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太陽凝視コミュの9ヶ月後

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さあ、9ヶ月経った。あるいは期間的にはもっと。日本はインドと違って曇りや雨の日が多いから九ヶ月ポッキリはありえない。事実ボクは13ヶ月かかっている。
とにかく四十四分のレベルに達したあとの注意として、HRMは重要なことをいっている。
太陽凝視はやめて、その代わり四十五分間、裸足でゆったりと歩け、と。
「裸足で歩くことによって松果体などの脳の重要な腺が活性化される。なぜなら足の親指は松果体に、残りの四本の指もそれぞれ脳下垂体、視床下部、視床、及び小脳扁桃に直接つながっている。このうち、とくに小脳扁桃は重要だ。最近の研究によると、そこは太陽エネルギーを受けるうえで中核となる。すなわち目から脳へと届く太陽光線をもとに光合成を行うという重要な役割を果たしている。
裸足で歩くと足の指を介してこれら5つの腺を刺激する。この刺激は、足もとから這い上がる地のエネルギーと、頭頂のクラウンチャクラに降り注ぐ宇宙エネルギーや太陽エネルギーによって増強される」
だから一年間四十五分の裸足歩きを続けろとHRMはいう。
そうすればあなたは食から完全に解放されるだろう、と。

それはまだ試していない。
が、すでに以前のように焼けつくような空腹感も、それにともなう脱力感もない。空腹感はあるにはあるが不快ではない。その快感だけがある。
それでもなお2日に1食のペースで食べるのは、味覚への郷愁だ。
必要ないのに食べるのだから、これは一種の中毒といっていいかもしれない。
その中毒をボクは自分に許している。
ボクは自分の弱さと共に歩みたい。それを非難せず、排斥せず、愛を持って抱きしめ、いつくしむ。
そうすれば、やがてそれはいつかは蒸発する。
焦ってはならないと、自分をいましめている。

一刻も早く不食にいたることが、ボクの本意ではないからだ。
不食が最終目的地なのではない。目的は別にある。不食はそのための一手段でしかない。
人類はいま選択を迫られている。進化か、しからずんば滅亡か……。
地球環境。国際環境。社会環境。経済環境。人心(モラルハザード)。あらゆる問題が声をそろえて、それを警告しているようにボクには思える。
進化か、しからずんば滅亡か、と。
ボクは断乎として進化を選ぶ。
そのためにボクは欲望を利用しつくしたい。
欲望と、それゆえの苦しみ。それが生身の肉体を持って、この三次元世界を生きる醍醐味だ。そうではないか。欲望とその苦しみを前向きに利用しないなら、大いなる飛翔もまたありえない。
それを際だたせるために不食はあると、そう考える。

人類の生存と進化に大きく関わっている力が三つある。
地(地球)のエネルギー。天(宇宙)のエネルギー。そして、太陽エネルギー。
太陽凝視はそれら三つのエネルギーを効率よく取り込む優れたメソッドだと、いまでは思っている。
太陽凝視によって、それら三つのエネルギーは、人体の各細胞を刺激、活性化して電気変換を起こす。強烈な電気の流れに、全細胞がざわめくのを、ボクは日々感じている。
特に太陽エネルギーは主に松果体に働きかける。松果体──。いわゆる第三の目だ。それは古来「魂の座」として知られてきた。
ボクの「魂の座」は近いうちにボクをしてブレークスルーに追い込むに違いない。ボクはいまその確かな手応えを感じ始めている。

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