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初期ネーデルラント絵画コミュのヨアヒム・パティニール (Patinir, Joachim) 1480年頃〜1524年

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1480年頃ディナンまたはブヴィーニュ生〜1524年アントワープ没

アントワープで活躍。世界風景画・ネーデルラント風景画の創始者。

最初はたぶんブリュージュに住み,他の画家の祭壇画や祈念画の風景を描いていたらしい。初期作品には, ヒエロニムス・ボッス「聖ヨハネ (ベルリン) 」とヘラルト・ダフィット「エジプト逃避途上の休息 (プラド美術館) 」の影響が認められる。

1515年 アントワープの画家組合に親方画家として登録される。
1520〜21年 ネーデルラントを訪れたデューラーと親交を結び,
    デューラーは彼の肖像素描を残す。デューラーは彼のことを「良き風
    景画家」と日記に期す。 

    クエンティン・マサイスなどの多くの画家たちと共同制作を行なう

1524年 アントワープ没。

特徴

パティニールの風景画は世界風景画(world landscape)と呼ばれ,
高い視点から見たパノラマ的な眺望,不自然なほど高い水平線,
風景を水平方向に平行な線により構成することを特徴とする。

前景に褐色あるいは黄褐色,中景に緑色,遠景に青色を用いる三色層によって
表現し,伝統的な空気遠近法を無視している。

塔のように聳える頂や異国風の奇岩を描き,遠景にまで綿密に描写された細部
に満ちた風景など奇異に満ちている。

代表作
「冥府の川を渡るカロン」,プラド美術館
「エジプト逃避途上の休息」,国立美術館,西ベルリン
「聖ニエロニムスの誘惑」,宗教・風景画,プラド美術館,マドリッド

参考文献
 「プラハ国立美術館蔵 ブリューゲルとネーデルラント風景画」展カタログ,国立西洋美術館,1990.
 Mirror of the Earth: The World Landscape in Sixteenth-Century Flemish Painting, Walter S. Gibson, 1989.
  http://www.amazon.co.jp/gp/product/0691040540/
 WikiPedia
  http://en.wikipedia.org/wiki/Joachim_Patinir

コメント(9)

マリアマグダレーナのエクスタシス
チューリッヒのクンストハウスにあるもので比較的
珍しいかとおもいます。部分拡大も付けました。
玲生さん,この絵は初めて見ます。ほとんど人が写っていないパティニールの絵は珍しいです。☆
データと出典を置いておきます。
L'extase de Saint Marie Magdelene
Kunsthaus, Collection Professor L. Ruzicka,
Zurich, 26x 36cm

REF:
Marice Pons, Andre Barret, Patenir ou L'Harmonie du Mond, Eobert Laffont, Paris,1981
 石川美子「青のパティニール 最初の風景画家」(みすず書房)を
読みました。2014年12月に出たばかりの本です。

 著者の石川美子(よしこ)という人はフランス文学が専門で
明治学院大学教授。ロラン・バルトの多くの訳書や「自伝の時間」という
ような著作がある。
フランスに長期滞在している際、プラドが2007年に行った
パティニール展のドキュメンタリー映画でこの画家を知った。
「青のパティニール」というこの本は、この画家の生い立ちや
「風景画」が欧州絵画の中で育っていく経緯を追い、
資料の乏しさを想像力で補い埋めていきます。
各地に残っているこの画家作と言われる作の真偽を自分の眼で探り、
パティニール研究の成果を多くの文献を網羅し紹介しています
(引用にはパティニールの絵の中に主人公が入るというシークリット・
ホイクの小説(1989)まで含まれる)。
文章は平易で分かりやすい。

「パティニールの作品には広々とした水域が描かれていることが
多いが、それらは海や湖や河口のように見えて、じつは川である。
彼のすべての絵に、かならず川が描かれている。パティニールは
川の画家でもあるのだ。」
 
 パティニールを単独で取り上げた(おそらく)日本で最初の本であり、
5000円という定価は薦めるのにためらいを覚えるが、巻頭の真筆と
される16点のカラー図版はありがたいし、他にも多くの図版が
掲載されています。
>>[4]

パテニールの本がでていたとは、意外でした。
ご紹介ありがとうございます。

石川美子「青のパティニール 最初の風景画家」(みすず書房)

で、最初にでてくる「パテニールの映画」
というのを  YOUTUBEでみることができるようです。


Documental: Patinir
https://www.youtube.com/watch?v=QPtz8CT4cGU

また、カロンの船の 美しい紹介映画もありました。しかし、この解説者の Pilar Silva Marotoおばさんは、なんか東洋系のようないい顔してますね。なんとなく好きになりました。
Obras comentadas: "El paso de la laguna Estigia", Joachim Patinir, (1520 - 1524)
https://www.youtube.com/watch?v=PrYHhCMqV_8
訂正::

Documental: Patinir
https://www.youtube.com/watch?v=QPtz8CT4cGU

これは、映画の一部、エッセンス、準備動画のようですね。

実際に著者がルーブルでみたのは50分のもので、

Patinir, the Invention of Landscape
http://www.louvre.fr/12h30patinir-invention-landscape

というものみたいです。まあ、映画でも同じ動画を使ったでしょうから、いいのでは??

ルーブルで、こういう学術映画みるのに6.5ユーロか、高いような安いような、、
日本の東博だたtら、もっと安いか無料かもしれませんね。

石川美子「青のパティニール 最初の風景画家」(みすず書房)

図書館で借りて読みましたが、 かなりいい本ですね。

あら探し しても、なかなかみつかりません。
おまけに、英語 フランス語などの文献で、私と同じものを読んでいるのが明らかで、
これは、ひょっとしてタワリシチじゃないのかな?と親近感を覚えました。

また、女性半身像の画家のことをこのコミュニティの「マスターたち」というトピックでとりあげましたが、

パテニールの弟子のカレル アレルツでは?という推測は刺激的ですね。そうすると、あの女性たちのモデルはパテニールの娘たちなのか?とか空想したくなります。





9月から渋谷  BUNKAMURAである「風景画の誕生」展で
ウィーンのKUNSTHISTORISCHEの
パテニール

聖カタリーナの殉教のある風景 が展示されます。
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/15_wien/index.html

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