香港映画脇役悪役列伝コミュの【男優列伝】アレックス･マン(萬梓良)

1957年7月25日生まれ。家庭の事情から養父母の元で育ち､香港のTV局ATVの俳優養成学校を卒業してすぐの77年頃より同局で俳優として活動を始め､多数のＴＶドラマに出演する。80年に入りTVBに移って順調にTVドラマ出演を重ねながら､親会社であるショウ･ブラザース制作の映画にも出演を始める。特にチェリー･チェン(鍾楚紅)と共演した『香港ラバーズ男と女』(83年､DVDのみ)での演技が高い評価を受け､香港電影金像獎と台湾ゴールデン･ホース賞双方から最優秀主演男優賞にノミネートされた。その後は当時台頭してきた"香港ニューウェーブ"の話題作に続々出演。シリアスからコメディー､主演から悪役まで高い演技力で幅広くこなす人気俳優のひとりとなる。日本では『愛と復讐の挽歌』(87年)の悪役で強烈なインパクトを残した。
90年代後半から90年代半ば以降映画やTV出演は大幅に減り､現在は糖尿病の療養に務めながら､散発的に映画出演を続けている。

＜主な出演作品＞
ザ･シークレット(79)、如来神拳カンフーウォーズ(82)、香港ラバーズ男と女(83)、唐朝エロティック･ストーリー、風の輝く朝に(84)、バイオニック忍者、孫文、男たちの絆(86)、愛と復讐の挽歌、愛と復讐の挽歌野望編、復讐の夜想曲、バイオレンス･ポリス九龍の獅子(87)、ルージュ、血と報復の掟、いますぐ抱きしめたい、狼の墓場(88)、群狼大戦、ミッシング･マン(89)、リーサル･パンサー２、仁義なき抗争(90)、ゴッド･ギャンブラー４、ソルジャーオブマフィア(91)、カジノタイクーン、カジノタイクーンⅡ(92)、香港麻薬捜査官(95)、新･欲望の街古惑仔(こわくちゃい)Ⅳ～'97古惑仔(こわくちゃい)･最終章(97)、ゴッド･ギャンブラーラスベガス大作戦(99)、狼たちの伝説(2000)、李小龍マイ･ブラザー(2010)