く使われ始めた時期と
中国語の「動漫」の生まれた時期が近いかも知れません。

イメージとしての「動漫」があり、
そこからマンガやアニメといった具体的なものをも
含んで指す言葉になっていった。
もしくは、
もともと「動漫」という言葉があったけれども
そこに日本の「萌え」的なイメージが付加された。
このどちらかになるのかな?

いずれにしても、
もうちょっと調べてみても面白いテーマかもしれませんね。
かなり久々になりますが、先月日本で発売された本をメモっときます。

「中国動漫新人類  〜日本のアニメと漫画が中国を動かす〜」
遠藤誉著
(日経BP社 2008年2月発行)

留学生の支援をしてきた筑波大名誉教授が書いた本のようです。
昨日、購入したので読んだらそのうちレビューでも書きます。

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