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落合正幸コミュのJリーグ:ほけんの窓口グループが引退後選手を雇用へ 第2の人生を踏み出した落合正幸

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セカンドキャリアも頑張って欲しいです!
Jリーグ:ほけんの窓口グループが引退後選手を雇用へ 第2の人生を踏み出した落合正幸
http://jsports.co.jp/press/article/N2012032222321202.html


サッカー界では毎年100人もの選手が引退する。が、指導者やクラブのスタッフ、解説者などサッカー関係で新たな仕事を見つけられる者はほんの一握りだ。Jリーグクラブの中には選手に対して英語教育を行ったり、社会常識を身に着けさせるための講座を開くなど努力をしているところもあるが、すぐに違った業種に転身できる器用な選手はかなり稀だろう。

日本サッカー界のキング・三浦知良(横浜FC)も「サッカー選手は引退後の人生の方が長い。高校や大学を出てプロになった頃は目先の自分のことだけを考えていればいいが、結婚して家族ができたら将来を不安に感じる。いずれ現役生活が終わる時のために備えがあれば、みんな安心してプレーに集中できると思う」と語っていたが、それは全選手共通の思いだろう。

そんな彼らのセカンドキャリア支援を目的としたプログラムの設立がこのほど、日本プロサッカー選手会(JPFA)から発表された。来店型の保険ショップ「ほけんの窓口グループ」を営むライフプラザホールディング社(略称=ライフ社)と提携し、同社が毎年十数人の引退選手を雇用し、新たな人生を踏み出すサポートをするというものだ。ライフ社は急成長を遂げている保険会社で、国内の店舗数も現在の250弱から、今年中に320に拡大する予定。1年間で新規に1000〜1500人を採用する計画もあるという。深刻な不況の最中にいる日本において、これだけ業績を急拡大しているところも珍しい。

「わが社は20代〜50代の未経験者を積極的に採用している。元フリーターや専業主婦、異業種をリストラされた人も成果を上げている。Jリーガーはアスリートとして自分自身を高めようと努力してきた人。そういう素直な気持ちを新たな仕事に向けてくれれば、1〜2年で1000万円プレーヤーになることも夢ではないです」と同社の今野則夫社長も力強くコメントしていたが、サッカー関係以外にそういう道が選手に与えられるのは間違いなくプラスだ。既存の常識にとらわれずに成長を続ける企業がJリーガーの環境整備に力を尽くしてくれるのは非常に有難いことだ。

このプログラムに応募して、すでに転身を図っているのが、昨季まで栃木SCでプレーしていたボランチ・落合正幸氏だ。彼は高校サッカーの名門・熊本大津高を卒業後、2000年に柏レイソル入り。マルコ・アウレリオ監督の元で頭角を現した。そして2004年途中にサガン鳥栖へレンタル移籍。1年半を過ごした後、J2降格を余儀なくされた古巣・柏に復帰した。そして2007年に川崎フロンターレへ移籍。2008年には栃木へ赴き、昨季まで4シーズン、中心選手の1人として戦った。その彼がサッカー界への就職を考えず、全く異業種の保険業界を選んだのは、関係者の中でも意外なことだったようだ。栃木と川崎からスクールコーチ就任の打診があったのに、あえて全く別の世界へ進むことを決めたという。

「僕自身、現役生活を10年くらい続けましたけど、その間に保険とか年金のことをすごく不安に感じていた。そういうことに詳しい人が近くにいれば助かるのになと思っていました。僕が保険のエキスパートになって、サッカー界と保険をつなぐことができるようになれば、選手たちも安心してプレーに集中できるようになる。そう考えたんです」と落合氏はこのセカンドキャリアを選んだ理由を口にした。

ライフ社の新入社員はまず熱海で1カ月間の合宿研修にのぞむ。その後、全国5か所にある分室研修を行って、1〜2カ月で店舗配属となる流れだ。3月1日に入社した落合氏はまだ分室研修中というが「毎日が勉強ですごく充実している」と笑顔を見せた。

「僕は中途半端な気持ちでお世話になりたくないと思って、元サッカー選手だったことを同期入社の人たちに全く話しませんでした。サッカー界に残ってくれと言ってくれた人のためにも、新しい業界でしっかり独り立ちできるようにならないといけない。僕の後に続く人のためにも頑張らなきゃと思っています」と彼は覚悟のほどを見せてくれた。

今野社長も「成功するのは素直にお客さんの話を聞いて、喜んでいただける提案ができる人。ホントに素直な気持ちを持ってほしい」とエールを送っていた。サッカー以外のセカンドキャリアに踏み出そうとするなら、自分がプロサッカー選手だったことをいったん忘れ、まっさらな気持ちで踏み出すことが肝要なのだろう。もともとJリーガーは努力に努力を積み重ねてきた人々。それができれば、第2の人生でもうまくいくはずだ。

選手である以上、いつかはピッチを離れなければいけなくなる時は訪れる。その時、落合氏のようにスッキリと気持ちを切り替えられるかどうか。それがその後の人生を豊かに生きられるかどうかの分かれ目になる。まず彼には新天地で結果を出してほしい。そして新たなセカンドキャリア支援プログラムも順調に機能していくことを大いに期待したい。


元川 悦子

もとかわえつこ1967年、長野県生まれ。夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターに。Jリーグ、日本代表から海外まで幅広くフォロー。ワールドカップは94年アメリカ大会から4回連続で現地取材した。中村俊輔らシドニー世代も10年以上見続けている。そして最近は「日本代表ウォッチャー」として練習から試合まで欠かさず取材している。著書に「U-22」(小学館)「初めてでも楽しめる欧州サッカーの旅」(NHK出版)ほか。

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