放射線技師　集まれ！!コミュの造影CTにおける造影理論について

今、CTに従事し、造影CTについて再度勉強中です。
参考資料は八町先生の『ＣＴ造影技術』です

さて、現在当院で行っている造影ＣＴは
ヨード量500mgI/kgで固定し、30秒注入になるように造影剤使用量（注入量ml）と注入圧（ml/s)を可変させて行っています。撮影は35sスタートです。
しかし、造影剤が300mgIで造影剤の総量が100～150mlまでしかないため
90kg以上は90ｋｇと同じでやっております

質問です
①造影理論的に、90kg↑のときは
・注入圧を変化させる
・撮影タイミングを変える
など工夫したほうがよろしいのでしょうか？

またその根拠はどのように考えたらいいのでしょうか？

②低体重40kg↓の患者様において
理論どおり造影剤を総量を減らし、注入圧も可変させていくほうがいいのでしょうか？
それとも注入圧だけ下げるほうがいいのでしょうか？
撮影タイミングを可変させるのがいいのでしょうか？

以上2つの質問についてご意見をいただけたらと思います。

体重によって可変させるのは
体重と体内の血液量は相関関係があり
血液によって造影剤が薄まるためということを資料で読みました。
②の低体重において検討しようと思ったのは、
ある程度の体重以下では臓器の重さは変わらないので造影剤の総量は変えないほうがいいという文献もあるようですが、はっきりとした文献が見つけられず、自信を持てなかったので質問いたしました。

コメント(3)

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[1] mixiユーザー 08月13日 00:43

この質問は腹部造影CTの事でしょうか？

[2] mixiユーザー 08月13日 07:06

>>[1] ですです
おもに動脈相についてです～

[3] mixiユーザー 08月15日 02:35

自分の場合ですが、

①極端に体の大きい方には、ヨード量を増やして撮影開始を少し遅くしています。
300mgI造影剤を150ml、もしくは350mgI造影剤を140mlに薄めて、
撮影開始も40～45secにしています。
造影剤が到達するのに距離もありますし、そのぶん拡散しやすいためです。
注入圧は変えてません。注入圧を上げると刺激も強くなりますし、
なにより血管外漏出が怖いためです。

②極端に体の小さい方は、造影剤量を減らして注入圧は少し下げています。
体重40kgなら80mlにして、注入圧は注入時間が30～35secになるように下げています。
撮影開始時間は変えません。
造影剤量が多いと造影コントラストが付き過ぎ、動脈相が「ギラギラ光って見える」ので見にくいと思います。
特に高齢で小さい方は、造影剤が肝静脈に逆流しやすく動脈相で読影の邪魔になります。

ほど良くコントラストを付けるには、変化を付けるべきでしょう。

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