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風雲児に、なる。コミュの無意識と創造

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 ただし、ここで書くのは脳生理学に関する内容を含みますが、脳についての研究は近年急激に進んでおり、少々古い知見を基にしていることを予めご容赦願います。

 また、人間の脳は複雑な構造をしており、各部の連結関係が微妙に働きを左右しておりますが、ここでは本題に関係する部分を、「右脳」、「左脳」、「海馬」で説明しようと思います。

 一般に右脳はイメージ記憶,ひらめき,芸術性,直感、空間認識などを、左脳は言語認識、計算・演算,論理,分析などを扱っていると言われています。海馬は右脳と左脳の部分(大脳新皮質)と間脳の間にあって、記憶の整理などを司っています(いろいろな機能がありますが、論題に対して)。

 面白いことに、右脳と左脳は、お互い競争しながら成長するため、幼少期までに片方の脳を失っても、もう一方の脳が機能を完全に補完して殆ど脳の働きとして問題なく成長します。しかし、青年期以降の脳が成長した後で一方の脳を失うと、その機能を完全に失ってしまうのです。

 つまり成長の過程で左脳を優先する環境に身を置いていますと、右脳は発達しません。特に日本では、教育の場でも小学校の低学年までを除く殆どの教育が左脳中心に行われています。

 しかし、右脳には計り知れないパワーがあるのです。右脳は先述のことを司っていますが、イメージ記憶の容量などは言語記憶とは桁違いに大きいことが証明されていますし、直感的に、かつ瞬時に善悪や是非などの評価も下します。

 しかしながら、殆どの人間が力を持て余している状態です。天才と言われるほどの人でも2割程度しか使っていないと言われています。毎日同じようなルーチンワークをしている人などは、恐らく数パーセントのオーダーではないでしょうか。

 創造はイメージか?言葉か?

イメージは右脳、言葉なら左脳が働いている状態だからです。


また、創造は素材(知識や情報、イメージ群など)の組み合わせなので、右脳に沢山の素材が蠢いている程組み合わさる可能性が増えるわけですし、しかも素材を暖めて組み合わせるまでの“培養期”は右脳が機能しているのです。

 右脳の効用ばかりを述べましたが、もちろん左脳も創造には重要な働きをしています。

 情報収集の段階はもちろん、アイデアを審判し、改善したり洗練させるのも左脳の役割です。と言うことは、創造には右脳と左脳がバランスよく機能する頭を育てる必要があるわけです。

 ところが先述のように現代の生活環境、職務環境、さらにはワークそのものが、左脳ばかり使っている人は、ここに大きな障害が出てしまうと考えます。

 しかも恐ろしいことに、ものの見方までも左脳で見てしまう癖が付いています。「脳の右側で考えろ」(エドワード?)と言う本を昔、読んだのですが、当に右脳でものを見て描くことを指南している本で、殆どの人が最初は左脳で見ていると書いていました。ついでですが、この本に「習慣が能力の発展を阻害している」と言う言葉がものすごく印象に残っています。

 と言うことは、創造性を高めるためには現代人、とりわけ日本人は、右脳を徹底的に強化する必要があるのではないかと思います。

 ところで、そろそろ本題の「無意識と創造」に話を繋げていきたいと思います。

 これまで右脳の役割を強調して書いてきましたが、実は右脳は意識と無意識に無関係に活動できるようです。いえ、むしろ役割によっては無意識のときほど優れている場合もあるようです。たとえば、素材を培養している時期は無意識の状態で進展する可能性があるのです。

 しかし、「無意識のときにひらめく」には、素材を入れ込む段階から、考えに考えて頭の中を動かしておく必要があり、重要なこととして、なにも意識しなかったことが忽然とひらめくことは無いのです。

 海馬にも少し触れておきます。

 海馬は、記憶を整理すると書きました。この部分、実は眠っているときに働きます。そのため、一夜漬けなどで記憶したことを定着させるためには少しでも寝ないといけないのです。

 関連しますが、無意識での培養にも、深く関わっているように思います。
 つまり、無意識の状態でイメージなどの記憶素材が培養されていくのですが、ここで海馬も関わって整理しているのではないかと考えるのです。すいません、これは私の仮説です(書かれた本を見かけないので)。いずれにしても、無意識の状態でも脳が活躍できる仕組みを備えているようです。

 先ほど寝ている状態に触れたので、夢について少し書きます。夢を見ている状態は、ある意味で無意識の代表的な状態です。そのため、夢を利用した創造活動も古くから利用されてきました。

 アインシュタインも夢を記録するために、ベッドの脇にメモ帳を置いていたそうですし、ビートルズのポール・マッカートニーは『イエスタディ』を夢の中で聴いたメロディを元に創ったと言われています。これをみても、無意識での創造活動ということの意味を感じます。

 まとめますと、創造に無意識は大きく関与していて、それは右脳の働きで説明できる。そして、そのときの状態は右脳が主役であり、右脳を鍛えなければ活躍できないこと。また、無意識の創造に到るまでの、情報集めと思考の努力が無意識での創造を生む。となります。

 思いのままにツラヅラ書いてしまったので、ちゃんとした整理した説明ができずに失礼しました。

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