DRUG MITSUMORI KAISEIDOHコミュのREALTIME IN NEWYORK VOL.1

これじゃあカーテンつけにくいのはわかるけど
AKの住んでるアパートメントビルはNYマンハッタンを南北にまっすぐ走る大通りに面してる。向かいのビルも同じくらいの高さ。夜の風が気持ちいいので、夜になっても窓を閉めたくなくて、ブラインドも当然あけっぱなしな毎日が続いてるんだけど（ちなみにAKは9階です）、向かいのビルに住んでる人たちも同じことしてる。こちらから見えるたくさんの窓のいろんな人達の生活は、まるで映画みたいだよ。実はNYに来て初めて住みはじめてびっくりしたことがあった。最初のアパートは17階のお部屋だったんだけど、向かいのアパートメントビルも20階建てくらいで、どの窓も中が丸見えで、夜になっても誰もブラインドもカーテンも閉めないの。というか、カーテン元々付けてない！ みたいな。ヒッチコックの映画“リア・ウィンドウ（裏窓）”っていうNYを舞台にしたクラシックな映画があるけど、まさにあの映画そのもので、思いっきり相手の生活が見える。しかも誰もそんなこと気にもしてない！



夜になってもカーテンしない窓たち
ま、NYの夜景はきれいだしね。カーテンで夜景を見えなくするよりは開放感があっていい、という考えなのか、別に隠すことじゃないじゃん、ということかわからないけど、最初は、生活が丸見えで恥ずかしいなんて思ってたのに、“ま、いいか、夜景は楽しみたいし、向こうもOKなら、じゃ、私もOK”ということで、リビングルームのブラインドは閉めない生活になっていった。慣れというのは恐ろしい。すっかり、定着。もー、毎日楽しい！　1人暮らしだったけど、いつもそばに誰かがいるような気分にさえなってくる。しかもその向かいのビルはマライア・キャリーがペントハウスを買ってるとか言われてた高級アパートメントビルなので、窓の向こうに見える数々のお部屋の中は、まるでショールーム並。ステキなダイニングルームやモダンなリビングルームのテーブルやソファ、数々の調度品。もー、うっとり。“あんなテーブルがいいかも”とか、かなり参考にさせてもらってた。しかもそれだけじゃない！　お部屋の中が見えるイコール、住んでる人も見えるわけで……。



ベッドルームでもカーテンなしの部屋はいっぱい
真向かいの窓に住んでた、ある男の人（シングルだと思われる）は、モノトーンのオブジェと黒の革のソファしかない、ちょーモダン＆シンプルなリビングルームで巨大なフラットTVモニターで毎晩TVを見てたりした（完璧エグゼ・プレイボーイ系）。たまに友達とか呼んでホームパーティーするんだけど、それがすんごいゴージャス。シャンペングラスでパーティーみたいな。んで、たまに女の人とふたりきりだったりするんだけど、私というオーディエンスがいるのを知ってるのか知らないのか（私のビル側はみんなオーディエンスだったのかもしれないが）、お構い無しに盛り上がっている（完全R指定映画レベル）。むむむ。いいのか！　あれは！　というか、見せないと盛り上がれなかったりして。そして今度は、ある友達のアパートでディナー・パーティーしてた時のこと。向かいのビルの窓に猫ちゃんがいて、（ちなみにそこは4階で、向かいの窓との距離は10mくらいの至近距離。なので部屋の中は丸見え）“あー、猫ちゃんかわいいー”とか言ってたら、突然、すっ裸の男のひとがバスルームから出てきた。“ぎゃーっ！”。大騒ぎに。するとその友達は“あ、彼いつもだから、もう慣れちゃった”の一言。



ま、でも部屋の中がこんなだったら見せたいか
どうやら裸はNYではプライベートではなく公共のものらしい。恥ずかしさゼロ。そういえばAKもたまにブラインドとかいちいち閉めるがめんどうなので、時々そのままで着替えてたりするけど、誰かに見られてるかも。でも別にいっかー、って感じになるんですよ！　これが！　今はNYUの学生達が住むドミトリーが向かいなので、ある子は夜遅くまで勉強してたり、他の窓ではパーティーで騒いでたり、別の窓ではボーイフレンドといちゃいちゃしてたり、と飽きない映画を見ながら過ごしてる。（別にちゃんと時間を作って見てるんじゃなくて、こちらも窓があいてるので視界に入るっていうことだけど。）そして、その光景のおかげで、ひとりで夜遅くまで仕事してる時も寂しくならないのでよし。でもそういえば誰かが言ってたけど、NYでは人のお部屋の中を望遠鏡で見てるひともいるとか？　NYのどこにそんな暇が？
love, AK

とゆうことで今晩はカーテン全開&窓全開！秋風全開！
眺めは...観覧車IN多摩テック！
peace,yo